わたしの住む地域では、数年前からゴミの処分方法が変わりました。庭木の伐採・剪定後の枝など、それまでは庭の隅っこで燃やしていましたが、家庭でのゴミの焼却が禁止となり、燃えるゴミとして収集日に出すことになったのです。
ベニカナメの生け垣の剪定で出た枝は、もちろんこの方法で出しました。枝は指定通りのサイズに切断して束ね、小枝や葉はゴミ袋に入れるという方法です。ところがこれにはとんでもない時間と労力が必要なのでした。
そこで今回購入したのが『ニシガキ工業 粉砕プロDX(N-813DX)』という粉砕機(一般にはガーデンシュレッダーやチッパーなどと呼ばれているようです)です。
このタイプはモーター駆動式で、回転する円盤の2カ所に取り付けられた刃で、『小枝・草・花・板』などをスライスしていまう仕掛けなのです。先日、アメリカシロヒトリが発生したために伐採したプルーンの枝の処分や、今回剪定したモッコウバラの徒長枝などの処分にさっそく使用してみました。
この“粉砕機”はやわらかい生木の処分が前提のようで、庭に山積みにしてあったプルーンの枝は、この長雨のために乾燥せずにあったためかろうじてセーフでした。試しに枯れ枝などを入れてみるとやはり大分負荷に違いがありました。その音も一段と大きくて刃こぼれするんじゃないかと思ったほどでした。
投入口から入れた枝が自動的に回転刃へ運ばれるような仕掛けは何もないので、枝を押し込んでやる必要があります。それに家庭用のモーター駆動のものですから、一度に投入出来る量にも限界があります。あまり欲張って多く入れすぎると、負荷がかかって刃の回転が止まってしまったり、刃に木片が詰まってしまいカバーを空けて取り除かなければならなかったりと、かえって面倒なことになってしまいます。ですから刃の回転音から負荷の度合いを判断して、適量を入れてやるようにしないとかえって時間がかかってしまいます。
出てきたチップは畑や花壇に入れてもいいでしょうし、ゴミとして袋に入れて出してもOKでしょう。例えば今回のモッコウバラ30cm×2mの束の処理時間は約10分で、粉砕後には約25~30リットルぐらいになってしまいます。ただし、処分できる枝の太さは30mmまで、35mm処分用の専用投入口もあるのですが、過負荷になりやすく、30mm以上の枝は指定サイズにカットして束ねて出すようにしたほうがいいようです。
上の写真はプルーンの枝を処理したものです。プルーンをはじめ梅の種類の木は相当堅い方の部類になるのだと思いますが、刃こぼれ一つせづに処分すること出来ました。しかも想像以上に細かなチップなんです。これなら本当に花壇や庭に入れても良さそうです。ただし、枝というのはその形も様々で投入口に入れるためには枝をハサミなどで切る必要があったりと、思っていたより手間がかかることもあるようです。
しかしながら、その時間と手間がかかったとしても、以前のように規定のサイズに切断して束ねたり、ゴミ袋に詰めて何袋もゴミ収集場まで運んだりという手間を思えば、その労力も時間も数分の一で済みます。わたしの独断と偏見で総合的な点数を付ければ“70点”というところでしょうか。ただ、この“粉砕機”で『楽』を知ってしまった今となっては、もう昔の処分方法には戻れそうもありませんけれど・・・。
今もジャバジャバと音を立てながら土砂降りの雨が降っています。こうして雨の中、わたしの今年の夏休みも終わってしまうのでしょうか。
【実際に使用してみて分かったこと】
使い初めで刃の切れ味がいいときは、太さ3センチぐらいの固い枝もなんとかOKでしたが、これは刃の寿命を短くしてしまいます。そして切れ味の悪い刃を使用していると、柔らかい小枝や葉の繊維も切断出来なくなって、頻繁に詰まりが発生してしまいます。
今回購入した機械は回転する刃が2枚だけなので、短い葉のついた小枝や新しい柔らかな枝先などが取り込まれず、手で押したり押し込み板を使うことが極端に多くなって効率が悪くなってしまいます。他社のものには回転する刃の他に、小枝や葉を取り込んで粉砕する“V刃”が付いているものもあるようです。今はそちらの使用感がとても気になります。
いずれにしても、肝心なのは刃の切れ味です。使えば使うほど押し込んでやることが多くなったり、詰まりが発生してその都度機械を止めて取り除くということになって、どんどん効率は落ちてしまいます。使い始めの評価“70点”は切れ味と供に“60点”“50点”と、どんどん低下してしまいます。今回わたしは一度に大量に処分をしたので、ワンシーズンで最初の刃も替え刃も使ってしまい、刃の寿命がイマイチだと感じましたが、処分する枝が少しだけの場合には、刃の汚れを取り除いて保管しておけば何シーズンも使用出来るのかもしれません。
そしてこの機械限りのことだと思いますが、回転する刃が届かない死点が存在していて、一旦そこに枝や葉が挟まってくると、それが引き金になって結局詰まりが発生して機械を止めて取り除かなくてはならなくなってしまいました。この点においても他社の使用感がとても気になるところです。
特に、今回わたしが購入した回転ディスク方式とは異なるギア式なるものは、『ギア式の粉砕方式は回転刃タイプに比べて静粛性も高く・・・』ということなので、次回はこの方式で検討してみようかなと考えています。
わたしが使用した機械に限っては、まだまだ改良と研究の余地があるような気がいたします。そして気持ちよく使い続けるには、何と言っても常に切れ味の良い刃に交換することが肝心です。楽をするにはお金がかかりますね。
「それじゃ機械を使うのを止めたら?」って、そんな声も聞こえてきそうですが、一度楽を知ってしまうと戻れないのが人間です。次のシーズンも替え刃を購入してこの機械を使うか、別な機械を購入してみるか大いに迷っているところではあるのです。どなたか“いいガーデンシュレッダー”を教えていただけたらうれしく思います。
★2009.6月、新しいガーデンシュレッダー『ギア式』を購入いたしました。
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昨夜の天気予報では30%の降水確率だったのに、
起きてみるとかなり強い雨が降っていて…orz
仕方が無いので24Hテレビをつけながら、ネットでブログ回遊中です。
「秋の長雨」いつもは9月になってから降り始めるのに
今年は早いですね。
残暑で悩まされるのも困りモノですが、雨降りよりは
いくらかマシですね。
夏休みが雨降りで終わっちゃうのは残念ですが、
骨休みが出来たと思うことにしては如何でしょう?
気持ち次第でだいぶ変わると思いますよ~。
“あんぜんぐつさん”のおっしゃるように、のんびりと骨休みが出来たと思うことにします。DVDを観たり、音楽を聴いたり、本を読んだり、自転車と離れて暮らしてみるのも、自転車の良さを再認識できていいかもしれませんね。
おりしもわたしの休暇に合わせて、一番うえの娘が帰って来ていますので、付き合ってやって(もらって?)いました。おかげで体重が増えています。ハハハ
入り口と出口で形状が大きく変るこの手のマシンに何故か惹かれます。
このチッパーは粉砕粒度とかは変えられないんですか?燻製用のチップなんかを作れたら面白そうだな、なんて思うのですが、そもそも素材を探すのに苦労しそうですかね。
折角の夏休みが全国的な天候不順になってしまって残念ですね。でも日本海側なら少しはマシかもしれませんよ。
でも写真のようにかなり細かくスライスされますので、スモークチップに打ってつけかと思います。
今日も朝から激しい雨が降ったり止んだり、そして今は晴れ間がのぞいたり・・・。天気予報の“晴れマーク”はまたまた先送りになって、とうとう休暇中に“晴れマーク”が無くなってしまいました。
しかしながら、この天気が各地で大きな被害を出しているにもかかわらず、とりあえず無事に済んでいるだけありがたいと思って、自転車のことは諦める事にしました。
夏休み中に、あいにくの雨続きですね。
今朝は、雨が降っていましたが、奉仕作業でした。
午後から天気が良かったので、ソフト練習しました。
裏磐梯ヒルクライムも、完走できるようにがんばります。
その感想をブログに載せますね。
ENDLESS HIDE
kojiさんの夏休みが悪天候とかさなっちゃって残念でしたね。 なかなか思うようにはゆかないものです(^_^;)。
ヒルクライムまで1週間になりましたね。とにかく楽しんできてくださいね。それが一番です。
剪定枝の処分にはほとほと手を焼いていましたので、購入して損は無かったと思っています。
便利な道具は無数にあって、欲しいとなればキリがないですが、先立つ物にはおのずと限界がありますよね。