(2013.12.2 みちのく自転車道、田んぼの中のクネクネ道:須賀川市)
大分寒くなってきましたが、きょうは“みちのく自転車道”を走ってみようと思いました。
みちのく自転車道は、ところどころに路面の痛みが相当ひどいところがあるので、きょうは“みちのく仕様”の“P君”をお伴に選び、午前10時18分に出発いたしました。
天気予報では晴れマークもあったというのに、雨がパラパラ落ちてきたりしているんです。
それでも阿武隈橋から北の福島方面をみれば阿武隈川の水面には青空が映ったりしているんです。
ところが南側の郡山方面はというと、ご覧のように陰鬱な空が地表を覆い尽くしているんです。
セイタカアワダチソウも、黄色い花からすっかり綿毛のようになってしまいました。
午前10時40分、前方に“みちのく自転車道”のスタート地点、小和滝橋が見えてきました。
「“みちのく自転車道”なんて知らない」
そのような方のために、きょうはさらりと“みちのく自転車道”のおさらいをしてみましょう。
小和滝橋西側のたもとには上のような案内板が出ています。“みちのく自転車道”は起点:乙字ケ滝から阿武隈川の流れとともに終点:小和滝まで下る全長30キロの自転車道です。今回は“みちのく自転車道”の終点側から起点側へ向かっての走行です。
★阿武隈川平成の大改修以来、“みちのく自転車道”は、ところどころで寸断されたままとなっています。堤防などの改修工事や“みちのく自転車道”自体の補修工事も実施されていて、一部通行できないカ所も存在しています。これは、2013.12.2現在において、一部一般道を経由するなどして走行可能な“みちのく自転車道”全ルートです。
案内板の通り、小和滝橋の西側たもとにある交差点を左折すると“みちのく自転車道”の標識が顔を出します。
ここから“みちのく自転車道”は阿武隈川沿いの堤防を走ることになります。
どんどん道なりに進みます。“みちのく自転車道”は橋のあるところは全て下をくぐり抜けるように設計されています。
みちのく自転車道スタートから4.5キロ付近、郡山市街地が見えてきました。
5.5キロの定点観測地点、逢瀬川にかかる横塚橋から郡山市街地をパチリ。
7キロ地点の安原橋、工事中でダンプの出入りはありますが、交通誘導員の方がおられて自転車道で橋の下を進むことができました。
10キロ付近の金山橋(国道49号線)を過ぎたところで、石を入れた大きな網の袋が並べられていました。
こんなふうにバックホー(ユンボ)で運んできては並べていくのです。
自転車で回れ右をして、網の袋に石を詰め込む作業を見ました。容器の中で網を広げ、いっぱいになったところで口を結んでバックホーで吊り上げるのです。この丈夫な網の材質はいったい何なんでしょうね。
工期は【H25.11.25~H26.1.31】予定ですが、終わり次第、ここから北側が次の工事区間になるとのこと。
郡山市街地を右手に見ながら進むこと12.5キロ、ここで“みちのく自転車道”は通行止め。ここから先は現在自転車道の舗装補修工事をしているのだそうです。荒れた道がこうして少しずつ改修されるのはうれしいことです。ここからは自転車道と並行して走る県道355号線(須賀川~二本松線)を走ります。
1.5キロ先の東北新幹線の下をくぐり・・・
最初の信号機のある交差点を左折します。
すると“みちのく自転車道”中間地点の看板があり、そのまま道なりに進んで水色の御代田橋を阿武隈川の東側へと渡ります。
御代田橋を渡り切ってからすぐのところに、“みちのく自転車道”への案内板があるのでそこを右折します。
左が一般道、右が“みちのく自転車道”です。どちらを通っても行くことができますが、お薦めはやはり右側の自転車道です。
林の中、落ち葉いっぱいの道を走ります。これぞ“みちのく自転車道”の醍醐味です。
案内板のあるところは案内板に従って・・・。
そうそう、ここで水神様の大もみじを見に行きました。きょうこうして“みちのく自転車道”に出掛けてきたのは、大もみじの紅葉が見たかったのです。しかし、ご覧のように時すでに遅く、ほとんど落ち葉となっていたのでありました。
気を取り直して、ここの林で“ツルリンドウ”の実を探しました。ようやくこれだけ見つけることが出来ました。
いよいよ須賀川に入り、スタートから18キロ、田んぼの中のクネクネ道を進みます。
クネクネ道の出口です。ここからは少しの間一般道を走ります。
“みちのく自転車道”はここを左折します。右は下江持橋を渡って須賀川駅方面へ行く道です。
左折してすぐ、右の未舗装の川沿いの道へ進みます。だいじょうぶ、その先はちゃんと舗装になっています。あとは阿武隈川東岸の自転車道をどこまでも進んでください。
スタートから23キロ、“みちのく自転車道”通行止めの標識が出現します。以前はここを直進していたのですが、もう大分前から通行できなくなっています。ここを左折して坂を駆け上がります。
駆け上がるとこんな風になっています。ここで橋を渡らずに“みちのく自転車道”の看板の方向へ左折します。
阿武隈川の東岸を道なりに進んでいくと、道は川から離れようとします。そこで、ここからは右側の急坂を上って新しく出来た川沿いの堤防道路を走ります。
川沿いの堤防道路を進むと、県道138号線小作田橋のたもとに出ますから、そこはそのまま横断して進みます。するとまたしても“みちのく自転車道”通行止めの看板が現れます。以前の自転車道はここを直進していたのです。今は道なりでOKです。
正面の道路は県道63号線、ふくしま空港へと続く道路です。直進して階段を上ったりしないでください。おとなしくガード下を通ります。
ここから乙字ケ滝は目と鼻の先。おおよそ自転車道とは思えない道を走ります。これも、わたしが“みちのく自転車道”の大好きなところなのです。
このカーブを曲がれば、そこから先は玉川村です。
みちのく自転車道の全行程30キロを走り、午後1時8分、きょうの乙字ケ滝に到着。
そしてこれが滝見不動。
「みちのく自転車道:乙字ケ滝」なんだか随分久々のような気がします。いつもは伊王野に行くときに片道だけ使ったりしているだけですからね。乙字ケ滝往復80キロ、伊王野はこの倍以上・・・なんだか考えただけでイヤになってきます。ハハハ
おっと、まだ“みちのく自転車道”完結していませんでした。ここは“みちのく自転車道”の始点ですから、もちろん案内板があります。
ここから“みちのく自転車道”が始まるよという看板です。これで一応完結です。
ここにあった見事なほどの赤い実だけの木。ウメモドキ?
これもオマケです。赤い欄干の乙字橋。
さあ、帰り道です。
ここにきてようやく青空が覘きました。一時はヘルメットから雨滴が落ち、濡れた手袋は冷え切って指がちぎれそうでした。何度引き返そうかと思ったか知れませんが、こうして走り抜けてきた方が濡れる量は少なくて済んだのかも知れません。
午後3時12分、スタートの小和滝橋へとお戻って来ました。“みちのく自転車道”はだいぶ年老いてきて、補修が傷みに追いつかない状態です。ですからロードバイクで気持ち良くという訳にはまいりません。“みちのく自転車道”にはMTBが一番似合っているような気がします。きょうのお伴、フルサスの“P君”はMTBではありませんが、やっぱり最高でした。
午後3時33分、阿武隈橋から暮れゆく須賀川方面を写しました。ここから我が家までは3キロといったところ。さあ、あったかい風呂に入ろう。
本日の走行距離86.47 走行時間4:26 平均速度19.5 最高速度41.0
タイトルはスミマセン。でも,こんなに楽しんでいるのに,やっぱりkojiさんはウソつきだと思います。イイ意味で。
あぁあ。陰鬱な米沢の冬と比べて,明るい中通りはいいなぁ。
2007年に作成した“みちのく自転車道”ルート図にアクセスがあるようなので、それじゃ古すぎて申し訳ないと思い、最新板を掲載したわけです。
“みちのく自転車道”は4時間で行ってこれますが、伊王野は一日がかりになってしまいます。だんだん疲れが残ってしまうようになってきたんですよ。まあ、ホントは楽しんでいるんですけれどね。ハハハ
これから長い長い米沢の冬、どうぞ中通りにいらしてください。
川の右岸、左岸は、上流から下流に、川の流れる方向に向かって右、左で呼びますので、この場合左岸では無く右岸が正しい呼び方になりますね!
私も、昔渓流釣りをやっていた頃、常に下流から上流に向かって釣り登るので、上流に向かって左を左岸と呼んでしまい、この癖を直すのに苦労した覚えがありました。
阿武隈川は南北に流れているので、東岸・西岸という表現の方が分かりやすいでしょうね。
ご指摘ほんとうにありがとうございました。
指が千切れそうな寒さの中を、ご苦労様でした。
夕べは今季初のフルマスクでのナイトランでしたが、やっぱりこれは最高でした。ただ、人目のある日中は、年をとったとはいえ、なんだか少し気恥ずかしいです。
金属系やグラスファイバー系じゃないんですね
https://www.kyowa-inc.co.jp/product/civilengineering/ecogreen.html
再生ポリエステルラッセル網、どうりで現場で作業されていた方が扱っているのを見ると、軽くて柔らかそうで、とても鋼製のネットには見えなかったのです。ただビニルやナイロン系では大きな玉石をあんなに詰めたら、破けてしまうだろうと思って見ていました。ポリエステルのネットなのに、すごく丈夫なんですね。驚きました。
これで今晩からスッキリして熟睡できそうです。いつも本当にありがとうございます。