クリスマス・イブ・ナイトラン

（２００８．１２．２４　ナイトランの途中で出会ったイルミネーション）

今夜はクリスマス・イブ。サンタクロースを本気で待つような子どもが一人もいなくなってしまった我が家は、丸いクリスマスケーキを囲むでもなく、日頃の“ワイフ君”に感謝してというわけでもないのですが、後かたづけのいらない外食に決めました。

その結果、ただでさえエンゲル係数の高い我が家が、また一段とその数値をアップしてしまったことは言うにおよびません。しかしながら、たまの外食となると思わず“肉”にかぶりついてしまうのは、潜在的な野性によるものなのでしょうか。ハハハ

『ようやくコンビニ経営にこぎ着けた彼。今夜は、幼く可愛い愛娘とのクリスマス・イブを楽しみにしていました。お客様から予約を戴いたクリスマスケーキも、あと一つ引き替えを済ますのみとなりました。クリスマス・イブの今夜は、みなさん我が家で楽しんでおられるようで、新しいお店にもお客様はとぎれがち。片づけと掃除も済ませて、家族と無事クリスマスを楽しめそうです。

ところがです。クリスマスケーキをご予約戴いている最後のお一方が、なかなか引き替えにお見えにならないのです。新しいお店にとっては大切なお客様、閉店時間は過ぎても、帰るわけにもいきません。彼の脳裏には、父親の帰りを今や遅しと待つ、幼く可愛いい愛娘のすがたが浮かんでは消えます。

そして閉店時間を大きく回ったとき「申し訳ありません！すっかり遅くなってしまって・・・」最後のお客様がクリスマスケーキを受け取りに来てくれました。仕事が長引いて、すっかり遅くなってしまったこのお母さんにも、自分と同じように、首を長くして帰りを待つ子ども達がいるのでしょう。

大事なお客様にクリスマスケーキを渡して、全ての仕事を終え、急いで自宅に向かいます。ようやく楽しみにしていた我が家のクリスマス。ところが、彼が帰宅して目にしたのは、眠い目をこすって、お父さんの帰りをひたすら待っていた幼い娘が、とうとう我慢しきれずに、そのまま寝入ってしまった姿でした・・・』

なんていう内容だったと思うけど、テレビで見ました。ちょうど去年のいまごろだったでしょうか。そしてその時、絶対コンビニの店長にはならないって、勝手に決心しました。クリスマスというと、この切ないテレビ放送が思い出されるのです。

“肉”を食らった野獣は、その身体能力を維持するために、フルマスクを被って、今夜もひたすら漕いできたのでした。『風速２Ｍ、気温５℃』、子ども達には「サンタの格好をして走ってきて！」と言われた、本日の走行距離３７．６８　走行時間１：３９　平均速度２２．７　最高速度４４．４・・・。