休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

South of the border(みちのく自転車道、県境越え編:その1)

2008年07月06日 | 自転車
(2008.7.5 白河の関への途中、Border9kmの標識)

近頃の天気予報は少し目を離すとコロッと変わっていたりするんです。土曜のきょうは“雨無し、風無し”の絶好の自転車日和になりそうです。本当は、明るくなると同時に出発しようと目論んでいたのですが、あれこれして遊んでいるうちに午前3時を回ってしまいました。きょうは長距離を走る予定なので、出発を少しぐらい遅らせても、とにかく睡眠をとって備えようと思い床につきました。

目が覚めたのは午前6時少し前。これは少し寝過ごしたかも!とにかく急いで身支度をして、午前6時半頃家人の寝静まるわが家を後にしました。きょうは県境を越えてみるつもりなので、本当は少しでも早く出発したかったのです。



早朝独特の薄く靄のかかったような視界。午前7時22分、みちのく自転車道にはライダーさんの姿がちらほら。



この時期、いたるところに咲いているタチアオイが真夏を思わせます。きょうもいい天気になりそうです。



午前7時57分、須賀川市内の阿武隈川にかかる江持橋(えもちばし)を通過。この微妙な橋のうねりがなんとも言えませんねえ。と、変なところに感心して写真を撮ってしまいました。決して橋をこちらへ渡ってくる女性を撮りたかったのではありません。



浜尾遊水地を過ぎ、小作田橋手前の果樹園では農薬散布のスーパーカーが大活躍。桃にはすでに袋が掛けられていました。



午前8時30分、これがきょうの乙字ケ滝。



乙字ケ滝のベンチで小和滝のセブンイレブンで仕入れてきたおにぎりを食べました。残りの1個を背中のポケットに入れて白河へ向け出発です。



午前8時58分、矢吹町三神郵便局前を通過。きょうは、こないだと少しコースを変えて県道283号線を走ってみようと思います。



途中で『あぶくま高原道路』の上を通過しました。休日だっていうのに『あぶくま高原道路』を走る車はほとんど無いのです。大丈夫なのでしょうかね。せっかくだから、一日ぐらい車両通行止めにして、自転車のイベントなどをしたほうが喜ばれるような気がしますよね。



午前9時53分、白河市の『住友ゴム白河工場』前を通過。なんだか前近代的な設備はアニメ映画『スチームボーイ』を連想させます。

きょうは、ここから南湖公園に寄らずに、真っ直ぐ白河の関を目指します。




突然道路脇に現れた大きな水車。『ひとめぼれ水車』と名付けられたその水車は、なんと直径が3.3m、よく見ると水車の形は自転車のホイールのようでした。説明書きがあり、多少言葉遣いに不安要素はあるものの、その心はしっかりと伝わってきました。



ホラ!きょうはGPS付きではないですが、“ナビ”をハンドルに付けてきました。しかも手書きです。ハハハ
県境から先の周辺地図を印刷しようとしたのですが、プリンターが反旗を翻して、どうしてもいうことをききたくないというのです。
「そんなら、紙とペンと時間さえあれば、もうお前なんていらないんだ。後はどうなっても知らないぞ!」
と脅してやったという訳なんです。まあ、そんな脅しが利くほど心が通じないところがイヤな野郎なんですけどね。




午前10時33分、再びの『白河の関』に到着。おとなりの『白河関の森公園』へと向かいます。入り口から南側には天文台が有ります。個人所有のものなのでしょうか。




芭蕉と曾良は、いつもと変わらぬ姿でそこにありました。その足下の「カシワバアジサイ」という珍しいアジサイは今が満開でした。そういえば、ここ『白河関の森公園』では、“あじさい祭り”みたいなイベントが、7月上旬から予定されているようなのです。今回もアジサイが満開なのを期待して来たのですが、残念ながら今年は害虫の影響らしくて、いつものような見事な花が見れませんでした。




ビジュアルハウスに入ってみましたが、肝心の施設が“調整中”とのことでした。ホールには白河の関で詠んだ曾良の句もガラス工芸となって飾られていました。




敷地内の古民家展示場に足を進めると、曾良の句「卯の花を かざしに関の晴着かな」の卯の花がまだ咲き残っていました。(この曾良の句は“TOSSYさん”に教えていただきました。)




中はヒンヤリ、外はムンムンの草いきれ。



『白河関の森公園』の仕上げは何と言っても、ソフトクリーム。すっかり遊んでしまいました。午前11時24分、県境にむけて再び走り始めます。天気は大快晴!これは暑くて死にそうになるかもしれません。

(後編につづく)


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