(スペースタワー・コスモハウスのH-IIロケットの実物大レプリカ:宮城県角田市 大きい画像)
12月16日、曇り空のパッとしない日でしたが、“ワイフ君”といっしょにドライブに出かけました。
福島市から保原・梁川を経て、いま阿武隈川沿いの国道349号線を進んでいます。
目指しているのは宮城県の角田市(かくだし)。
阿武隈川の景観を楽しみながら、ところどころで狭くなったり工事中だったりする川沿いのクネクネ道を進みます。
そういえば、この噴水には見覚えがあります。と言っても、実際に見たわけではなくてテレビだったと思います。これは“弘法の噴水”と呼ばれる自然の落差を利用した噴水とのことです。
いよいよ、きょうの目的地のひとつ『スペースタワー・コスモハウス』に近づいてきました。
角田市の台山公園の一角にそれはありました。全長50mといわれるH-IIロケットですから、その大きさには圧倒されます。おりしも本日からイルミネーションされるということで、その設置作業がさかんに行われていました。
うう、でかいっ!
それでは入場料をお支払いして見学していきましょう。
まずは、コスモハウス館内の展示室へ。
ドンと中央に出てきたのはボイジャーのレプリカ。
ロケットのミニチュア。
H-IIロケット第2段用エンジン「LE-5A」。
ここには『下町ロケット』ならぬJAXA角田宇宙センターの技術が・・・。
売店では、ここでしか手に入らないお土産グッズや宇宙食なども販売されていました。
それでは、スペースタワーへ行ってみましょう。
「お二人で記念撮影をどうぞ。お写真お撮りしますよ」と、イルミネーションの飾りつけをしていた女性係員のかたがおっしゃってくださいましたが、遠慮してエレベータにで最上階へ行くことにしました。
スペースタワー最上階から見下ろしたH-IIロケット。先ほどの係りの方は「H-IIロケットはオレンジ色ですが、“ふるさと創生事業”でこのロケットを建てたときには、まだ実際のロケットはお目見えしていなかったので白になっているんです」とおっしゃっていました。
次の目的地へ向かう途中、市内の河川の水門にはH-IIロケットと惑星が・・・。
“宇宙航空研究開発機構(JAXA) 角田宇宙センター”に到着しました。広い敷地の入り口で守衛さんから住所・氏名、車両ナンバーの記入を求められ、胸に貼る“VISITOR”というシールを渡されました。一般人になりすました産業スパイがいるかもしれませんからね。ハハハ
さあ、ではさっそく入ってみましょう。
日本の主なロケットのカットモデル。
ここの見学は無料で、ほかに大型プロジェクターのある視聴覚室でロケットの打ち上げの映像なども鑑賞しました。
ロケットエンジンなどの部品が展示されているコーナーには、ロケットエンジンの燃焼のしくみが視覚的にわかる教材なども設置されていて勉強になりました。
そして、ここにあるノズルスカートや部品が壊れているのが分かるでしょうか。
これらは、1999年11月15日の打ち上げで失敗したH-IIロケット8号機のもので、水深3,000mの海底から回収されたものだということです。『その失敗を忘れず、原点に戻り真摯にかつ謙虚な姿勢で技術研究・開発に臨み・・・自身への教訓の意味も込めて』展示しているのだそうです。うーん、自分の常日頃の姿勢の反省材料として、きょうはここに一番感動したかな。
屋外にもこのような展示がしてあります。
これは第2段燃料タンク。
こうしてみると、驚くほどおっきいんだよね。ロケットエンジンの燃焼室で発生した3,000度のガスは、ノズルスカートの中で急激に膨張し、秒速4,300mというとてつもない速さで噴き出すのだそうです。ロケットが地球の重力と空気抵抗に打ち勝って宇宙へと向かうためには、これほどのエネルギーが必要だということにはまったくもって驚きました。
屋外のロケットの彼方はすでに夕空。さあ、急いで帰らなくっちゃ!
★おとなりの宮城県、その角田市(かくだし)にJAXAの宇宙センターがあるとは知りませんでした。1965年、ロケットの実験を行うための適地調査が行われ、角田市の旧第一海軍火薬廠(しょう)跡が選定されたとのことです。ロケットエンジンの試験施設として50年、去る12月12日には宇宙飛行士山崎直子さんの記念講演もあったそうです。
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あ,いや,ずっと昔に行ったこともあるかも。^^;
今度行って見ます。^^;
一方、コスモハウスの実物大H-IIロケットにはその大きさに驚きました。実際の打ち上げに立ち会えたら、それはそれは凄い迫力だと思えました。あれが宇宙へ上がるんですからね。
“ケンヂさん”のところからだと150キロ、ぜひどうぞ。だけど栗子峠越しがあるからちと辛いですかね・・・。