休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

アオダモ(マルバアオダモ)

2017年04月27日 | plants

(2002.4.27 マルバアオダモの白い花)

わたしがアオダモの白い花と初めて出会ったのは2002年のこと。残雪の安達太良山の写真を撮ろうとして山道を車で走っていた時でした。



道路脇からハッとするほど見事な純白のフサフサの花が目に飛び込んできたのです。そのとき受けた衝撃と感動は今なお忘れられません。



沢山の写真を撮ってきたのだけれど、その木の名前が分からないのです。そこで樹木鑑定サイト『このきなんのき』に投稿しました。そしてそのとき、この木の名前を決して忘れないようにと、いきさつを後日のために写真に直接記入しておきました。

そして、時は過ぎ去り・・・



2013年5月25日、御霊櫃(ごれいびつ)峠への道を猪苗代湖側から自転車でエッチラオッチラと上っていたときでした。目の前の道路に覆い被さるようにして、またもやその木がありました。



しかし、その後何度か見ているアオダモの純白の花とはあきらかに違うのです。見事なまでのフサフサの花は、あのときのアオダモとよく似ていますが色がくすんでいるのです。ネットで調べるとアオダモとは雌雄異株で雄花と雌花(両性花)を別株につけるということが分かりました。



そして同じ年の6月23日、再び猪苗代湖から郡山市側に向かって御霊櫃峠をヨタヨタ走っているとき例のアオダモを見てみました。
「おおっ、ピンクだ!」



これにはまたまた感動しました。これはやはりアオダモの雌株で、綺麗なピンクの葉っぱのようなものは、モミジなどでもみられる翼果と呼ばれるものでしょう。

そしてまた時は過ぎて・・・

つい先日『ミモザの花咲く庭から』という植物に詳しい馴染みのブログで“コバノトネリコ”という樹木が紹介されていたのです。わたしの知っているアオダモとよく似ていて、『わたしはアオダモの白い花がたまらなく好きです』とコメントしました。そしたら、“mimozaさん”からコバノトネリコはアオダモの別名だと教えていただきました。

【アオダモ(青梻)】モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。雌雄異株。別名:コバノトネリコ、アオダゴ。バットの材料として用いられる。



わたしが2002年と2013年に出会ったアオダモは、“このきなんのき所長”さんによれば葉っぱにギザギザのない【マルバアオダモ】(別名、ホソバアオダモ、トサトネリコ、コガネアオダモ、コガネヤチダモ)という樹木だったようです。雄の木は純白の花が綺麗、雌の木はピンクの翼果が綺麗。いろいろなことが分かってくると、この木がますます好きになりました。“mimozaさん”のところのように、庭に1本欲しいところです。



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アオダモの木 (玉井人ひろた)
2017-04-27 19:43:37
これがアオダモの木と花ですか。名前はよく知っていますが、視るのは初めてです
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“玉井人ひろたさん” (koji)
2017-04-27 22:11:40
初めて見たときは、とても珍しい物に出会ったように感じましたが、一旦気づき出すと、いままでどこを見ていたんだというほど見つかるのです。
自転車で走っているときなど、道ばたの山林などでよく見かけます。ただ、このとき見た花は本当に見事で、なかなかこういう立派な花には出くわすことができません。
今度は葉っぱにも良く注意して、ギザギザのあるアオダモにも出会ってみたいものです。
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樹木の名前は,.. (なでら男)
2017-04-28 05:28:17
全然覚えられずに困っています。自転車で走っていて,写真撮ったりして,何度か名前を明らかにするのですが,次に見ると,あ,あれなんだっけ?調べたよなぁ,..という具合です。
ここで紹介されているアオダモも見ているはずだと思うのですが,..。^^;
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“なでら男さん” (koji)
2017-04-28 06:43:52
わたしも覚えるのは苦手です。このアオダモだって、このとき気づくまでにも見ているはずだとは思うんですが、きっと何気なく見過ごしているんですね。咲いているのはちょうど今頃の季節です。
アオダモはバットの材料として利用されていて、イチローももちろん使用していたそうで、2004年に大リーグシーズン最多安打を記録したときもアオダモだったそうです。ところが、反発力の強い北海道のアオダモは使い切ってしまったそうで、長谷川晶一氏の著書「イチローのバットがなくなる日」が本当に来てしまったということのようです。野球界をあげてアオダモを未来に残そうと、植林などの活動しているそうですが、アオダモの成長は遅くバットとして使用出来る太さになるには60~70年もかかるのだそうです。おそろしい話です。
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Unknown (mimoza)
2017-04-28 10:30:57
あらら・・恥ずかしい~
そう詳しくないもので・・・

でもこの花は本当に素敵ですよね♫
是非、一本でも株立ちでも植えて楽しんで下さい。
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“mimozaさん” (koji)
2017-04-28 11:44:44
いえいえ、樹木から山野草までとても詳しくていらっしゃるので、とても勉強になります。
わたしが見たものは、どちらの木も葉っぱの縁にギザギザの無いマルバアオダモだったようです。
真っ白いフサフサの花が魅力タップリなんですよね。
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Unknown (macaron)
2017-05-13 10:51:26
kojiさん、こんにちは。
きのう、ヒトツバタゴの花をブログに綴っていたら
kojiさんの白いお花は何だったかな・・・と思いまして^^
数日前の記事にコメントすみません。
こうやって写真を見せていただくと全く違いますね。
葉っぱの形も。
“アオダモ”・・・ わたしもどこかで逢えますように。

『このきなんのき』の掲示板、教えてくださって
ありがとうございます♪
今日は朝からベランダでゴソゴソしてます(笑)
ちょっと一息つきたくて・・・ おじゃましました。

あ。。 mimozaさんのところにも、おじゃましまして
デジブックを見せていただいていたら、ついつい長居してしまって
一息ではなくなってしまったかもです^^
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“macaronさん” (koji)
2017-05-13 11:51:49
「このきなんのき」には、分からない樹木に出くわしたときに幾度かお世話になっています。
知識のある皆さんが、素早く回答を寄せてくださるのがとてもありがたく、自分の中で分からないままにしておかなくて済むところがとてもいいんです。
“macaronさん”のヒトツバタゴ(ナンジャモンジャの木)も「このきなんのき」に度々掲載されていました。わたしはまだ実物を見たことはありませんが、“macaronさん”の写真にはウットリするほど参ってしまいました。
きょうは朝からの雨。カラカラの庭には恵みの雨です。
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No title (近藤加代)
2019-05-18 09:11:20
昨日アオダモの木も見てきました。
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“近藤加代さん” (koji)
2019-05-18 10:40:15
ご訪問ありがとうございます。
アオダモはきっと花を付けているんでしょうね。
わたしは初めてアオダモの花を見たときから、この木にゾッコンなんです。
お庭のシンボルツリーにしておいでになる方もいらっしゃるみたいですが、残念ながらわが家の庭にそのスペースがありません。
山で出会っては、ただため息をついております・・・。
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