休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

先手必勝、みちのく自転車道

2007年06月02日 | みちのく自転車道

休日恒例の「みちのく自転車道(乙字ケ滝)」。
今朝は6時に出発。4時間をみて10時には帰れます。

早朝はやはり少し肌寒いですが、きょうも天気は良くなりそうで日中は暑くなりそうな気配です。早朝の自転車道は気持ちがいいです。みなさん早起きでジョギングなんかなさっている方もチラホラおいでです。それにしても自転車道の景観は毎週毎週来るたびに変化しています。道路わきのイネ科の植物は背丈がぐんぐん伸びてきて、ひどいところでは道幅が狭くなってしまうほどです。



先週はニセアカシアが満開で「房状の花は天ぷらにして食べられる」とのお話があったので採って帰ろうと思って来ました。



ところが、先週満開で写真に撮ったところはすっかり花が散ってしまっています。途中には花を付けている木もあったのですが、よく見ると一部が茶色く変色しているんです。道路の上は散った花がいっぱいです。真夏に異常発生したカゲロウが一夜で命を使い果たし、いたるところその死骸でいっぱいになることがありますが、ちょうどそんなふうに見えます。



ところがそんななかで、ひときは白く輝くような花が目に飛び込んできました。「エゴノキ」です。わたしたちはジシャガラなんて呼んでいましたが、このあとに薄緑のまあるい実がなります。それを川原の石で砕いて揉むとシャボンのように泡が出るんです。子供の頃、それで洗濯のまねごとをしたような記憶があります。



それにしても、こうしてエゴノキの一つ一つの花をじっくり見ますと、清楚でじつにいい花です。葉の濃い緑と純白の花の対比が見事です。庭木として植えられている方が少なくないのも頷けます。



他にはノアザミやムラサキツメクサなどが彩を添えています。こうしてクローズアップしてみますと細部までなるほど綺麗に出来ています。この造形にはたしかに神様の手がかかっているように思えてしまいます。



きょうコースをずっと見ていた中で、このムラサキツメクサだけが群を抜いて鮮やかで濃い色をしていました。一旦通り過ぎてから思わず引き返して写真に撮りました。

こうして道草ばっかりしていますから、当初の予定からだんだんかけ離れていってしまいます。2時間で乙字ケ滝を折り返しの予定でしたが、乙字ケ滝まではまだ10キロも残っているのに8時を大きく回ってしまいました。



堤防の土手には「ヘラオオバコ」が穏やかな風に揺れています。ソンブレロをかぶったような姿がユーモラスです。夏らしい気持ちいい天気になりました。

河原のあちこちには朝早くから釣りを楽しむ人達が大勢います。ここ乙字ケ滝にも釣り人達がおりました。



これが今日の乙字ケ滝。結局到着は9時近くになってしまいました。小休止して帰路につきます。

帰りのコース、とあるお宅の庭から道路側へ飛び出していた、鮮やかなエンジ色の花をビッシリと付けた見事な木。枝ぶりや花の形は“タニウツギ”に大変似ています。タニウツギはピンクの花ですし、ハコネウツギは紅白の花だったような気がします。これはいったい何というのでしょう。今日見た中ではダントツに印象深い木です。





花もアップでみてください。ほらいいでしょう。通りすがりのお宅の庭には珍しい庭木や草花がいっぱい有ります。これも自転車道の醍醐味なんです。

いやいやまた道草を喰ってしまいました。帰りは急いで帰らなければ。
どんどん天気は良くなって、気温もぐんぐん上がってきているようです。ようやく自転車道に自転車がチラホラお見えになってきました。じつは今日、11時30分に歯医者の予約があるんです。ちょうど、一日の中間でどうしようか迷ったのですが、歯医者が終わってからでは遅すぎますし、それではということで朝一で「みちのく自転車道(乙字ケ滝)」へ来たと言う訳です。それにしても少しの間に行き交う自転車はどんどん増えてきて、みんな乙字ケ滝方面へ向かって通り過ぎます。みなさんこれから暑くて大変でしょうね。わたしはもう帰り道。暑くならないうちに帰れそうです。

先手必勝みちのく自転車道、本日の走行距離80.57 走行時間3:32 平均速度22.7 最高速度47.1

これからの暑い季節は先手必勝といきますか。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
道路 (ざっきー)
2007-06-03 18:27:57
道路横の植物がほんとにのびてますね。こういう植物の刈り取りはどこがやるのでしょうね?
私の地元の小貝川は綺麗に刈り取りがされていました。それにしても朝の6時に出発とはかなり気合が入っているようでさすがです。
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“ざっきーさん”も頑張られたようですね。 (koji)
2007-06-03 19:29:45
みちのく自転車道は「一般県道須賀川二本松自転車道線」といいますから県の土木事務所(福島県土木部道路領域道路環境グループの管轄なのでしょうか)で除草とか倒木の始末とか舗装の修繕とかするんだと思います。これから益々暑い季節になりますがその最中に除草作業なんかするようです。わたしのために皆さんにはご苦労をお掛けしてしまいます。

と、これから夏本番へ向けて早朝の涼しいうちに自転車に乗ろうと考えているんです。今回も朝6時前に出発しましたが、そうすることで今まで自転車のために一日使っていたのが半日ですみ、午後から別な行動を取れることに気がつきました。いわば一日の有効利活用です。今の時期は朝の4時前から明るいので、みちのく自転車道にはその頃に出発して順調ならば午前8時から9時の間に帰って来れます。すれば、一日を自転車抜きで普通に使えると言うわけです。

さあ、どうなりますことやら、結果はまた報告いたします。
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ベニウツギ (koji)
2007-06-03 20:23:04
最後の2枚の写真の花は、スイカズラ科タニウツギ属の「ベニウツギ」のようです。タニウツギ(谷空木)の栽培種とのことです。やはり花の形がタニウツギと同じです。
それから最初に白っぽい花が咲き始め、徐々に色がピンク色に変わっていくことで赤白の花を付けるニシキウツギは“二色空木”のようです。
ハコネウツギもニシキウツギと同様に花の色が変化するようですがどう違うのかはわたしには分かりません。
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花粉症にご注意! (FN)
2007-06-09 14:45:20
 こんにちは、FNです。ご無沙汰してました。
 Kojiさんは、花粉症は大丈夫でしょうか?
 私は、スギは大丈夫なのですが、今のこの時期、この一番上の写真にもある自転車道の両側にすくすくと成長しているカモガヤがダメなんです。
 今から15年位前になりますが、仕事の調査で郡山市の阿武隈川に架かっている阿久津橋の河川敷きに行った際、丁度大きなトラクターで一気に草刈りをやっていて、花粉が飛び舞いそれこそモヤがかかっているような感じでした。
 その際に居合わせた私は、目が真っ赤になり、耐え切れない痒みに襲われました。
 それ以来、このカモガヤが成長する5~6月は、カモガヤの多い堤防や田んぼのあぜ道に行かなくとも目の痒みに悩まされています。

 もし、Kojiさんも今は症状がなくとも、そういう草刈りの場に遭遇した際や風の強い日にこの自転車を走る際には、一気に症状が出て慢性化してしまいますので、近寄らないよう気を付けてくださいね。
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ありがとう、お大事に。 (koji)
2007-06-09 19:48:44
FN君が花粉症だったなんて、それも15年も。会社のなかにも花粉症で大変な目に会っている人達がおります。本当に気の毒に思います。
花粉症は突然なったりするといいますから、FN君を教訓に十分気をつけます。“君子危うきに近寄らず”ということですね。
痒いというのは拷問に匹敵しますからさぞやお辛いこととお察しいたします。どうぞお大事に。
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ムラサキツメクサ (TOSSY)
2008-07-18 20:22:26
アザミも詰め草もきれいですね
エゴノキの実は あわ立つのですか しりませんでした
今度実験してみます

ヘラオオバコは形が面白いし風に揺れるさまがきれいでよく写真に写していますが 考えれば花日記にはアップしたことがないような・・

野の花はいいですね

TB 有難うございました

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“TOSSYさん” (koji)
2008-07-18 20:41:55
花は植物が子孫を残し、種を守るための究極の姿ですから、それはそれは魅せられてしまうのでしょうね。
ヘラオオバコがこんなに面白い形をしていることに、このとき初めて気が付きました。“TOSSYさん”の素敵な写真もぜひ見てみたいです。野の花もいいですよね。
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