野の花を添えて、綾便り

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県立美術館情報・岩村冨美<日本画家>

2008-11-27 22:03:53 | 今月のおすすめ情報
木曜日は定休日。県立美術館へひとりで、興味があった
<20世紀絵画の流れ>の展覧会へ行ってきました。
ほとんど貸切状態で、優雅な空間。贅沢なひととき。

20世紀絵画の流れ、
12月14日<日>まで公開中です。

一番印象に残っているのは、きれいな色
マーク・ロスコのオレンジの色が、とても洗練されてきれいでした。

題名を忘れたのですが、ベージュの壁のような絵、
最後の間に展示されてあったのですが
シンプルだけれども、私は好きでした。
少し離れてみると、色の中に奥行きを感じ、
いろいろと空想できて、楽しめました。
展覧会は
ニューヨークが、世界の芸術の中心となるまでの流れが、まとめられてあります。

抽象表現主義、格闘する画家達と解説にはありましたが

自由な、偶然出会った色や形を楽しんでいるように私は感じました。

隣の県民ギャラリーでは、岩村冨美 日本画展が開催中。
11月30日まで
岩絵の具にあこがれて・・・と言うタイトルに引き寄せられるように会場へ

延岡市在住の画家。
大きな作品から、人物画、花の絵などすばらしい日本画でした。

延岡の、馬の背の風景画は、波の音が聞こえるよう。
高千穂境の風景画は、季節ごとに何枚も描かれ、
神々しい色合いと構図。

色と、構図がとても繊細で美しく、
岩絵の具の、てかてかと光らない、マットな色具合が
とてもやわらかで、彼女があこがれた色というのが
よくわかりました。

日本画の事は、よく知らなかったので、いろいろと質問をしましたら
丁寧に答えていただき、とても素敵な方でした。

早々に、絵を描くわたしの母にも電話しました。
わたしも、絵を描きたくなりました。

古嶋に来られるお客様は、きっと好きな絵なのではないかしら
と思いまして、お知らせします。

写真は、会場にて、日本画家の岩村冨美さんです。
月に2度ほど、宮崎市で日本画を教えていらっしゃるそうです。