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友人の死

2018-12-30 16:05:03 | 日記
 12月18日お昼過ぎ、東京の友人からあわてた声で、「〇〇さんが危篤」というのです。驚いてしまい、何もすることができなってしまいました。お正月には岡山の友人が東京へ行って、3人の3婆会をして集まると聞いていたし、わたしは行けないから羨ましいと思っていたので、「危篤」なんて、それこそ寝耳に水でした。その友人は取り急ぎ病院へ駆けつけるというので、「様子を知らせて」というしかなかったのです。
 病院へ着いてしばらくしてからの電話は、「すごく苦しんでいるけど、そんなに急なことがおこるようには思えないから、わたしはこれで帰る」というのです。1週間前に調子が悪くなって入院したそうです。でも、一安心と思い、母がショートステイから帰る日なので、食事の用意をし、食事を終えたのです。
 何も電話がないし、安心していた8時半頃、また電話があり、「亡くなった」との知らせでした。
 突然死に近い知らせを受け止めるのは、無理だと思いました。どう考えていいのかわからないのです。だからといって、わたしはすぐに東京へ行くこともかないません。明くる日は母がデイサービス、その次は在宅の予定です。ショックしかないし、友人に電話をするしか亡く、それでも経過はよく分からないままでした。
 夜、寝つかれず、「なぜ急に?」という思いしか浮かばないのです。

 明くる朝のメールにお別れ会がすでに知らせてありました。わたしが参列できない日です。友人に電話をすると、「あなたの状況はみんなよく知っているから、来なくてもいいわよ」と慰めてくれるのですが、落ち着きません。

 だんだん友人が急変した様子がわかりましたが、どうすることもできません。
 しばらくして、お別れ会が延びたこと(23日)を知りましたが、23日は母が帰るので参列できません。カレンダーをみて、母がショートステイに行っている間で、東京へ行ける日をみました。22日(土)が行けます。友人に連絡すると、午後からいっしょに行けるという返事にホッとしました。まったく行ったことがない斎場へ行くのは、不安です。

 渋谷で待ち合わせをして、斎場へ向かい、亡くなった友人のお姉さまを待っている間、二人でしゃべるしかないけど、亡くなったことが驚きなので、それしか話題にならないのです。
 お姉さんが到着され、友人の遺体が安置されている部屋に案内されました。友人の遺体をみたとき、わたしは一瞬違和感を抱いてしまいました。あまりにもつくられた顔にです。「異形」ということばが浮かんだのですが、黙っていました。人形の顔になっていました。友人が思わずいったのは、「源さんと同い年には見えないわね」だったのです。それはあたりまえです。つくられすぎた顔は、生きているときの彼女のおもかけは残っているけど、ぜんぜん別物という感じでした。
 つれあいの死に顔を思い出し、そこまでつくっていなかったので、「死に顔にもジェンダーがある」と思ってしまったのです。

 帰宅して、何でも話せる友人に電話をせざるを得ませんでした。わたしがこれまでみた顔は考えたら男性ばかりだったのです。父、恩師、友人、つれあいと男の顔しかみてきませんでした。女性の顔をみたのは、初めてだったのです。しかし、女性だからここまでつくるとしか考えられないのです。わたしは自分が亡くなったとき、ここまでつくってほしくないし、他の人に見られたくないと強く思いました。わたしの死後を始末してくれるのは、弟か甥です。強く今からいわなければ、と思った次第です。
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