自分らしいお葬式やお墓を考えましょう。

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本を紹介してくれた方の紹介

2024-07-29 16:24:56 | 日記
 「大峰山女人禁制」の開放を求める会、読書会の仲間である畑三千代さんは、アイ女性会議奈良の共同代表をしている人です。
 彼女が 『「遺骨を拾わない・お墓をつくらない」葬送を考える』の書評を「アイ女のしんぶん」に書評を書いてくれました。
 ほかにも、「のんびる」(東京の生協が出している冊子)に書評が載りました。
 書いてもらった評判はわたしのところには届きませんが、出版社には届いているようです。「注文があります」という連絡をいただくと、素直に喜びたいと思います。
 
 以下、畑さんが書いてくれた書評です。

 源 淳子


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「『遺骨を拾わない・お墓をつくらない』葬送を考える」  著者 源 淳子

葬送とジェンダー

筆者は、長年連れ添ったパートナーを亡くして1年間、ともに過ごした闘病生活でのエピソードや、亡くなった後の出来事、おもいなどを精力的に綴り『自分らしい終末や葬儀の生前準備』~「生老病死」を考える~を2017年に出版した。
生前「死」のこと・「死後」のこと・葬式や墓のことも語り合い、「遺骨を拾わない」葬送を実践した。この書で、私は「直葬」という葬送を初めて知った。
出版から6年余、日本中を震撼させたコロナ禍によって「葬送」の状況はずいぶん変わってきた。「『遺骨を拾わない・お墓をつくらない』葬送を考える」執筆の原動力は、招かれた講座で受講者の多くが「お墓」について悩んでいる姿に接したことだという。
お寺の長女として生まれ、得度もしている筆者の仏教批判(単なる批判ではなく親鸞への愛に満ちている)には説得力があり、「そうなのか、そうなのか‥‥」と呪縛から解き放たれていく。読み進めていくうちに、この本に書かれているのは、単に「葬送とお墓」についてではなく、日本という国が、なぜ女性差別に絡めとられているのかよく分かる「宗教(仏教)とジェンダー」の教則本のように思えてきた。
 「どのような死を迎えるか」を考えることは、だれにも必ず訪れる死の時まで「どのように生きていくか」を考えることだと改めて教えられる。とりあえず、巻末についている「あらかじめ準備しておくチェックポイント(改訂版)」の記入から始めようか。
コメント
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