退院して1ヶ月もたたないうちに、
突然病院から電話がかかってきました。
「〇月〇日に子供を連れて、必ず病院に来てください。」
なにごと?と思い、指定された日に行ってみると、
そこには沢山の親子が来ていました。
なんと、病院では、結核騒ぎが起きていたんです!
病院の説明はこうでした。
ひと月ほど産科に入院していた患者さんが、実は結核菌を持っていた事がわかり、
その子供にも感染していた事が発覚。
子供は、ずっと新生児室で預かっていたので、
その期間に生まれたほかの子供達にも感染している可能性がある。
だから、全員集めて、感染していないか検査します。
えーー!!子供の数、ゆうに100人以上はいたと思います。
それから、生後1週間~1ヶ月以下の子供達のレントゲンを撮り、手の甲から採血をし・・・。
泣き声の大合唱・・・
私は近くにいた他のお母さん方と、目を潤ませながら話していました。
病院側から名前が出る事はありませんでしたが、みんな気付いていました。
「あの人だよね。」 「うん、他にそんな人いないもん。」みんな、目配せでわかるほどでした。
結核菌の持ち主。
そう、私も同室になった、意地悪でムチャクチャ態度の悪い母親。
「入院してる時も散々嫌な思いさせられたのに、退院してまでもって、どういう奴よ!」
「ほんとに、嫌な女!。あの人自分が結核菌持ってるの知ってて、医者に言わなかったらしいよ!」
「いい迷惑!うちの子保育器で一緒だった。結核菌うつってたらどうしてくれよう!殴ってやる!」
嘘か誠か、本来なら、自分の子が生まれたばかりで、幸せ一杯のお母さん方ばかりのはずが、
ひどい罵詈雑言。
でも、状況が状況なので、鬼にもなりますよね?
沢山の検査の後、病院側から全員薬を渡されました。
「念のため、これから2ヶ月間その薬を子供に飲ませてください。」
1人の親さんが、
「こんな生まれたばかりの子供達に2ヶ月も薬を飲ませ続けて副作用はないのですか?」
と質問しました。
「ない、とは言い切れません。ですから飲ませる飲ませないは親さんの判断です。
ただ、薬を飲ませず、結核が発症した場合はこちらとしては責任取れません。」
ひえ~、マジですか~・・・。
続きはこちら
突然病院から電話がかかってきました。
「〇月〇日に子供を連れて、必ず病院に来てください。」
なにごと?と思い、指定された日に行ってみると、
そこには沢山の親子が来ていました。
なんと、病院では、結核騒ぎが起きていたんです!
病院の説明はこうでした。
ひと月ほど産科に入院していた患者さんが、実は結核菌を持っていた事がわかり、
その子供にも感染していた事が発覚。
子供は、ずっと新生児室で預かっていたので、
その期間に生まれたほかの子供達にも感染している可能性がある。
だから、全員集めて、感染していないか検査します。
えーー!!子供の数、ゆうに100人以上はいたと思います。
それから、生後1週間~1ヶ月以下の子供達のレントゲンを撮り、手の甲から採血をし・・・。
泣き声の大合唱・・・
私は近くにいた他のお母さん方と、目を潤ませながら話していました。
病院側から名前が出る事はありませんでしたが、みんな気付いていました。
「あの人だよね。」 「うん、他にそんな人いないもん。」みんな、目配せでわかるほどでした。
結核菌の持ち主。
そう、私も同室になった、意地悪でムチャクチャ態度の悪い母親。
「入院してる時も散々嫌な思いさせられたのに、退院してまでもって、どういう奴よ!」
「ほんとに、嫌な女!。あの人自分が結核菌持ってるの知ってて、医者に言わなかったらしいよ!」
「いい迷惑!うちの子保育器で一緒だった。結核菌うつってたらどうしてくれよう!殴ってやる!」
嘘か誠か、本来なら、自分の子が生まれたばかりで、幸せ一杯のお母さん方ばかりのはずが、
ひどい罵詈雑言。
でも、状況が状況なので、鬼にもなりますよね?
沢山の検査の後、病院側から全員薬を渡されました。
「念のため、これから2ヶ月間その薬を子供に飲ませてください。」
1人の親さんが、
「こんな生まれたばかりの子供達に2ヶ月も薬を飲ませ続けて副作用はないのですか?」
と質問しました。
「ない、とは言い切れません。ですから飲ませる飲ませないは親さんの判断です。
ただ、薬を飲ませず、結核が発症した場合はこちらとしては責任取れません。」
ひえ~、マジですか~・・・。
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