ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

口蹄疫の被害・・・(影響)

2010年05月23日 00時48分16秒 | 社会の事・・・
これだけは絶対に避けたい!
と、節に願っていたコトが起きてしまいました・・・。
避難させていた最上級種牛6頭のうち、1頭に口蹄疫の症状が出たー
残る5頭は、暫く様子を見るそうだけど、
もしこの残った5頭が口蹄疫にかかっていたら、宮崎牛は完全に終わってしまうー
って言うより、
この国の畜産業に壊滅的な打撃が・・・
そこで現在、東国原知事が
殺処分対象となったまま口蹄(こうてい)疫を発症していない種牛49頭について、
国に処分回避を求めているー

国が決めた事。
半径10キロ以内の牛・豚、全頭ワクチン接種後殺処分ー
これだけで、20万頭を超える・・・
でも現在、殺処分や埋設作業は、
総動員かつ急ピッチで進めても、一日4,000頭前後の殺処分が精一杯だそうです。
単純に考えて、50日かかる?・・・
自分のウチの家畜に順番が回ってくるまで、
それぞれの農家は殺される事が分かっている家畜達の世話をしなければならない・・・
どれだけ辛い作業だろうか・・・
しかもその間にも、まだまだ口蹄疫は広がって行く・・・
最終的には、いったいどれだけの牛や豚が殺される事になるのか・・・

そして、この口蹄疫の被害は、何も全国の畜産農家だけではない。

次々に牧場が閉鎖されていくー
と言うことは、
今までこの宮崎の畜産に関わっていた沢山の業界にも影響が及ぶと言うことだ。
家畜の餌屋さん?・牧草屋さん?・家畜を運んでいた運送会社・
宮崎牛を扱っていたレストランやスーパー・牛や豚を他県に販売していた仲介業者・
それから、牧場で働いていた人々の生活地域の商店街なども、壊滅的な打撃だろう・・・
それから、風評被害による「宮崎産」と書かれる物全ての売り上げの下落ー

宮崎の現場だけじゃなくて、もっと身近な物で考えてみようー
まず、焼肉屋に影響はかなりあるだろう。
普段お世話になってるインスタント食品、原材料には「ビーフエキス」「ポークエキス」が沢山含まれて居る。
乳製品なら粉ミルクもモチロンだし、
ゼリーやソフトキャンディー系のお菓子に使われるゼラチンも
牛や豚の皮や骨からが作られてるから無関係じゃない。
コンビニ弁当の売れ残りは豚の飼料になってるから、ごみも増える。
乳製品が含まれているお菓子なんて途方も無い数だし、ケーキなんてモチロンだし、
化粧品にだって、原材料に使われている物は沢山ある。
畜産が壊滅すると肥料加工用の糞尿が供給不可能になり、 野菜の価格にまで影響が広がるという指摘もある。
今の日本で、牛・豚に関わっていない商品を探す方がタイヘンだと思うー

今更ながら、いかに自分達の生活が、牛や豚にお世話になっていたコトかー

こんなにもお世話になっている牛や豚。
関係ない日本人なんていない!
だから、口蹄疫の問題はヒトゴトじゃない!