ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

憧れと恋愛と・・・

2012年07月11日 12時41分27秒 | 思う事・・・
最近私がよく見てる物。それは、電子書籍。
ホントーに便利だよねえ~。本を持っていなくても、携帯ひとつでいつでも読むことが出来る。
私が見ているのは、プロが出した本じゃなくて、個人が自分の作品を投稿するサイト。
コレが個人で書いたもの?凄いなあ~。といつも感心する。
モチロン、なんじゃこりゃ?と呆れるくらい下手くそな物も多いけれど・・・

少し前までは、その中のホラーカテゴリーにハマってて、夜勤勤務の休憩時間にコッソリ携帯で読んでは、
ひとり、「ひええ~~~、怖い~~~~」と、
施設内の物音にもビクッ!としていたりした。
お気に入りのホラー作品の更新がなかなか進まないモノだから、最近は他の分野も読むようになった。
で、現在は、恋愛カテゴリーを読み進んでいる。

先日、同じサイトにハマっている友人とお茶しながら話してた。

私 「あの作品、私、一番お気に入りなんだよねえ~。
友 「ああアレね。ちょっと大人向きで、いいよねえ~。
私 「そうそう、社会人恋愛物だから、ちょっと大人の恋って感じでさあ~。
友 「主人公の切ない気持ちが、胸にキュンっとくるよねえ~。
私 「うん。胸がキュンとして、苦しくなるよねえ~。
友 「だねえ~、ま、実際には、あんな風にロマンチックな恋愛なんてないんだろうけど、女としては憧れるよねえ~。
私 「え?!・・・

どうやら、彼女が感じる”キュン”と、私が感じる”キュン”には、微妙な違いがあるような・・・

結婚してから今まで沢山の女性と知り合って、いろんな恋愛話を聞いたけど、感じたのは、
みんな、そんなに恋愛してないんだなあ~ ってコトだった。
知り合いママ友の中には、一度も恋愛経験ないままに、今のご主人と見合い結婚した。って女性も少なくない。
多少の恋愛経験も、学生時代のチョッピリ切ない話しとか、可愛いらしい話し。
社会人になってからの恋愛話しも、こう言っちゃあなんだけど、それほど刺激的な物は少ない。
まあね、いくら仲の良い友達だからって、
さすがに、自分の過去の恋愛体験を全部話すのは抵抗があるだろうし、全てを話してる訳じゃないんだろうけどー
それでも、聞いていて私は思わず、 ”え!それだけ?”と思ってしまう事も度々・・・
やっぱり親と一緒に住んでると、自由に恋愛するのはムツカシイんだろうか?

そーゆー私の過去の恋愛は、今から思うと、結構ハデだったのかも?
親元にいなかったからできた事だろうなあ~

ギュッと抱きしめられて 「お前は 俺の物だ、誰にも渡さない!」て言われたり。とか、
喧嘩して、雨の中裸足で外に飛び出して、後から追いかけてきた彼につかまって、泣きながら抱き合ったり。とか、
大きな駅のホームで、一時の別れが惜しくて、周りにいる人の目も気にせず、改札口を挟んでキスしたり。とか、
「好き」でも「愛してる」でもない、”愛しい”と思う気持ちを知ったり。とか、
私の誕生日に、年齢分のバラの花束が会社に送られてきたり。とか、
切ない瞳で見つめられて、「どうすれば、お前は 俺を好きになってくれるんだ?」って言われたり。とか、
酔っ払って、終電も無くなって、何時間もかけて二人で手をつないで家まで歩いたり。とか、
こんなにも人を好きになる事があるんだろうか? と、自分で自分に驚いたり不安になったり。とか、
二人の男の間で悩んだり、待ち合わせの場所で何時間も待たせたり。とか、
衝撃的な出会いに、何も考えられないくらい相手に惹かれたり。とか、
それこそ、浮気・三角関係・略奪・嘘・嫉妬・駆け引き などなど、ドロドロの状態になったり。とか、
幸せで、切なくて、苦しくて、満たされて、微笑んで、泣いて、笑って、怒って、胸が引き裂かれるような・・・
そして、繰り返した別れー
モチロン、何人も相手をコロコロ変えた訳ではないけれど、それでも、周りにいた人々も巻き込んで、本当にいろんな経験をした。
仕事も遊びも恋も、全部に真剣で、一生懸命だった あの頃ー
もし、私の大阪にいた頃の6年間を書いたら、ちょっとした長編恋愛小説が書けそうだわ・・・

当時は、幸せも一杯味わったけど、辛くて悲しい事も沢山あった。今となっては懐かしい思い出。
でも、もう20年も経っているというのに、今でも思い出すとチョッピリ胸の奥がチリリと痛む。

だから、最初の話に戻すと、
彼女が感じる”キュン”は、そんな恋愛に憧れる”キュン”で、
私の”キュン”は、自分の過去の経験を思い出しての”キュン”なようでー
同じ”キュン”でも、私のは ほろ苦い思い出付き・・・

この間も、まだ20歳の同僚と話していて、
最近の男の子は草食系ばっかりで、そんなドキドキするような恋愛は考えられない。と言っていた。
本当に、そうなのかなあ~?
あの頃は、バブルの絶頂期で、みんなが肉食系だったんだろうか?
あれは都会だからこそ経験出来たことなんだろうか?
それとも、たまたま私が知り合った人達が、ドラマさながらの恋愛をしていたのか?

まあ、確かに自分の子供たちを見ていると、納得してしまうところはある。
「恋愛なんてメンドクサイ。」「責任負うのイヤじゃん。」「一人でいたほうが気が楽だしい~。」
な~んて寂しい言葉が聞こえてくる。
そんな子供たちを見ていて思う。

好きで好きで、仕方がない気持ち。
どんなことをしてでも、相手を自分の物にしたい!という独占欲。
振られた時の、死にたいくらい辛い絶望感。
どうしようもなく”愛しくて”、相手の全てを壊したくなるほどの思い。
気持ちが通じ合った時の、”幸せ”なんて言葉では表せないほどの幸福感。
そんな、複雑な人の心を知らないで、一生を過ごすなんて、あまりにも不幸な事だと私は思う。
人間として生まれたからには、複雑な人の心も沢山経験して欲しいと思うのは、私のワガママだろうか?


✩ あれからもう20年も経った。
  若くてピチピチしていた私は過去の話しー
  主人に、あの頃みたいな恋愛気分を望んでも、それはムリな話で・・・
  ま、朝から、「あなた、お願い!腰が痛くて仕方ないから湿布貼って!」と、
  背中を突き出して頼んでいるようじゃあ、仕方ないか。


































































✩ あの頃、最後に別れた彼。
  「私、結婚する事になったからー」そう伝えたのは、彼の25歳の誕生日だった。
  「誕生日に別れ話かよ!サイコーのプレゼントだな!」そう言い捨てて、部屋から飛び出していった彼ー

  分かっていた。その日が 彼の誕生日だってコト。
  でも、だからこそ、その日を選んだ。
  あれは私からの、彼への復讐と、そして最後のメッセージー

  ”一生、私の事を忘れないで!”

  彼は、自分の25歳の誕生日を思い出すたびに、心の傷跡と共に、私の事を思い出すー 
 

  M、あれからもう20年も経っちゃったよ。元気でいますか?
  いまでも、時には、私の事を思い出してくれることはあるのかな・・・