4月3日
天候の悪い日が続くのはわかっていたが出発。
朝、JR三島駅より修善寺駅の電車にのる。修善寺駅より戸田(へた)峠行きのバスに乗る。修善寺駅で小雨が降り始めた。
今回の動機。2013年春ごろ東京から鳥羽まで自転車で行ったとき天城峠を通過した。天城峠で地図を見ると峠の西側に万三郎・万二郎という山があり縦走コースとなっている。その時は装備も持ち合わせておらず季節も寒い時期だったので行かなかったが、いずれ行ってみようと考えていた。
伊豆半島の山岳地図を見ると伊豆半島の西北に戸田峠という場所があり、そこから天城峠・万三郎岳にかけて長い縦走路がある。ということで今回の縦走計画になった。
戸田峠から万三郎岳までのコースタイムの累計は17時間である。三日で行けるかなと考えたが無理であった。三日目で天城峠にたどり着くのが精いっぱいで天城峠でバスに乗り下山した。
9:44 戸田峠着 小雨
10:22 小達磨山 その後、達磨山、古稀山、伽藍山と通過
昼頃、強風となる。山道が伊豆スカイラインと合流する場所があるが風で吹き飛ばされそうになる。早めにテント適地を探す。
14:48 船原峠まで0.1kmの地点に廃屋?のようなコンクリート製の休憩所がある。壁がないので風は吹きこむがここを今日のテント場とする。
夜中まで風・雨が続きテントの中が浸水、シュラフの足元が濡れる。まだ午後3時頃であったがテントの中に退避、横になる。
4月4日 朝霧雨、午後より晴れる
8:00 出発。天城峠まで24kmの標識有り。
9:50 南無妙峠という場所あり。掲示によれば、昔、ここで乞食の夫婦が餓死をしたとのこと。土地の人がその夫婦を不憫に思い、その供養のためここの大きな石に「南無妙」と彫りこの夫婦を弔ったとのこと。この縦走路にはたくさんの峠がある。伊豆半島の東側と西側とこの山稜を越えて行き来してたのだろう。
15:30 猫越池に着く。山の稜線の付近にあり、この時は日光が差し込んでいたのでとてもきれいな場所だ。ここを今日のキャンプ地とする。昨日濡れたものを出しロープを張り干す。夕方より曇ってき今にも雨が降り出しそうな天候となる。
4月5日 小雨
7:00 出発 ここから天城峠の間、水が流れている沢が二ヶ所あり。
12:47 天城峠に着く。ここよりバス停に向かって下る。
天城峠から25分ほど下るとバス停がある。それに乗り河津駅に向かう。途中「踊り子温泉会館」という日帰り入浴があったのでそこに立ち寄る。
反省
戸田峠から万三郎岳への縦走は天候の良い日が続くとして三泊を見ておく必要があるのかも知れない。途中、食糧の補給場所はない。ただ天城峠から時間をかけ「道の駅」に往復する手段はある。水は補給できる場所として、猫越池(たまり水ゆえ要煮沸)、猫越池ー天城峠間に二ヶ所の沢水(但し当日は雨であったので、そのための流水かもしれない)あり。
以上