ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

西暦2005年、平成17年、今日は昨日の続き

2005-01-02 00:23:11 | Weblog
  ◎ 本日のキャスト

  フランコ・・・在留ペルー人
  ラウラ ・・・フランコの妻
  カリート・・・フランコとラウラの1人娘
  レイコ ・・・  私

「モシモシ、レイコチャン。ワタシ ラウラ」
「フェリス・アニョ・ヌエボ!」
「オメデトウ。レイコチャンクル、ラウラノウチ」
「ね、ラウラ、私が送ったメール読んだ?」
「ゴメンナサイ。ラウラ イソガシカッタヨ。30ニチマデ シゴト」
「わかった。今行くわ」
で、今年初めて会った人が ペルー人一家よ。
半年振りくらいだったかしら?カリートはすっかりお姉さんになって、
しっかり通訳ができるほどに。3歳半のお嬢ちゃん。ペルーのおじいちゃま、
おばあちゃまと電話でお話する時はスペイン語ですって。
私と話すときは日本語。日中は保育園に行ってるから、まわりは日本人の子
ども達。フランコが
「カリート、エスパニョール!」
指を1本ずつ立てるのよ。日本人だったら、指を折るでしょう、数える時は。
カリートが
「ウノ・ド(ス)・(ト)レス・・・・・ディエス」
続けて日本語では?に、
「イチ・ニ・サン・・・・・ジュウ」
「フランコ、日本の九九を次に教えましょうよ」
ラウラったら、相変わらず
「ヤッパリ、ペルーカエルトキハ、レイコチャンイッショニイクネ」
「エーッ、ペルーは遠いわ。それで私もぺル―に住むの?」
「Si」
「ウ~ン、考えとくわね。ところでウィルメルはお出掛け?」
「ウィルメル、ペルーカエッタヨ。12ガツノ2カニ。デモ モウスグ コッチニ
カエッテクルヨ」
「エーッ、1ヶ月もお休み?すごいわねえ」
「カレノママ、シンダヨ」
「亡くなっちゃったの?ラウラのお姉さんよね?可哀想に」

去年の今頃、具合が悪いって言ってた、彼女のお姉さま。とうとう神様のもとへ。
それもあってか、同居しているウィルメールは、只今帰国中。


「ねえ、聞いて。セニョリータがグアテマラに行ったって言ったでしょう?」
「Si」
「結婚相手を見つけて、今やアモールアモール,ミ・アモーレなのよ」
電話をかけて、携帯をラウラにまわしたらセニョリータはひとしきりラウラにお
のろけよ。ラウラもニヤニヤ。
今年も私とフランコは辞書を片手の国際親善。フランコが辞書をめくって指差す
から、その箇所を見れば、
・・人種偏見・・・。日本人の事だって言うから、
「そうねえ、日本人は日本人だけで2000年も生きてきちゃったから、どうして
いいのか、まだわからないのよ」
ラウラも
「セニョリータ、ガイジンニ マケタ。ニホンノオトコ、アイシテルイワナイ」
「ウ~ン、思ってても、日本人同士ならわかるはずって、言わなくてもね。でも、
アモールだの、キエロだの 言葉と態度で迫られちゃったら、日本の女の子は
それだけで痺れちゃうかもねえ」

3日から仕事スタートのラウラ。午前中だけらしいので、ケイコサンたちも見える
から皆で会いましょう。セニョリータのお話ももっと聞きましょうで、招待よ。

12月からなかなか進まなかった、ケイコサンから回ってきていた460頁に及ぶ
ジョン・グリシャムの本。31日と1月1日で強行突破。

26日帰省、31日で職場に戻る、横浜→四川省・成都→横浜→北海道・門別に住
む馬専科(三男)と、久しぶり愚息①も含めて、一家勢揃いなんて、久方ぶりで、
我が家だけ、1日繰り上げ「元旦」が31日。例年のスケジュールを1日前倒しして、
「おめでとうございます」で、屠蘇散がしっかり染み込んだ日本酒+味醂のお屠蘇が
本人の所望する盃になみなみつがれ、お正月の行事のスタート。
いつものように「お年玉」袋がそれぞれへ。これは私が生きている間中渡されるもの。
終生親でありつづけるための儀式。終生子どもで居られる幸せの儀式。
いやぁ、できる幸せを手放しちゃぁおしまいよ。でも、愚息①が
「お気持ちだけ頂きます」
なんて、シャラ臭いことをぬかすから、それはそのまま馬専科へ。
帰省の主なる目的は、親の顔を見るなんて、付け足しもいいところの彼だから。
BOOK OFFに行く事がメインの子よ。そして友人と会う事の2つがね。
「お給料は、馬券と本代に消える?」
「そうだね。あとは最低限のものだけで生きていかれる俺だし、料理もするしね」
「ウ~~ン、まさに私の子!ね」
みんなそれぞれ酔いつぶれて、昼寝。夕方、フランスパンとビーフシチューで軽く食
事をとって馬専科は、これから半年の馬の出産に立ち会うべく北海道へ。
過酷な職業。動物が好きじゃなきゃやってられない仕事よ。珍しくその彼が
「ア~、成都へ行きて~なあ。火鍋とタンタン麺が食いたい」
なんて。彼が滞在中に行く事が出来なかった私は、
「その時は絶対に連れてってね」
外国語には挑戦意欲満々の私でも、中国語の「四声」の発音はできないから、どうにか
まだ中国語を覚えている馬専科について旅行がいいってことなのよ。

そういうわけで、世の中の大晦日の日は、ウチだけ元旦になって、時間がタップリ。
翌1月1日の正真正銘「元旦」も時間は私に。チンタラチンタラ状態の進み方だった
読書が、この2日で、往年の読書ペース復活というスピードで驀進。内容がすこぶる
面白かったのが、主理由だったんだけど、進んだ進んだ、小気味いいテンポでね。
今年の絶好調の滑り出しにのって、生意気にも日本語版・英語版・スペイン語版で
揃えた、ノーベル文学賞作家(コロンビア人)の「百年の孤独」に着手するのもいい
かもって、密かに決意。もちろん日本語版からスタートよ。
最近、そのガルシア・マルケスが書いた本も、早くそれも読みたいしね。
ウワー!今年も益々の読書熱に浮かされそうよ。やっぱりこの悦楽はたまらないわねえ。
お洋服?裸じゃない。美容?壁じゃない。宝石?ほとんど関心なし。宝石をジャラジ
ャラつけるってかなり原始人よね。ブランド?その品をもつ?そこまでの恥知らずじゃ
ない。
ああ、これじゃあ従妹に「それでも女?」って言われるわけよね。ハハハ・・・・。
でも、その従妹と共通は、ブランド品を持つことの恥ずかしさを知っていることと、
活字が(紙製)なければ生きていかれないという2点。

私が坐る所、寝る所に置いてある本が、又、ガラッと様変わりしそう。
嬉しい悲鳴の1年の幕開けです。
               今年もどうぞ宜しく!

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