ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

テクニック

2009-07-10 10:36:01 | Weblog
ーーーなるほどね~、それはなかなかのテクニックだわ。
夕べのフリー英会話クラスでの事です。
先生が話しています。質問をしています。
「ぺチャクチャペチャクチャペチャクチャ」
最前列の女性達、確か親子って自己紹介してた2人もオシャベリに余念が
ありません。そのお嬢さんへ語りかけているのですが、気がつきません。
ーーあら、どうするのかしら?
ダニエル先生は、その時、
ーーーエーイ、あの手で行くか!(多分)
手にしていた紙の束をバサッと落としたのです。1~2枚では効果がない
それです。2人1組の彼等です。来日2週間目の相方ジェームス君がさりげ
なく拾います。
「オシャベリは止めて!」とは言わないのは、空気を悪くしたくないから
だと思います。彼等の立場は微妙ですから。それでなくて、効果的&
スマートな方法です。気付いた人がいたかしら?

目の前に散乱した紙を見て彼女達は瞬間(ええすぐまたオシャベリでした)
先生の方を見て、質問を聞きます。  フ~~。

内容は、徹底的にBE動詞の現在形と過去形、単数・複数のおさらいです。
だって、そこにいる人達全員、義務教育の最初に出会った英語の文法ですから。
おさらいです。中学1年生のあの英語です。
少し退屈になってきました。
火曜日のそれとは違います。火曜日は全員同じ内容の授業です。レベル別には
分けられない人数ですから。最大公約数の内容でしょう。でも、ここのクラス
は2クラスしかありません。その差は大きいと思います。
英語が堪能な人達のクラスとこのクラスだけ。選ぶのは自由です。

ゴショゴショゴショゴショ耳障りな私語が最初から最後まで続くクラスです。
目の前の、教えてくれる先生の方を見る、その言葉を聞くより、耳に入った
英語、単語を調べる。それは一人では出来ないようで、隣りの人と話しながら
のもののようです。

自分と相手の関係(相手は自分の事をどう思っているか?)がわからない馴れ
馴れしい人が嫌いです。
距離感をつかめない人が苦手です。
通りすがりに「セクシーねぇ」って、人の脇腹をつついて。そんな服ではあり
ません。それより、教会内でセクシー発言はないでしょう。ア~ァ

エツコサンがどこにする?って。
「ごめんなさい、彼女たちあの1群から離れたいから、こっちにするわ」
端に席を取りました。ボードを前に半円形の位置に椅子を動かしたけれど。
ダニエル君が
「見えますか?」
って。
”Yes,no problem.Thank you.”=ええ大丈夫、ありがとう。
馴れ馴れしい彼女たちが気付いてくれればいいけど。

オーストラリア人宣教師。以前日本語を少し勉強してたせいか、日本へ派遣
されたって。ハンサムボーイ。
早めに出かけましたから、少し彼等とお話して、
「そのうちとお化けは出ない、お化けってわかる?」
「はい、ゴーストですね」
「そう、だから、日本人から”そのうちに”って言われたらないって思うのよ」
そこへ、ジェームス君も加わったので、
"Do you cook?"
"No, its Daniel."
どうも、今の料理当番はダニエル君らしい。採れ過ぎる夏野菜をおすそ分けです。
マッキニ-からなしのつぶてです、メールに。そんなことを言ってたら、
「私はそんなことしません。ちゃんとします」
「ホントに?ではメール交換しましょうね」
オーストラリアは、アジア系移民が多いそうです。20年も前にオーストラリ
アに移住しちゃった友人が居ます。ああ、彼女はどうしてるかしら?
そんなオーストラリアでは、日本に興味を持つ人達が多くて、日本語熱もかな
りなものって知ってたけど、目の前にその見本みたいな子がいるって、世界は
やっぱり小さくなっているようです。

授業が終わって、さあ、帰りましょう。ダニエル君に止められました。
"No, special message anounce."=特別な発表があります。
トァ君が次回の予定を発表です。
次回は、前半は授業、後半はハワイアンパーティ。彼がハワイの伝統の踊りを
披露してくれるそうです。まもなく帰国の彼のためのそれのようです。
"Please come."=来て下さい。

オーストラリア出身(名前を聞き忘れたわ)の彼が、
「日曜日の教会へ来て下さい」って。う~~ん、ミサねぇ、以前1度、それこそ
マッキニ-に誘われて、日頃の英会話レッスンのお礼として行ったけどね・・・
以前の英会話の話をして、面白かったわぁって。そしたら、彼ったら、
「ここが1番です」
って言うから、
「ううん、ナンバー1じゃなく、全てオンリー1よ、ね?」

布教活動の1つ、地元住人への無料英会話レッスン。あくまでも信徒獲得の手段
って解っているだけに、少し胸が痛むわね。純粋な若者たちの奉仕活動です。
信じきっている彼等なのでしょう。世界中に散らばっている英会話クラスの担当若
者達(長老達)。布教活動はコツコツと、世界語でもある英語を教えるという有効
な手段を取り入れて。
日本でタレントになってたアメリカ人2人のケント氏も熱心な信徒です。
はい、様々な物語の多い、例のアメリカユタ州がこの宗派の発祥地です。
日本からも多くの若者がユタを目指しているようです。みんな生きることに希望を
見出せないで、すがる対象を求めているのね。
あたくしも若かりし頃、いえ、くも膜下出血で倒れるまで、蜘蛛の糸のような逃れ
ようもないあたくしにとっての現実に、がんじがらめになっていましたから、
迷える、悩める彼らの心情はようくわかります。
あるいは、信徒である両親から提供される、生まれながらの環境から信徒になって
しまう彼等。なんであれ、白いシャツ、紺色のズボン(アメリカ人はパンツって
言います)姿は皆清潔な雰囲気が漂います。・・・好もしい。


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