表と裏・・・・・一体

「本音と建前」「嘘も方便」「人を見て法を説け」「逆もまた真なり」
本音で語ろう！って、２０年ぐらい前から。それに乗って、おバカになって
いった日本人。・・・って私は思う。

「ぶぶ漬けでも食べてお行きやす」・・・有名な嘘っぱち侮り京都処世術。
その言葉を真に受けて、ご馳走になった母が、どれほど後でバカにされた
か。それを聞いて怒った私です。・・・遠い昔の話。
心にもないことを、人をそれではかるいやらしさを、本気になって怒り狂
ったものです。「その気がないのになんで、そんなことを言うの？」って。
絶対に、絶対に京都人なんか信用しないんだから！って。・・・昔ね。
そこは、朝廷という政治の中枢があった所でした。絶えず権力闘争の
中心地に生きる人々が生きていく、そう、生きていくための処世術・知恵が
「ぶぶ漬け～」の言葉に集約。

いやらしい？なら、近づかないことです。わきまえてお邪魔するのです。
そんな、頭から湯気を出して怒った私ですら、本音で言おう、語ろう！は、
あまり好きではありません。
ああ、建前で生きていかれたらどんなに雅（みやび）だろうって、思ったり。
なぜ？本音は人を傷つけるからです。剥き出しって下品です。
本音には、思いやりという大事な感情を排斥しがちって、思うのです。

あの人は裏があるから嫌い！表と裏を使い分け？いやらしい！
そう思うとしたら、思う本人の精神が未熟という事です。
私自身も、感情が先走って、嫌い！不潔！いやらしい！って、全く持って
未熟の極みのみっともなさの中に生きています、そう、無駄飯食いかも
知れません。ですから、極力不特定多数がいる空間には身を置かないよう
にします。ひたすら避けます。近づきません。

不都合な事を目に耳にした時に、注意や指導、誘導を行えるでしょうか？
しないで、他者を責めてはいけませんでしょう？ああいやだ！ああだ、こう
だ。それについて、あなたは何か行動を起こしたの？いっつも批判者？いっ
つもそういう場面に遭遇するの？文句ばっかり言って幸せ？
私は逃げます。近寄りません。つい批判してしまう自分がいやらしいので。

最近も、電車の中の公徳心のない、お行儀の悪い人の多さに、打ちのめされ
ました。何がイヤだって、見て見ぬ振りをする私自身です。こんなにバカに
なってしまった日本人なのって。
アメリカ人の真似がカッコいい事だって。外国の真似をするのがカッコいい
って。そして、出来上がった信念なき、自信なき、お行儀なき無国籍人の誕
生闊歩！

テレビ、雑誌、偏ったイデオロギーにちりばめれれた新聞に操られていない？
時に、立ち止まって自分自身を検証することが今こそ必要な時代に生きている
事を自覚しましょう。他者を責めるそれは、自分を責めていることに気付きま
しょう。
「量子物理学」にその辺の不思議が解明されているかも知れません。

私は悪しき事柄場面・言葉に遭遇しないように意識しています。人の不幸
話は聞かないようにしています。なぜって？私が大切だから極力避けます。
それに反応する自分を戒めます。
人の事は、本人以外何も出来ない事を知っていますから、興味を持たないよ
うに、下品なことです、人の不幸に関心を持つ事は。

理系脳みそではない、って思い込んでいた私ですが、今、最小単位と言わ
れる「量子」に関する文献やなるべく易しい本を読み始めました。あなた
が不愉快って思った事は、あなたが宇宙から引っ張り出した事なのです。
嘘だ！？　なら、「量子物理学」の本をお読みになられたらいいわ。
そして、その本を開く前に、
「ここに書かれている内容は、全て私にとって有益で、理解できるものです」
って、言い聞かせてから読まれる事を勧めます。

自論の、学校を出たのだから勉強しましょう！面白くない事はしなくていい！
ですから。私たちが知っている事なんて、ない！に等しいのです。
私たちの中で「ビッグバン」を起こさなければ！それは意識の変革です。ね？