食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『おまけのササユリ』

2014年06月21日 16時37分15秒 | 日記

 5又ササユリは咲き終えてしまった。その代わりにはなりえないがノーマルな2又を中心とした花が咲き始めて

いる。山小屋周辺の低木に混じってひっそりと花をつけるものや他を見下ろしながら咲くものあり。

小屋裏の日陰で4つの花が咲き始めた。


『術後カレンダー』

2014年06月21日 12時47分44秒 | 日記

私の食道がんと胃がんは平成21年10月9日に行われた手術、前後に抗がん剤治療で一応の処置を終え以後、経過

観察を続けている。癌治療に付いて回る5年生存率は50%などの表現。

癌の治療を開始してから生存している率のことで、治療後に癌が再発して再び治療中の人もこの中に含まれている。

治療にも外科的なものから間接的な治療といろいろあるから、定義にある『治療を開始してから・・』の解釈の幅

は広いし、意味合いも広い。処置して残った癌は成長が早いから5年も経つと検査をすれば直ぐに発見される大き

さになっているから、この期間になっている。

手術をして患部を摘出したなら悪い部分を切り取ってから5年間だと状況がはっきりしているから分かり易いが外

科を伴わない抗がん剤治療の場合、外科手術のように治療結果の判定は難しいからしっくりとこない気がする。

誰しも5年は意識して喫緊の大目標にこれを据える。だから時々どの地点にいるのか確認しておきたくなるから

手術後、何日経過したのかを示すカレンダーが必要になり、これを作って時折、眺めている。今日は6月21日だ

から術後1716日目になり5年目まであと3か月半ほどまでたどり着いた。

カレンダーの存在は日を重ね、ある程度年数が過ぎてから出ないと5年という歳月の実感が出てこなかったが、1

年を残すくらいからのカウントダウンのスピードは非常に早く感じた。カレンダーの意味も順調な状態が続いてい

るからこそ有難味が実感できているのだと思う。

癌治療から5年を迎えると普通の病気で言う治癒に該当するのが『完解』ということになる。この言葉は癌専用の

言葉でもなく意味合いは『永続的であるか一時的であるかを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床

的にコントロールされた状態を指す。すなわち、一般的な意味で完治せずとも、臨床的に「問題ない程度」にまで状態

がよくなり、あるいはその状態が続いている』(Wikipediaより)

癌の場合、その根本的な治療法がないから症状や因子を抑え込むことができたものを一般の病気の治癒や完治に該

当する言葉として使われていると思う。治癒や完治を調べてみると傷をした場合に傷跡の残り方により治癒とは言

い難いケースや所謂、不治の病には治癒は存在しないとか、思いもしなかった説明が出て来て、その奥深さに戸惑

ってしまった。

                                         術後カレンダー


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