民主党がズッコケて息を吹き返した自民党、復権から時が経ってきたら繕ってきたものがあちこちで解(ほつ)れ始
めて来た。安倍総理が初めての総理の時、自身の健康問題もあったろうが大臣の失言、失態で辞任に追いやられた。
後に続く総理もボロボロになり下野した。かなり反省をしたからそれを評価され復権したと勘違いしている輩もい
るようだ。反省したからと言って内面にある素まで磨き直されるのではないから、自身の戒律が緩むと直ぐにボロ
が出てくる。麻生、石原大臣の失言がいい例。それに輪をかけたのが今、世界に女性蔑視の国と宣伝材料を提供し
ている都議会の自民党議員。誰が言ったのか分からない別のヤジも恐らく・・・・に違いない。
都議会を運営していく議運、議長などの主要ポストは自民党が独占している。本当にこの問題に取り組む気がある
のなら、今回のような『臭いものに蓋』オペレーションをとることはなかろう。
自民党の女性議員もこの問題では厳しい発言をしているのに、このような形で幕引きをしようとしていることに異
論を唱えないのは、やはり臭いものに蓋を容認していることになる。
そもそも問題で被害者はみんなの党Tokyoの女性議員、辛い思いをしたのに身内からの擁護もなく、あのような訳
の分からない決議に賛成とは合点がいきかねる。何を考えて議会で活動しようとしているのか、それすら見えない
政党だったことも露呈した。
庶民の味方と自負している公明党は本当に庶民や弱者や女性の味方なのか。味方だとしたら何故、このような馬鹿
げた決議案に賛成したのか。
民主党は下野しボロけてから存在感はなくなったから、ここでの評価からは対象外とする。一番まともな案は共産
党の提出したもので、私にはこれが一番だった。
先般、集団的自衛権のことで公明党の主義とこの対応が異なるのではないかと噛みついた。その時、公明党は都合
のいい理屈をつけて集団的自衛権を容認しそうだと予想していた。やはり、その通りになった。
公明党は庶民の味方、リベラルな政党、戦争アレルギーを持つくらい平和主義のイメージがあった。しかし、集団
的自衛権を巡る一連の行動、結論から『権力欲しさ』が根底にあり、崩してはいけないものを犠牲にしてでも『権
力』を選択した。政権離脱してでも守るべきものを捨ててしまう政党は信頼できない。
公明党は賛成に回るのではなく、国民を巻き込んで正々堂々と議論すべきとの立場を取って欲しかった。
こんなことで、今の日本にまともな政党はないと爺の診断。
あっ、忘れていた日本維新のこと・・・・これも雑多な理由で今回は評価対象外