食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『夢追人、犬の捜索願いⅡ』

2013年07月15日 18時26分53秒 | 趣味

昔、有線放送は農家や漁村の通信手段として普及したが今ではそのよさが都会で

見直され地域ニュース、コミュニティー活動の手段に使われている。1回目の放送で

は一つの情報もなかった。考えられることは

1.未だ山の中にいる

2.だれかが仕掛けた兎罠にかかり身動きが取れなくなった

3.人が連れ去った

4.誰かが迷い犬として預かってくれている

1の可能性は深い山ではないからすぐに何処かの道に出るので薄い。2は私がそ

の場所に行き着く迄は救出できず時間関係から考えたくはないが死を 意味する。

3は面白くないが死だけは免れる。一番いいのが4で情報さえ届けば確実に帰宅

できる。日が経つにつれて『雨を予想しながら山に入れた』ことに対する悔いが出

始めた。日増しに諦めムードが支配するようになった。2回目の放送をその翌日にお

願いする。私の家から3キロ奥の娘の同級生の家から電話が入った。『放送で聞い

たけど、お宅の犬らしいのを預かっている』この目で見るまでは安心できない。車を

飛ばし迎えに行く。

家の裏につながれたパピーは私の姿を見ると飛びつこうとして後足で立ち前足をバ

タバタさせながら大声で鳴き叫んだ。お爺さんが薪を切っていたら何処ともなく姿を

し後について離れなかったそうだ。恐らく初めて出会った人で人恋しかったのだ

。餌をやるとガツガツと全部たいらげ、なお空腹そうだったと聞いた。それからも

お爺さんの後ばかりついて歩き傍から離れなかったそうだ。パピーは乗り馴れた車

に飛乗り家路を急いだ。家では家族の出迎えを受けたっぷりの御馳走にありついた。

安心したのかその夜は久々の自分の寝床でゆっくりと寝ていた。

離れた場所で迷うと出発点にタオルや手袋を置き、そこに餌を置いておく。餌がなく

なっていれば一度はここに戻ってきた目安になる。臭いのあるものは犬にとっても唯

一の手掛りだからその近辺から離れずに待っている。

猟期の最中、行方不明になった犬を四~五日がかりで回収することがあった。


『暇人、デスクトップのカバー外す』

2013年07月15日 18時20分13秒 | 日記

昨日は、ここのところの日照りで枯れる寸前までになっていた花壇に水やりをした。

全長15mくらいはあるから、水中ポンプを使い川からの水をたっぷりと散水した。と

ころが夜中になって大雨が降ってきた。窓を開けて寝ていたがザーザーと大きな雨

音で目が覚めた。

朝から曇り空・・・と思っていたら雨が降りだしTVには大雨警報がだされていた。雨

降り、特段にすべきことはないから、ゆっくりと家で過ごすことにして、面白そうなネタ

探しのネットサーフに明け暮れた。こうして家の中で過ごすことは殆どないので、何か

罪悪感を背負いながらの一日。

仕入れたネタは、PCのHDD回転数5400RPMを7200RPMにしたらどれくらいの効率

ップになるか。色々な知恵袋や解説を覗いて思考錯誤。暇に任せデスクトップPCの背

面カバーを取り外してみた。今のHDDは5400RPMだからもし換装するなら、簡単にで

きそうか否かを調べる目的もあった。最近の機械はカバーをきれいに外すことが、とても

難解で場合によれば90%以上の作業はそれになることもある。今回はとても簡単でネジ

を外し、カバーと筐体の爪を少しずらすだけだった。

調子が出たのでHDDを外してみた。これも超簡単。これはやばいことになった。

虫が騒ぎ出すと2TBのHDDを調達しなくてはならなくなりそうだ。

ノートをSDDに変えたのは大成功だった。デスクトップに不満はないが、もし変えた場合

どれくらいの達成感を得られるのかについて、強い興味はある。

あまり建設的な事を得られなかった安息日、やはり汗をかきながら畑で草取りでもしてい

ば、いい1日だったのかもしれない

 

        簡単に外れた裏カバー NEC PC VN770GS6WファンやUSBコネクターなどに埃がついていた


ブログジャンル分け

2013年07月14日 20時41分27秒 | その他

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2013年2月1日~6月30日  
2013.02.01 無線LANの便利グッズ  PC
  回顧録、管理栄養士のレクチャー 回顧録
02.02 体罰と暴力  日記
  回顧録、感謝 回顧録
02.03 原発は毒か薬か  日記
  回顧録、退院 回顧録
02.04 軽トラ・デラックス  日記
  回顧録、逆流 回顧録
02.05 DCライフに傾倒中 ソーラー発電
  2回目の抗がん剤治療 回顧録
02.06 爺のツイート日本経済  日記
  回顧録、抗がん剤治療退院    回顧録
02.07 悪い木炭の売れ行き 日記
  回顧録、韓国旅行 回顧録
02.08 改造LED照明 ソーラー発電
  回顧録、手術後の身体の変化、後遺症 回顧録
02.09  DCライフの改造品  日記
  回顧録、女の園、マンモグラフィーの恐怖 回顧録
02.10 TVでネットカラオケ  PC
  回顧録、手術後の身体の変化Ⅱ 回顧録
02.11 ザーサイ仮漬け  日記
  回顧録、おわりに 回顧録
  おまけ、タイ旅行 回顧録
02.12 これからのブログ  日記
02.13 旅行について  旅行
02.14 放射線治療を終えた友人  病気
  TVでカラオケ 日記
02.15 為替について  日記
  訳の分からない季節 日記
02.16 隕石報道に見る東欧の今昔  日記
02.17 木質バイオエネの活用  日記
02.18 ハウスの水撒き、ソーラー計画  日記
02.19 株、円、Made in Japan 日記
02.20 ザーサイ漬けレポート  日記
02.22 ♪まあるい地球はだれのもの♪  日記
02.23 環境保全と言うけれど・・・  日記
02.24 祝事  日記
02.25 旅行虫の疼き  日記
02.26  DCライフの完成形? 日記
  ブログタイトルとジャンル分け 日記
02.27 原発、賛否記事に思う  日記
02.28 原発、賛否記事に思う  日記
2013.03.01 トイレのないマンション  日記
03.02 臨時休業  日記
03.03 PS3でカラオケ ソーラー発電
03.04 ビニールハウスのソーラー  ソーラー発電
03.05 掃除ロボットの復活  日記
03.06 春遠からじ  日記
03.07 祝儀、不祝儀  日記
03.10 また3.11がやって来る  日記
03.11 生きるということ  日記
03.12 トイレのないマンションⅡ  日記
03.13 収穫されない野菜  日記
03.14 定期健診、7msvの被ばく  通院
03.15 地方リーディングバンクの役目  日記
03.16 田舎とTPP  日記
03.17 浅学考、田舎とTPP  日記
03.18 海外旅行の事前準備の食 旅行
03.19 炭焼きのこと  日記
03.20 珍しい桜  日記
  PM2.5騒動 日記
03.21  SCC=1.0  通院
03.22 情けなや東電  日記
03.31 おふらんす帰り  旅行
     
2013.04.01 ヨーロッパ3か国の旅、いざ岡山空港へ  旅行
04.02 ヨーロッパ3か国の旅、憂鬱な上海へ 旅行
04.03 上海雑技団は凄い  旅行
04.04 ヨーロッパ3か国の旅、フランクフルトへⅡ 旅行
04.05 ヨーロッパ3か国の旅、ハイデルベルク  旅行
04.06 ソーラー発電のその後  日記
  ヨーロッパ3か国の旅、ローテンベブルグ 旅行
04.07 ヨーロッパ3か国の旅、ビース教会と名城 旅行
  雨天下のソーラー 日記
04.08 ヨーロッパ3か国の旅、インターラーケンへ移動  旅行
04.09  ヨーロッパ3か国の旅、インターラーケン  旅行
  脱原発ドイツⅡ 旅行
04.10 ヨーロッパ3か国の旅、インターラーケンで高山病 旅行
04.11  ヨーロッパ3か国の旅、TGVでパリへ  旅行
04.12 ヨーロッパ3か国の旅、ベルサイユ宮殿1  旅行
  続、ザーサイ漬け 日記
04.13 季節は?、春でしょ 日記
   ヨーロッパ3か国の旅、ベルサイユ宮殿2  旅行
04.14 ヨーロッパ3か国の旅、シャンゼリーゼ通り 旅行
04.15 04.15 ヨーロッパ3か国の旅、デンデンムシとエスカルゴ考 旅行
  60W、50ah ソーラーの評価 ソーラー発電
04.16  ヨーロッパ3か国の旅、パスポート盗難事件  旅行
  術前抗がん剤治療 病気
04.17 ヨーロッパ3か国の旅、ルーブル美術館  旅行
  人口減の不思議 日記
04.18 ヨーロッパ3か国の旅、セーヌ川クルーズ  旅行
  ザーサイの花 日記
04.19 ヨーロッパ3か国の旅、モンサンミッシェル修道院Ⅰ  旅行
  欧州連合EUのナンバープレート 旅行
04.20 ヨーロッパ3か国の旅、モンサンミッシェル修道院Ⅱ  旅行
  お金持ちシフト Chinese ? 旅行
04.21 ヨーロッパ3か国の旅、オルセー美術館、モンマルトルの丘  旅行
04.22 ヨーロッパ3か国の旅、ドゴール空港出発  旅行
04.23 ヨーロッパ3か国の旅、上海でまさかの欠航  旅行
  間一髪だった鳥インフルエンザ騒ぎ 旅行
04.24  ヨーロッパ3か国の旅、上海でまさかの欠航Ⅱ   旅行
  増え続ける福島原発の汚染水 日記
04.25 ヨーロッパ3か国の旅、お土産の一部 旅行
04.26 ヨーロッパ3か国の旅、焼きそばUFO上海版  旅行
  路端の花を求めて 日記
04.27 海外のトイレ事情  旅行
04.29 筍のシーズン 日記
04.30 ヨーロッパ3か国の旅、こぼれ話Ⅰ  旅行
     
05.01 小冬のよう 日記
  ヨーロッパ3か国の旅、こぼれ話Ⅱ 旅行
05.02 旅行費用、コスパについて 旅行
05.03 タブレット端末への戸惑い  PC
05.04 俄百姓のツイート  日記
05.05 山が萌える  日記
  国で違う労働能力の考え方 日記
05.06 招かれざる客、癌が来た時  病気
05.07 気になる今の内閣 日記
05.08 浪江町の行く先は   日記
05.09 久々の猪様と害獣  日記
  汚染水対策の朗報になるか 日記
05.10 近所の山は藤色 日記
  ビニールハウスのソーラー ソーラー発電
05.11 電気柵のシーズン入り   日記
05.13 お礼の一泊   日記
05.14 先送りの汚染水対策  日記
05.15 今年もプランターの田植え 日記
  もんじゅ稼働是非の意見 日記
05.16 私事、母の来訪 日記
05.17 株と正義  日記
05.18 安上り生活  日記
05.19 橋下市長、どないなってんの  日記
05.20 癌の起源について  日記
05.21 イチゴの臭い  日記
05.22 海の汚染  日記
05.23 NTTの光がやっと来た 日記
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   夢追人、渓流の雄 岩魚 趣味
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  夢追人、境水道の鱸 趣味
05.28 続・ハンディー・スキャナーの威力 PC
  夢追人、境水道の鱸Ⅱ 趣味
05.29  夢追人、鱸釣りと陣痛  趣味
  山葵の種取り 日記
05.30 地震・津波・原発の鎮魂 旅行
  夢追人、甲イカ、青手カニ 趣味
05.31 夢追人、宍道湖の手長蝦  趣味
  ザーサイ漬けの第2弾根哀れ 日記
     
2013.06.01 夢追人、ウナギ突き  趣味
06.02 楽譜が読めない人のためのソフト PC
  夢追人、名人芸 鮎釣り 趣味
06.03 カブトムシの幼虫と幼児たち 日記
  夢追人、暑さ凌ぐ素潜りは貝採り 趣味
06.04 夢追人、モズクとウニ 趣味
  汚染水処理の憂い  日記
06.05 夢追人、日吉津の岩ガキ 趣味
  サッカーと応援マナー  日記
06.06 定期健診 通院
  夢追人、鯵と外道のボラ 趣味
06.07 患者と家族間、意識のずれ 日記
  夢追人、ネズミ取りとヒラメ 趣味
06.08 遠い汚染水処理 日記
  夢追人、海の青、緑のサヨリ 趣味
06.09 夢追人、コメサ、アオザネ、ハブナガ、クロ  趣味
06.10 夢追人、磯から沖へ、仕立船  趣味
06.11 夢追人、恵曇のイカ釣り  趣味
06.12 夢追人、鯵釣り変じてサバの大群 趣味
  ゴンズイとヘイズ鯛  趣味
06.13 夢追人、浜田のワカナ(ハマチ)  趣味
06.14 夢追人、釣り初めは関のタナゴ 趣味
  厳寒の手なしイカ 趣味
06.15 福島、宮城、中越地震鎮魂の旅 旅行
  夢追人、魚の観賞Ⅰ 趣味
06.16 夢追人、魚の観賞Ⅱ 趣味
  自動車旅の防具 日記
06.17 震災鎮魂の旅、原発立県  旅行
06.18 水不足の心配 日記
  福知山のうどん事件と会津の鶴ヶ城  旅行
06.19 震災鎮魂の旅、相馬港にて献花  旅行
06.20 SCC=1.8に上昇 通院
  震災鎮魂の旅、石巻港  旅行
06.21  笹百合が咲いていた 日記
  震災鎮魂の旅、双葉町入口  旅行
06.22 震災鎮魂の旅、知己との再会  旅行
06.23 女らしさ 日記
  震災鎮魂の旅、中越地震Ⅰ 旅行
06.24 スイカの異変 日記
  震災鎮魂の旅、中越地震Ⅱ 旅行
06.25 震災鎮魂の旅、中越地震Ⅲ 旅行
  イチゴ苗の整理 日記
06.26 ザーサイ漬け全滅 日記
  今も震災一色、福島の地方新聞 旅行
06.27 山の清水に生きるボッカ 日記
  ハイブリッド車インサイトの燃費 旅行
06.28 ホテルのWIFI PC
06.30 今季最終の炭焼き 日記

『夢追人、犬の捜索願いⅠ』

2013年07月14日 17時38分06秒 | 趣味

夕暮れ時の訓練は兎を追跡することに関しては効果的な方法の一つで、猟全体か

らみると、その前に兎の寝屋を探し出す大仕事を省いたものになるため、この方法だ

けの訓練に頼るのはよくない。また兎は寝屋から出て来たばかりで行動範囲は狭いこ

と、その足跡の臭いは時間が経っていないので臭いが濃く跡さえあれば簡単に追跡

できる。実際の猟は朝から開始することが多い。仮に昨夜の臭いがある所からスター

トしても、そこには新旧の臭いがいたる所で交叉し方向もまちまちであり、それを選別

して寝屋まで一本の線につなげる必要がある。

地鼻と言い地面の臭いを拾いながら丁寧に嗅ぎ取り、梢の一本、葉の裏までその対

象にする。寝屋まで行き着く速さは『犬の技術』、場合によっては芸術と言っても過言

ではない。追跡だけの訓練はこの仕事がないので犬にとっては楽だ。

家の近くには訓練用の兎が3羽は見つけてあり順々に使い訓練する。歩いても15分

もあれば尾根に着く距離だ。今晚あたりは一雨ありそうな厚い雲が覆っている。家の

近くだから迷うこともあるまい。

20年は経っている檜の造林を通る、薄暗くすっかり陽が暮れたようになる。いつも来る

場所だから心得たものだ。炭釜跡の先を左に行けば兎の遊び場がある。造林を過ぎ

ると夕暮れ時の明るさを取戻した。

パピーは臭いを取りながら勝手に進んで行く。出歩いていた兎に出会ったのだろうか

大声が響き奥に向けて断々と小さな声になっていった。

この縄張りは狭い部類に入るが何度か来ているので自分で何とかするだろう。山の反

対で鳴く声が反射してすぐ傍にいるように聞こえる。この調子だと今晩は飽きるほど追

い続けるだろう。犬を残し家からパピーの声を聞くことにしよう。予想通り夜が更けても

帰ってこない。耳を済ますと微かにパピーの声が聞こえる。明け方に雨が降り出した。

雨は兎の臭い、自分の足跡の臭い、総てを流し去ってしまう。翌朝か昼頃には疲れた

格好でトボトボと帰ってくると予想していたがそれとは異なり夕方になっても帰って来な

かった。会社から帰り捜索に出かけてみたが手がかりはなく次の朝を迎えた。疲れ果て

て木陰で露を凌ぎ寝ているだろう。しかし空腹には閉口しているはずだ。それから毎日

々、探し続けるが姿は見えない。膠着状態が続き五日目、遂に有線放送で『尋ね犬』を

流してもらうことにした。


『スイカの初収獲』

2013年07月14日 17時36分32秒 | 日記

我が家の今年の夏野菜、全体的に不調。

私の野菜作りは他の人と比べるだけの技量や知識があるのではないから、程度を

語るのは難しい。今のところ最悪なのが団地の畑で作っているスイカ、苗の活着

今一だったが何とか小さい苗に育ち、6月初めに雌花が付き受粉させたら着果し

た。花の位置が余りにも根本近くだから、本当はこんなところで受粉させてはいけな

いし、着果したら取り去ってしまうものだ。

昨年まではこうしたことを守っていたが、他の苗も同じようだったので、そのままにし

て大きく育てようとした。ところがそれ以来、雌花が全くつかなくなりスイスが採れる

状態ではなくなってきた。苗の成長も芳しくなく最初についた実だけが少しずつ大

きくなっていった。

この現象は別の畑でも同様だったが7月初めに雌花が咲き始め、こちらでは最初の

スイカと次のスイカに20日ほどのブランクができたものの、ある程度の収獲はできそ

う。団地のスイカは結局、苗1本にスイカ1~2個ついて蔓は僅か1mほどと生育不良。

そのスイカを叩いてみたら、もう40日近くたっているから鈍い音になっていたので、

収穫。切ってみると、やはり皮が厚いものの、よく熟れて味はとても甘い、いい出来

だ。1個あると暫くは冷蔵庫の主になるが、冷凍、ジュースと出番が増えて来る。

ハウス内で作っていたキュウリは温度が上がり過ぎたのか、僅かな収穫後にうどん

粉病になり全滅、側に植えていた味ウリにも伝染しこれも全滅。

トマトは苗が大きく育ちすぎて実の付きが今一。TVでは葉物の出来が特に悪いと

言っていたが、人間同様に水が不足したり極端な温度で受難なのだろうか。


『夢追人、パピーの蝮 (マムシ)騒動』

2013年07月13日 17時17分27秒 | 趣味

ビーグルのパピーは山が好きだった。訓練は夕方と休みの日によく出掛けた。

今日も近くの山に行こう!団地の中を横切り公民館からすぐの山に入れる。兎は

夜行性で昼間は低木や草むらに寝屋を作り、そこで寝ている。この時間はもう兎

も起きている時間で。もし動き回っていたら臭いは強いから犬は直ぐに臭いを取

ることができる。陽は落ちてから一時間は経っている、サーチライトを頼りにいつも

のコースとするか。

我先に行くパピーを呼び戻し、行き先を指示する。心得たものでそこから笹の中

へガサガサと入って行く。50メーターも行かない内に『キャウーン』と変な声がした。

おかしいな、普段聞きなれないし兎に会った声でもない『パピー』と呼ぶが返事は

ないし降りてもこない。気になり上がつてみると片足を上げ、頻りにそこを舐めてい

る。電池を照らしてみた。よく見ないと判らないが2ヶ所から薄らと血が出ている。傷

は見えないが、この様子からするとマムシに噛まれたのだ。辺りを探したがマムシ

の姿はなかった。

あまり動こうともしないし、自力で歩こうともしないから抱きかかえて山を降りる。普段

でも温かい身体が心なしか余計に温かく感じる。

家に着く頃は僅かな時間しか経っていないのに毒が回り元気なく苦痛に耐えてい

様子が伺えた。我が家の玄関は犬にとっては高級ホテルか床の間に値する。

そこに寝かせてやったが、ただただジッとしているだけだ。

人の出入りが気になるのか落ち着いた様子ではなく、激痛を堪えるには静かな所が

よさそうなので小屋に移してやる。足は見る々間に腫れ上がり見るも無残な姿

続けて『連れて来ても、抗生物質を打つだけで大した効果はない。医者が喜ぶだけ

だ』と商売気のないつれない返事。

それもそのはず、この獣医さんとはツーカーの中で、杯を交わす仲だ。ある時は、一

緒に酒を呑んでいたら交通事故に遭った犬が急患として連れて来られた。

『丁度いい、手伝え』とばかりにいきなり助手に任命された。

足の骨折、患部の毛を剃り切開、折れた骨どうしに針金のような金属を入れて

縫い合わせる。雑な治療だがこれで十分だという。酔っ払いの先生に酔っ払いの素

人助手による手術は、救急治療を成功させたのである。

2~3日経つと喉のところに大きなコブのようなものができている。まるで瘤取り爺さん

のような大きなこぶで触ると中に水が入っているようにタポンタポンしている。毒素が何

かに換えられたのか毒素を取るための免疫剤でもできているのか。あれほど食べ物に

貪欲なパピーも暫くは食事に見向きもしなかったが、徐々に食べるようになり、4~5日

で元気を取り戻した。

皮が伸びきるほど腫れていたこぶは無くなり、傷口は2本の牙で噛まれた跡が小さく見

えた。傷が完治し何年経っても、噛まれた場所に毛が生えることはなかった。


『野生カブトムシ激写』

2013年07月13日 17時05分18秒 | 日記

最近のカブトムシは養殖されたものがホームセンターやデパートなどで販売されて

いるから、子供たちはそうした虫は買うものだと思ってしまう。私たちが子供の頃、夏

休みの恒例行事は朝、早起きしてブナや楢の木に集まるカブトムシやクワガタなど

を獲りに行くことで、人よりも早く行かないとお宝は手に入らない。

またブナや楢の皮が剝れたり傷ついたりして樹液が出ている木でないと、虫たちは

寄ってこないから、そうした木をマイウッドとして誰にも内緒にしていたものだ。それ

ではブナや楢に傷をつければ簡単に虫を呼べるのではないかと思いきや、そう簡

単なことではない。樹液が出るように傷をつけることは至難の業。皮を剥いだり穴を

開けたりしても樹液が出るまで至らず自分で治癒してしまう。だから樹液の出る木を

マイウッドに出来る人は極少数ということになる。

こうした木に集まったクワガタは簡単に獲ることができる。木を思い切り蹴る。

するとクワガタはビックリしてか木の上の方からボタボタと落ちて来る。

こんなことを自然は子供たちに教えてくれる。

これから本格的なシーズンになるとスズメバチ、コガネムシなどが場所を巡って凌ぎ

合う。力関係からカブトムシ、クワガタ、スズメバチの序列のようだが、このクラスは拮

抗しておりコガネムシだけが美味しい液の出る場所から追いやられている。

時代は移り変わり先述のようにカブトムシたちは買うものになってしまったものの、自

然の中では虫たちが一生懸命に生きており、それを見て楽しむことも出来る。

今年も山小屋の側にある樹液の出るブナの木に虫たちのシーズンがやってきた。

クワガタは未だ時期的に早いらしく、小クワ1匹だけ姿を見せていたがこれからは牙の

反りまがった立派なミヤマが出て来るので楽しみにしている。

ここの虫たちは孫たちに見せることはあっても家で飼うことはさせていない。自然繁殖

を守ればまたここに帰って来るから・・・・

 

                         コクワガタ

                 本日はカブトムシ5匹のお出まし


『夢追人、猟犬Ⅱ』

2013年07月12日 18時04分03秒 | 趣味

後で判ったことだがジャックは既にフィラリアに冒されていた。症状としてはそう重

いようには見えなかったが時折、ハーハーと苦しそうな格好をすることがあった。Y

さんは病院へも連れて行ったが血液検査をする限りフィラリアの幼虫は見えず『何

度か検査しないと判断はできん』と医者は言う。

フィラリアは正式にはミクロフィラリア、豚が多い所では発生率が高いらしく源は豚

かもしれない。フィラリアの幼虫はミクロサイズで犬の血管の中に住みつき栄養分

を吸収し成長するとラーメン大で長さは三十センチにもなると言うから育成度はす

ざましい。初期のころは経口薬を蚊の出る頃から秋まで与え予防することができる。

この時点では幼虫は蚊が吸える大きさだから顕微鏡でなければ見えない。しかし

成長するに従いそれは心臓に集まりやがては血液の流れを妨げるようになってい

く。犬が激しい運動をすると心臓の鼓動が大きくなる。虫はその中で動こうとする。

結果は歴然としている。

外から見た症状ではクシャミをし出すと軽い症状とされるが必ずしもこんな風には

ならない。成虫を殺すには手術をして虫を取り出す方法はあるが危険が大き過ぎ

現実的には困難、別の方法は成虫を殺す注射がある。この方法も危険で一発勝

負、成虫が暴れ心臓麻痺を起こす可能性が高い、死んだ成虫が血液の中で溶け

る時に犬がそれを吸収し切れるかの問題がある。最後の治療として注射を打ち死

んだ犬は沢山いる。

蚊は血を吸う時に一度、吐き出す。もし以前に吸った血の中にフィラリアがいれば

その時、犬の体内に入る。蚊にかまれない予防として周波音を出す発振機を据

え付ける(音が蜻蛉の羽音に近い周波数音で蚊が寄って来なくなるとあるが余り効

き目はない)、黄色の虫避け電灯をつける、香取線香をたく、などがある。今、飼っ

ているビーグルの『小丸』は昨年の夏にフィラリアにかかり死の淵から生還した犬

だ。大体、夏に体力が落ちた後で具体的な症状が出てくる。散歩に連れて出ると

直ぐに息苦しそうにハーハーとする。収まるのに段々、

時間がかかるようになる。気付いたらどうもフィラリアに間違いなさそうだ。

その内、いつもはピョンと上がる所さえも自力で上がれなくなり食欲はゼロ、ハーハ

ーと苦しそうで見ておられない。医者に相談したが打つ手はなく、自分の方から『注

射で治療して下さい』と申し出た。この医者とは酒を何度も交わした中だし『注射』の

意味を私が充分理解していることも知っている。

『そうか、そうするか』とだけ言った

注射は二回に分けて打つ。注射後およそ二週間で成虫は溶け出し、いわゆる拒絶

反応はその頃から始まると説明を受けた。小丸は頭を上げることさえ出来ず上目使

いにしか見ない、情けない顔をして助けを求めているように見えた。米子市住む妹

の見舞いまであり我が家にとっては毎日が臨戦体制だった。

餌は何をやっても、大好物の牛の生肉をやっても見向きもしないから、口の横から

無理矢理に食べ物を入れて、口を塞ぐと仕方なしにゴックンとする。その方法で食べ

させる状態が続いた。注射を決心したのはその後だった。

一か八と賭けをした約三週後に回復の兆しがみえ出し一命を取リ留めた。

一方、ジャックは訓練から帰ったその日の夕方に急死した。今も自分の家が見える

小高い山裾に眠っている。


『二重苦・三重苦の原発被害地』

2013年07月12日 17時58分37秒 | 日記

昨晩のクローズアップ現代はとてもショッキングな内容を取り上げていた。3.11で

制御不能に陥った東電の福島原発のために避難させられた人々は、自主避難を

含めての数字だと思うが15万人。当初、人の消えた町ではペットとして飼われて

いた犬や猫が突然に主を失い、中には十分な餌も得られない哀れな姿で徘徊し

ていた。それはペットに限らず飼育されていた牛や鶏も同じような運命を辿ってい

た。動物の生態系の中で頂点にいた人間の姿が消えると、どのようなことになるの

か、3.11の震災でこのようなことを考えるなんて、まさか・まさかだ。

今、浪江町、大熊町などでは避難して不在になった家の中はネズミ天国で、帰宅

を許され帰宅する度に被害が大きくなっていくのを見に行くようなものだとか。最

初の頃は、早く綺麗にして帰宅許可が出たら一刻も早く帰るつもりにしていたのに、

今となっては家を建て直すか、相当のリフォームをしなければ住める状態ではなく

なってきた。ある人は、この家に帰って住むことを諦めたと言っていた。壁、柱といわ

ずあちらこちらを齧り、穴を開けたり布団や衣類などは食い散らかされ、おまけにネ

ズミの糞尿、これはとても臭く少々のことでは消えない。仮に掃除をして表面的に綺

麗になっても、ネズミの被害に遭った跡に暮らす心境にはなれない。こうした被害の

中で一番怖いのは壁の内側や天井裏にある電気の配線をネズミが齧っているかも

知れないことだ。齧られたことでショートや漏電などによる火災の危険もあるから、そ

の検査も必要になるが調べるのも簡単ではない。東電はこうして追われた人たちの

住まいの補償をどのようにするのか。ネズミ被害で建て直す費用も当然の事、面倒

なければならないはずだが・・・・どうするのか、東電は

人間は鶏舎の鶏も放置したまま避難してしまった。ケージの中で水も餌もなくなれば

生き延びることなど出来はしないから、卵を産み落としたまま死を迎えざるを得ない。

ここでネズミは卵や死骸を食べ放題で、その跡は言葉を失うような光景だ。ネズミの

歩に天敵のハクビシンは我が世の出番とばかりにネズミ退治に現れる。こうした食

連鎖は何処まで続くのだろうか。

屋外ではイノシシが群れをつくり昼間から道路を占領している。猪は夜行性だから昼

は山の上や小高い安全な草むらなどで寝ているはずなのに、本来の習性すら失って

いる。人は怖いものなのに人が居なくなったから、怖いものは何もないということなの

か。あれから2年たったから、こうした猪たちは人のいない世界で2度の出産をしてい

る。子供は怖いはずの人間に出会うことがないから、人間を怖いとは思わないで育っ

ている。こうしたことが将来、人間と猪の関係にどのような影響、変化を表すのか予測

できないと専門家の意見が付された。

今までは人が管理していた畑は原野同然になり、野生動物には住みやすい環境に

り『動物たちの賑わい』は増していく。一方、それと隣接し今も畑を作っている農家

は増える野生動物から被害を守らなければならなくなり、深刻な問題だ。生態系まで

壊してしまった東電はどのように罪を償うのだろうか。まさか、得意の『カエルの面に

小便作戦』を決め込むつもりではなかろうな。


『夢追人、猟犬』

2013年07月11日 18時03分08秒 | 趣味

猟犬は獲物によって使う種類が異なる。何匹も飼える人は少ないので自分の犬で

猟をする時、獲物は限定されてしまう。種類はたくさんあるが一般的には鳥猟では

ポインター、セッターが代表格で兎はビーグル、猪は紀州犬、甲斐犬といったとこ

ろになる。兎は小型で完全な草食動物だから襲われると逃げの一手、猪は体力も

あり攻撃的な性格を備えており他の動物と闘うことも可能だから、それに対峙する

猟犬の種類も違う。またそれぞれを擭物に限定するには理由がある。例えば兎を

主としたビーグルを鳥撃ちばかりに連れて行くと兎を追わなくなる。兎はワンワンと

吠えながらの体力勝負になるが、鳥はちょっとだけ追えば片がつくので楽な鳥に

しか向かわなくなってしまうからだ。

 ポインターのジャック

Yさんが飼っていたのはジャックと名付けられたポインター。鳥の臭いを風の中で拾

うとその方向に行き鳥が隠れている場所で突擊の姿勢をする。主が行けと言うまで

その姿勢で待ち続ける。これをポイントしたと言う。それまでどんなに荒い息遣いし

ていてもポイントしている時は、どこで息をしているのだろうと思わせるほどピタリと息

を止める。『行け』と声を掛けると咄嗟に茂みに駆け込む。バダバタと雉が美しい姿

を表す。ハンターはそれをめがけて発射する。

私が狩猟免許を取る前の年、雉の剥製が欲しく捕ってもらう為に、Tさんについて歩

いた。木次町は養蚕家がまだ残っているので広い桑畑が幾つもあり、その周辺の草

地が雉の猟場になる。また裔麦を作る農家も多く雉の生息には環境のいい場所のよ

うだ。一日中、歩きまわったが獲物はなく『雉は夕餉を終えて寝床に入る時間だな』と

Tさんが言った。もう三十分もすれば時間切れで本日の猟はお開きになる。ジャック

探索に余念がない。

諦めム—ドの中、ジャックがススキの株に向けてポイントした。Tさんは『雉だ』と教え

くれた。『行け』と言っても中々、行かない。

ジャックは元々、慎重でポイントしても突っ込みに時間がかかる犬だった。

『行け』の声に突っ込んだ。

寝支度していた雉は羽音を高く飛び立った。そこにTさんの放った矢が炸裂する。

かし、雉はおかしげな格好をして十メ—タ程、下の畦の方に飛び去った。『半矢だ』

半矢とは当たったが致命傷にならず逃げる状態を言う。

舞い降りた哇に急いで行って見る。草は十センチほどの長さに刈られ何の変哲もな

い場所で雉が隠れる場所など見当らない。ジャックは先に降りて探索をしていた。

その変哲もない畦で再びポイントした。『まさか』誰が見ても判るだろう。

こんな隠れることの出来ない場所で雉はどうやって隠れるのだ。あの長い尾はどうや

っても草から出るし、鮮やかな色は草と比べれば直ぐに判るはずだ。

『そこに、隠れているぞ』、犬もTさんも、どうかしているんじゃないの?。

犬の鼻は人間の何千倍の嗅覚を持つと言われる。私に姿は見えなかったがそこから

半矢の雉が飛び出した。ジャックが追いかけ雉を咥えて帰って来た。犬の嗅覚はさす

がだ。猟では一犬、二足、三鉄砲と言われる訳がよく判る。


『眠れない夜』

2013年07月11日 18時02分03秒 | 日記

昔、泉谷しげるが歌った曲にこの名前のものがあった。昨晩は私にとって眠れな

い夜だった。山の際を草刈りしていた時、左手甲がチカッとしたと思ったらかなり

の痛みが走り、手を止めて手を見るとちらっと蜂のようなものが見えた。

はっきりと蜂の姿を確認していないが、足長蜂ではなくミツバチに近いようだった。

蜂に刺されることはたまにあるから、かゆみ止めの常備薬を塗って作業を続行。

以後、特段の痛みや不都合はなく蜂に刺されたことも忘れていた。ところが寝よう

かと思ったら、刺された場所が痒くて々、眠気よりもそちらの方に気を取られて眠

る状況になくなった。少しずつ、さすっていないと痒みがとれない。

刺された場所は腫れているが痛いのではなく、兎に角痒い。

本を見たり眠ろうとしたり努力の甲斐もなく痒さに眠気は奪われる一方。仕方なし

に引き出物で貰った飾り瓶に入っている焼酎を飲んでみた。血行がよくなり痒さ

が増すか、眠気を誘発してくれるかと??

いずれでもなく3時30頃を境に寝たような、起きていたような訳の分からない夜を

過ごした。完全に起きていたのではないから、浅い眠りの中にいたのではないか

と思う。昼間は寝不足のため・・・こんなこともなく暑いと言いながらゴソゴソしてい

た。手の腫れは引かず相変わらず痒いから時折、さすってやる必要がある。刺さ

れた所に蜂の針らしきものがあり取り出したみたものの、針とも言い切れない代

物、どうも腑に落ちない騒動だ。

それにしても、日本列島はこの暑さでメルトダウンしてしまうのではないかと思わ

せる。


『夢追人、兎猟Ⅱ』

2013年07月10日 18時01分38秒 | 趣味

15分ほどしたら、枯葉をザッ、ザッと無雑作に音を立てながら兎が帰ってきた。パピ

ーの声は未だ裏側の方から聞こえてくる。姿が見え、通過したと思ったら同じ道をバ

ックし大きく直角に飛び上の方に逃げて行った。それに見とれ銃を撃つ余裕はなか

ったが面白い場面を見せてくれた。

兎のトリックと言われる仕業だ。兎は臭いを紛らわす為に、往復しそこに濃い臭いを

残し釘づけにする。ジャンプしたので臭いの空間ができ往復した場所はミステリーゾ

ーンにしようと言う訳だ。犬がここで迷っている間に遠くに行き息を整えて次の作戦

でも練っていることだろう。パピーが大分、遅れてやってきた。兎の思惑通りここで臭

いが取れないから迷い、追跡の時に吠える声も途絶えてしまった。辺りを大分バタバ

タしてからパピーは円を描くように捜索範囲を変えだした。円は段々と広げられやが

て兎が直角に跳んだ方向で再び元気な追い鳴きが始まった。

こうした時、私は兎が逃げた方向を知っているので、犬を捕まえてその場所に連れて

行くと、再び臭いを取ることができるから追跡の再開を早くできるが、犬の追跡能力ア

ップのためには自力で探させる方がいい。

今回は上だったから今度は下を通るかも知れないと思ったが、それまで上に行ったり、

下に行ったりして苦い思いをしているのでここで待つことにした。

先ほどよりは少し下の所から音がして兎が出て来た、木の陰にいることも知らずこちら

に向かって来る。安全装置を外し引金に指を入れる。バーン、兎は弱く一 粒でも玉

が当たると捕れる。コロコロと転がって落ちてきた。パピーは前回よりも更に遅れて到

着した。息を弾ませ必死に声を絞り出している。『パピー』と獲物を高々と持ち上げる。

喜んで兎に嚙りつく。

兎は根采を入れて鍋ものにすると美味しいが直ぐに肉が堅くなるので煮詰めない方が

いい。塩、コショウで焼き肉にしてもいける。あっさりとしており野生動物特有の臭いは

少ない方だ。

パピー夕食は、兎の頭と肉の御馳走だ。バリバリと喜んで食べる。あの鋭い歯も何の

カケラも残さないで食べてしまう。

夜は御馳走に満足したのか、昼間の夢でも見ているのか丸くなりぐっすりと眠っていた。


『Windows8.1-->8に戻す』

2013年07月10日 17時58分53秒 | 日記

目新しさの誘惑にはいつも負けてしまう爺さん、Windows8.1も避けることは出来ず

ダウンロードに『yes』と始めてしまった。Windows8にやっと慣れたばかりで、しかも

その機能に不満があるのか否かすら分からないのに、何かを期待してみただけの

こと。表面上で分かったことは画面が分割表示できること、メトロ画面がスキップで

きる、スタート画面に金魚が出て来る、こんなことしか新しさを体験できなかった。

その反面、既存のAPやWEBなどとの整合性に問題があるらしく、著しい不具合と

は言えないが不便を感じさせることが散見されるようになった。

不具合の画面をSnippingツールで切り取っておけば良かったが今更なので拙い

章で説明せざるを得ない。

・WEBのバナーが真っ黒になり字が見えない

    特定のWEBで起こるがバナー上の文字がマウスの位置によって黒くなっ

     て、読むことができない。

・検索の文字ボックスに予測文字が入らない

    検索文字を入力しようとすると予測文字は表示されるが、選択するとボッ

     クスには何も入力されない。予測文字は使わず全て自分で入力するとOK

・WEB画面の罫線の太さが無茶苦茶に変わる

    WEBで表示される表などの罫線の太さや色が元のものと違った形で表示

     される。

・WEB上でマウスのクリックをすると文字が広い範囲で青く選択される

・IMEが勝手に無効になることがある

・BLOGの写真アップができない

  Gooブログで写真をアップしようと写真を指定すると『0バイトの写真はア

     ップできない』とエラーになる。

こうしたことがどのタイミングで出るのか、きちんと記録していないから説明しか

ねるが、Windows8では起こっていなかったことが8.1で発生、そして再び8に戻

したら発生しなくなったから8.1の問題であることは間違いない。

完全な製品ではないから何が起ころうとも、これから次第ということになろう。不

具合事例の回収、意見聴取等々の結果、秋ごろには8.0ユーザーには無料ダ

ウンロードで配布されるらしい。


『夢追人、兎猟Ⅰ』

2013年07月09日 17時56分58秒 | 趣味

兎は草食動物で多産系。家兎と異なり耳は小さめで色は薄い茶色をしている。

音には敏感で気配は全て耳から吸収しているように見える。兎は鮎のように縄張

りを持っており大体、一山か二山位の広さの中に1羽いる。縄張り内の兎を捕ると

すぐに新しい住民がその縄張りにしてしまう。縄張りに隣接する二羽の兎を捕っ

てしまうとその時点で縄張りの範囲が変わり過去のデ—タは役に立たなくなってし

まう。兎は夜行性で夜に餌を食べたり遊んだりするがその範囲は自分の縄張りの

中に限られる。例外として発情期になると雄兎は雌を求めて自分の縄張りから出

て行く。その兎に当たると犬に追われた兎は自分の縄張りに戻ってから逃げ回る

ので、とんでもない遠くでワンワンとやり出す。

発情期以外の兎はその縄張りの中から出ないので犬に追われるとその中を回る

ので『回す』と言うのは犬が縄張りの中で兎を追いかけること。また、昼間は寝て

いるがその場所を寝屋と呼び犬が寝屋を見つけ兎を起こすことを単に"起こす"と

いう。これは猟全般で使われイノシシ猟でもこの言葉を使う。

猟期前には訓練で色々な所に行き、兎がどういうコースを逃げるのか予め知って

おくとよく捕れる。いつも同じコースを回れば兎は全滅してしまう。寝屋は一定し

ていないし、犬がどういう角度から寝屋に近づくかで逃げるコースも自ずから変わ

ってくる。今日の猟も以前に訓練した所で凡そ察しはつくが上手くいくかどうか。

パピーは毎週の猟で少々バテ気味だが 一丁頑張ってもらうか。

パピーは顔にそんな素振りが見えても山に行けるならと、私以上にやる気満々だ。

杉林の中には椎茸のホダ木が交互に立てかけられ、幾つかは小さな芽を出して

いる。下刈りもちゃんとしてある手入れの行き届いた山である。砂利混じりの急な

斜面にスイッチバックのような道がついている。

山の中腹を越した辺りがよく寝ている所だ。低い木が茂り割と日当たりのいい場所

で周りはどちらの方向へも逃げることができそうだ。椎茸のホダ木が途切れ草やら

低木が見え、食み跡がある。新しいものだから、ここの兎も健在と見える。

私はこの場所で兎を待つことにした。パピーは上に上に臭いを取りながら上がっ

て行く。相当、強い臭いに当たったのだろう。普段は寝屋でいきなり吠え出すのに

ワンと吠えた。それは目前に兎の寝屋があることを意味していた。

ワン、ワンと追跡が始まった。兎の足は速いのでパピーがいくら頑張っても追い着

くことはないだろうが臭いさえ確実に追えばスタミナのある方が勝つ。兎は逃げて

は休み、逃げては休むが犬はずーっと追いっ放しになる。


『ノートPCをSSDに装換Ⅲ』

2013年07月09日 17時46分20秒 | 日記

 慌てる乞食は貰いが少ない

HDD--àSSDの必需品USB-SATA変換ケーブルの紹介記事を参考にしたので、こ

うした接続はこの方法が唯一のものと思い込んでいた。サンワサプライの製品でUS

B-CVIDE3を調べてみると2000円~4000円と同じ品物なのに値幅が広い。そして記

事では外したHDDを収納するケースも一緒に紹介していたが取り敢えず必要なケ

ーブルだけを注文した。

大山鳴動・・・・の結果、SSDへの移行を終えHDDの外部ケースについて再度、調査

してみるとケースにSATA-USB変換機能付きのものを発見した。

しかも値段は980円也。

2000円もした変換ケーブルは外部電源付で安定した電源が確保できるから、きっと

それなりの良さがあるに違いないと、思いたかった。いずれにしてもケースは必要だ

からと980円也君を注文し使ってみると、問題なく動作するではないか。ケーブルに

はUSB端子が2本あり内1本は電源、別のUSBを接続用として使うようになっている。

何も高価な変換ケーブルを買わなくても980円也君を早くに見つけていればと・・・・

『慌てる乞食は貰いが少ない』を実感。

ただ一つだけ、アルミボディーに密封されたような収納になっており、熱の影響を考

慮された設計になっていると思うが、この点のみ心配ごとだ。

 

                     HDDを収納しPCに接続した980円也君

   ピンボケだ゛がHDDをコネクターに接続した980円也君


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