旅は続くよどこまでも。

とてつもなく不定期に、しかし何か思い浮かんだときにはどえらい勢いで書きなぐるブログ。

koroピンチ。

2007年03月02日 02時15分35秒 | 関東の日常。
koroの母にはですね、持病がありまして。

私が幼少の頃、でっかい胆石と一緒に胆嚢を摘出しているんですね。
現在のように胆汁を腸に流すバイパス手術とかが無かった時代、
「ハイ、切りました。ハイ、取りました。ハイ、縫いました」
ってな施術をされてるもんだから、彼女は胆汁垂れ流し状態のまま40年近く生きてきているわけです。

胆汁ってのは所謂ひとつの消化剤ですね。
私もよく知らないんですが、胆汁は膵臓(だと思った)で作られて、胆嚢に貯められる。
して、食物を摂ったとき、それらを消化させるために胆嚢からチビチビと出てくる。
というのが本来の形だそうですね(間違ってたらごめん)。

それが、胆嚢が無いとなると必要なときにうまい具合に胆汁を使えない。
貯める場所の無い胆汁を無駄に垂れ流しっ放しの膵臓は疲弊し、胆汁の通る胆管は胆汁の澱が溜まって詰まり気味になる。
すると痛みが出てくる。特に何か食べた後に。
症状が進むと、何も食べていなくても痛むようになる。
膵臓の痛みっていうのはそりゃもう、見てるこっちまで痛くなるような苦しみようでしてねえ。

そういうわけで、母は数年毎に膵炎を起こし、入院・手術をするのが慣わしみたいになってるわけです。
毎月検査は受けてるんだけど、医者が検査結果を見て
「どうやら怪しいから、痛みが出る前に(手術を)やっちゃいますか!」
と言っても、本人が
「痛くないからまだいい」
と断ってくるんですよ。
この度も、1月の検査で入院を勧められたのを断って過ごしていたら、やっぱり具合が悪くなっちゃった。
しかし母曰く

「文字通り『痛くも無い腹を探られる』のは嫌だ。痛みが出れば仕方が無いと納得できる」

という持論を崩さないものでね・・・・ww
まったく頑固な婆ぁですわ。痛くなって苦しむのは自分なのにねえ。

でね。
入院・手術を受ける母はいいんだ。
医者に預けるんだから良くなろうが悪くなろうが、素人の我々には手出しできないからね。
困るのは父親なんですよ・・・・('A`)
手が掛かるんですよ、うちの父は・・・・('A`) ('A`)
母がいないと何もできない男なんですよ・・・・('A`) ('A`) ('A`)
そのシワ寄せを一手に受けるのが私なんですよ・・・・・orz
今回も、母の入院中はずっと実家で寝泊りしてくれと頼まれてますしね・・・・・。

それにしても人気のある大学病院というところは高飛車なのよ。

「入院の予約はすぐに行ってください」
「ベッドは現在空きがありません」
「差額ベッド代5万円を支払ってもらえればバス・トイレ付きの個室があります」
「大部屋希望の場合はベッドが空くまで入院を待機してください」
「ベッドが空いて入院できるかどうかは前日の午前中にならないと分かりません」
「空きが出たら電話します」
「電話があった翌日の午前10時に来院し入院手続きを行ってください」

こんな感じ。いっつも。
だから母は迅速に入院準備をして、ひたすら電話を待つ羽目になるのですね。
その間、いつ掛かってくるか分からない電話のために、おちおち外出もできないのね。

そして父はいつにも増してよりいっそう、深く、静かに、物凄く不機嫌になるわけ。
で、母の留守中、その父の相手をするのが私。

・・・・・察していただけますか、この哀れな娘の立場を。。


あ゛~・・・・・('A`)
せめて嫁さんが生きてればなあ・・・・。


つかまあ、嫁さんが生きてたときから、この役目は私だったんですけどね。