ロク不明。

腹塞ぎに炭酸水を飲んでいるkoroです。
写真の可愛い子ちゃんはネットで拾った女の子です。

さて。
今朝、タビだにゃんからメールが来た。
「ロクが帰ってこない」
私の入院中は、留守がちなダンナに代わって、タビだにゃんに部屋の鍵を預け、ロクの様子を見て貰っているのだが、実はここ数日、ダンナが深夜に帰宅し、早朝に出勤している気配があるという。

タビだにゃんはロクの面倒をみた後、必ずロクを部屋に入れ、玄関の鍵を掛けて自室に戻る。
しかしこのところ、朝気付くと我が家の玄関ドアが開いて、ロクが外にいるのだという。
そしてちょうどその頃、タビだにゃんの携帯に1通のメールが入る―――。

「ロクを仕舞い損ないました。すんません」

ダンナである。
こんな日が何日か続いた。
そして今日、遂にロクが行方知れずになったのである。
やがて途方に暮れるタビだにゃんの携帯に1本の電話が掛かってきた。

「やー、すんません、心配かけてすんません。ロクのことは俺に全責任がありますから、いやー、すんません」



―――全 責 任 ？



あの男の口からそんな言葉が出ようとは。
もし、ロクに万が一のことが起きたら、ダンナはどう責任をとってくれるというのか。
「全責任」などという言葉は、軽々しく口に出すものではないと思うが、どうか。