旅は続くよどこまでも。

とてつもなく不定期に、しかし何か思い浮かんだときにはどえらい勢いで書きなぐるブログ。

悪人を演じる。

2005年03月01日 00時29分11秒 | 水曜どうでしょう&NACS。
イナダ組の『これくらいのLangit』(ダイジェスト版)を観た。
11月に道新ホールで買ったやつ。芝居とか映画観るのって集中力が要るから、3ヶ月目にしてやっと封印を解いた。

いやぁ。イナダはやっぱりいいなー。『Langit』には1・3・4・5番が出てるから、NACSと比べちゃって余計にそう感じた。

一番難しい役は音尾君。その次が大泉洋。
リーダーとシゲはデカイ演技がイイ(・∀・)
イナダでは悪人をよくやる洋ちゃんですが、彼は悪役向いてますね。『Langit』のミズノ役は身を持ち崩した善人だけど、それでも人を殺してしまうから、人間の醜い部分を演じてるってことで。『亀屋』のツル松役にちょっと似てるかも。

人間の暗部を演じられる人ってイイよね。
平べったい悪人じゃなくて、鬱屈して屈曲して救いの無い。
私は高校時代の演劇部で『夕鶴』の“惣ど”をやったことあります・・・“与ひょう”を騙す悪人・・・ドーランでえらく悪い顔にメイクしたことを覚えておりますよ。ありゃ分かりやすい悪者だった。

とにかく。イナダの洋ちゃんはNACSやバラエティで見るのと違う魅力があるですよ。巷間、大根だー大根だーと評されてますけどね、違う。ひとっつもイイ男じゃないのに、イナダの舞台に立ってる彼はカッコイイ。

時間が空けば東京へ飛んで芝居・映画三昧が趣味の妹子御姉様が先日、『LOOSER』を観て「洋ちゃんはいい役者だ」と言ってくださった。これは嬉しい。辛口批評の妹子御姉様のメガネに適うとは。私はすかさず『亀屋ミュージック劇場』のビデオを貸して差し上げました。ツル松師匠の感想が楽しみです。

5月にはいよいよ『COMPOSER』ですなあ。
リーダー、脚本は終わったようだけど。これからまだまだ煮詰めてくんでしょう。今回はどんな舞台になるんすかね。深みのある人間模様を見せてもらいたいです。
洋ちゃんベートーベン役だって。気難しそうだよな、ベートーベンって。悪人ではないだろうけど、癖のある人物像を、是非。

人間、普通に生きてれば日常生活でだって自分以外の役を演じる局面ってあるよねー。そんな場合、イイ人よりもワルイ人になるほうが難しかったりしませんかあ?
――よく分かんない? まあね、私もよく分からないけどさ。