江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十二本目!

2024年12月22日 | 一刀貫の剣究室

おはようございます!一刀貫です。風邪が流行っているようですねぇくれぐれも体調には気を付けて、良い年の瀬をお迎えくださいね。さて昨日が江少剣、今年最後の稽古となりました。実は毎年恒例でこの時期は奥様と忘年登山に行っておりまして。朝から秩父で山に登り、ダッシュで戻ってきて途中から稽古に参加。さぁたったの30分!仕上げの自由稽古はどの先生にお願いしようか…と考えていたら。子供たちに声をかけてもらって、史上最多6人連続でお相手させて頂きました。みんな一生懸命でホントに可愛くて頼もしい。私なりに、一生懸命稽古させて頂きました。それとそれぞれの稽古あとみなに「先生方の稽古を見ようよ」と伝えました。せっかく目の前で先生方がものすごい剣道をなさってるのに、見ないの勿体ないよ!と。打つ前に、先生方が何をなさってるのか、竹刀で何をしてるか足はどうなってるか。自分に取り入れられることないかな?難しいかもしれないけれど、しっかり見てみようと。私、見取り稽古だけは自信あるんですよね(笑。最後に今度は高校生剣士、Nねちゃんが声をかけてくれて今年最後の稽古を頂戴しました。Nねちゃんは、私が小さな子供の体験稽古の相手をしていると、一緒にやらせて欲しいと申し出てくれて、ホントに優しい子だなぁと思っていましたが。剣道も何というか、優しい強さ、気持ちよくまっすぐな強さを感じました。最後は相面打ち合って多分負けました(笑。でも今年を締めくくる、気持ち良い打ち合いが出来ました。ホントにありがとう、またぜひお願いします!

さて先週の50周年記念大会の動画を見返したりして、私的反省会をしました。今回私は「前に出よう」「勝つ!という気持ちを持とう」という「意思」を持つ事をテーマに、試合に望みました。撮ってもらった動画を確認してみると、そこそこには出来たかなと感じました。でもまだなんか動きが固いし、違和感を覚えます。何が原因かと考えた時に「意志」という言葉がひっかかりました。意思という言葉には、ある種強迫観念やプレッシャーが付きまといます。実際私は今回の大会、直前まで割と重たい気持ちがありました。その言葉に囚われて、パフォーマンスが発揮しきれなかった、試合を楽しみ切れなかったのかもしれない。終わってみれば「あーー楽しかった!」だっただけに、ちょっと残念に感じました(一生懸命応援してくれた子供達にはホントごめん!でしたけれど)。
では「意志」の代わりに何が必要だったかと考えた時に、「自信」なのかなと思いました。「出来ない事に挑戦しよう」という意味合いを持つ「意志」にはプレッシャーが伴いますが、「自分を信じる」事が出来れば、打たれたくないなどの恐怖を抑えることが出来、パフォーマンスが上がったかもしれない。でも実はこの「自信」という言葉を、私はずっと自分から遠ざけてきました。剣道だけではなくどんな時でも、「謙虚」という「卑屈」の裏返しの言葉なんかを使って、ごまかして来たのです。私のようなタイプの人間は、「自信」を持つとすぐに「過信」や「慢心」に繋がりがちです。そうなるとまず成長を妨げますし、結果的に私が剣道をする上で一番楽しみにしている「へたくそが苦しみ悩んでのたうち回りながらも、楽しみながらちょっとづつ成長する」姿が見えにくくなりそうだからです。
でも今回の大会で先生方と試合をさせて頂き、少し考えが変わりました。まだどこか怖がっている自分を「怖がらない」のではなく「怖くない」と信じる事で、パフォーマンスを上げられたのではないかもっと試合を楽しめたのではないか。動画を見て感じた硬さや違和感を、もう少し取り除けたのではなかろうかと思ったのです。
そしてもう一つ。「自信を持たない」という事を「負けてもしょうがない、ヘタでもしょうがない」という、言い訳に使っていた自分のずるさにも気が付きました。自分を見つめなおして正しく分析し適正な「自信」を持つ事で、どんな相手と試合をしたとしても「恐怖」を制する事が出来る(あとは胆力。そして自分の強さ(弱さ)に目を背けず、正々堂々と責任を負うべきなのだと感じました。年末にとても大事な勉強をさせて頂きました。これをまた一つ、来年の精神面での大きな課題にしたいと思います。

最後にひとつ。大会中、個人戦が終わった直後。大先生が自ら近づいて来て下さって「良かったじゃない!ああいう試合が出来るなら大丈夫、これからも頑張って!」とお言葉を頂戴しました。いや本当に文字通り、わたし涙が出ました。そういえば46歳で剣道を始めた当初から、大先生はいつも「いいじゃない!」と言って励まして来て下さいました。剣道の何もわかってなかった自分に気が付きもうずっと何をしてもうまく行かず悩み苦しんできて、ある種開き直って臨んだ試合の後のお言葉だっただけに、涙腺大崩壊でした。本当に有難いお言葉でした、心から感謝。ありがとうございました。いつまでもお元気で、稽古をお願い致します。

これにて年内の稽古とブログ更新は最後となりました。また来年!先生方に教えを乞い自分と徹底的に戦って、支えて下さる保護者の皆様に心から感謝して。子供たちと共に悩み苦しみ楽しく楽しく楽しく楽しく、稽古して参りたいと思います!

I Wish your Merry Xmas and Happy New Year !!

良いお年を!また来年、よろしくお願い致しまーす!

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56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十一本目!

2024年12月16日 | 一刀貫の剣究室

江少剣は50周年を迎えました!この瞬間に立ち会えたこと、心からの感謝と誇りに感じる気持ちで一杯です!こんばんわ!一刀貫です。私は息子の代からこの25年ほど、江少剣にお世話になってきました。本当に、素晴らしい剣友会と思います。この先60周年、100周年とぜひ続いていって欲しい。その為に私に何が出来るのか、また考えて行きたいと思います。

さて昨日は50周年記念大会、私も試合に出場致しました。うーんまぁ多分中々「勝つ」のは難しいかなと思いつつ、テーマとしては「前に出る事」と「勝つ!という気持ち」で臨もうと。先生方と稽古ではない「試合」が出来るこの機会。普段色々しないんですが、お相手に合わせて何が出来るか考えて臨もうと思いました。

個人戦、想定通り上段のT内先生との試合になりました。上段に対してはオーソドックスには左小手を狙って構えるのですが。ほぼ逆の「霞の構え」がある事を知りました。ん?これいいんじゃん!?と思って、稽古の時は一切使わず隠しておいて(笑)、本番に臨みました。片手霞、みたいな事もしたのですが前にも出れた気もしますし、悪くなかったかなと。でも・・・・そっから先の一本にする技が無い事に、試合中に気が付きました。片手霞から、右手で面打ち。それは一本にはならない。自分でも「しょうもな」と感じます。でもなんか「ヒント」みたいなものは得られた気がしました。しかし上段相手は疲れる・・・


で、ヘバってきたあたりで雑になりメン二本頂戴しました。T内先生、ありがとうございました!

ちなみに決勝戦はK澤先生とCひろちゃんで、女性同士となりました。昔から女性が強い江少剣らしい、決勝戦でした。みごと、Cひろちゃんが初優勝となりました。

その後団体戦では、4試合に出させて頂きました。Y崎先生K澤先生U太先生にCひろちゃん。いやぁ、私的に数え役満(笑。団体戦には団体戦の戦い方があって「負けないように」試合すると思うのですが。同じチームの子供達には申し訳ないけど、この好機にそれはもったいない。普段はしないけど、全力で行かせてもらいます。さてどうするか。まずは「前に出る」ことを前提に。

●Y﨑先生は、私が剣道を始めた当初から手ほどきをして頂き、自主練などにもいつも誘って頂いております(有難うございます!)。稽古も繰り返してきたので、この4人の中ではまだ対応策が練れるかなと。小手も上手、面も鋭い、相面になったらまず勝てない。ただ、私に対してガシガシとした何としても一本取ってやる!みたいな剣道はされてこないだろうとも思いました。そして、割と返し技が得意なイメージがありました。特にこちらの面に対して落としたり返したりで面を打ってこられる。ふうむ、狙うならここかなと。ちょっと何かをして、面を大きく打つのをフェイントにして、普段やらない逆胴なんかどうだろう。で、試合に臨んだのですが。逆胴なんて普段しないもので、見事にすっころんでしまいました(笑。結果予想通りのコテとメンを頂いて二本負け、Y崎先生ありがとうございました!


小手がすっぽ抜けて腰が抜けて、上から乗られてメン。これはあかん・・・

●K澤先生は何度も公言しておりますが、私の大好きな剣士です。もう20年以上の大ファンで、何せ恰好良いし、強い。強いというのは剣道の技もですが、心、気持ちが本当に強い。いわゆる「胆力」が本当に強くてらっしゃる。だから試合も見ていてヒリヒリですごく面白いのです。そして剣道に対する矜持をとても強く持ってらっしゃって、でも誰よりも優しくて温厚で、子供たちにも大人気。そういう点もとても尊敬している先生です。
それまでの試合を拝見していても、相手の崩しや攻めに全然動じないし手元が上がりません。私よりはるかに強い先生方が動かそうとしても、全然動かない。で、真ん中攻めてドン。こりゃ私なんかが何かしたって、どうにもならないことは想定できます。となるともうどうしようもないので「無理やり動かす」しかないなと。つまり払ったり抑えたりで、竹刀を動かして無理やりジャブ的なコテなどをねじ込んでいく。たまたま当たってちょっとでも動じてくれたらラッキー作戦。それといつも出小手と真ん中からのメンをもらっているのですが、胴は打たれないイメージなので。試合開始直後、初太刀で出小手を狙って来られると想定して、それを抜いて上からメンの一発勝負!をまずやってみましたが。そりゃ、ちゃんと誘わなけりゃ打ってこられずで、失敗。でも、この「大きい打ち」には割と対応しにくいのかな、という手ごたえはありました。あとは真ん中を攻められてのメンを警戒する事。ググっと来られて「ううっ…」となったら間違いなく鋭いメンでやられる。ので警戒したのですけれど・・・


やっぱり真ん中攻められて、メンの打ち合いに。なったら、もう全然話しにならないの瞬間です。良くは見えませんが、私の竹刀まだ垂直です(笑。でもすごく勉強になりました。K澤先生、ありがとうございました。でもK澤先生と試合出来るなんて、一刀貫マジ幸せです!

●U太先生は、学生時代もずっと剣道をされてきた猛者で経験豊富の試合巧者。ワケ分らんところから小手が飛んで来たり、思っちゃいけないでしょうが勝てる気がしない。じゃあどうしようかと考えて。U太先生と稽古をすると、いつも「動かされて」しまいます。こちらを崩すのがめちゃくちゃ上手いので、よし「動かないぞ作戦」としました。まぁ後は知らん。どうしようもないw。だったんですが。


めちゃくちゃ動かされまくり(笑。やっぱり作り方が上手い、経験値から自分が何をしたら相手がどう動くかを良く知ってます。この瞬間も、U太先生がピピっと手元で竹刀を操作したのに、私が思い切り動じて手を挙げ「小手どうぞ打ってくださいねー」になってしまい、「了解でーす」で小手取られるところです(笑。あとそうですね、U太先生と試合していると全く気が抜けない…というか、鍔ぜり合いだろうが遠間だろうが、いつどっから竹刀が飛んでくるか分からないと感じました。緩急織り交ぜてはいる(抜いたように見せて油断させるような)のですが、どの瞬間もがっちり狙っていて、こちらが抜けたと見るや竹刀が飛んでくる。確かに試合はこうあるべきだと勉強になりました。次回U太先生との稽古では、また「動かされない」をテーマにお願いしたいと思います。ありがとうございました!

●これは余談ですが。「動かす」U太先生と「動かされない」K澤先生の試合が、非常に興味深かったです。誘って攻めて何とか動かそうとするU太先生ですが、まぁK澤先生崩れない。するとU太先生も崩すのは諦めてぐっと構えなおし、間を詰め詰め返され…でドン!のメン。いやぁもう見ててハラハラひりひり。大変勉強になりました!先生方ありがとうございました。

●最後に今年の個人戦優勝者のCひろちゃん。現役高校生剣士で試合経験もめっちゃ豊富と。しかも試合どころか稽古すらした事無いので、全く知らない。こりゃまぁ困ったなぁ、どうしようかと個人戦など見てたのですが。でも「相手の動き」に、反応はしてるのは見て取れました。打って行けば防御したり打ち返したり、要は割と竹刀を動かしてくれる。それならK澤先生よりはよほど、作戦も考えられるし試合っぽくは出来るかなとは思いました。
何せ怖がらずに前に出て攻めて打つ。あと遠くからのメン、引き技に注意しようとだけ考えて試合に臨みました。有難いことに、今大会唯一のコテ一本頂けました。ただ・・・


二本目開始直後、ぐぐぐっと攻め来られて「ん!?」と思う間にメンを取り返されてしまいました。その数秒後に試合終了。かーー、なんであのメンを頂いてしまったのか。一本目を取っても取られても、とかく取ったあとの二本目開始直後は絶対に気を抜いてはいけないのだとこれまた痛感して勉強になりました。Cひろちゃん、ありがとうございました!

このところ先生方の稽古を見ていたりして、剣道の「流れ」を感じるようになりました。懇親会でK澤先生にお話しを伺った際に「物語」と良い言葉を教えて頂いたので使わせて頂きますと、自分がこうしたら相手がこうなり、こうなったらこうして打突。という物語があるわけですね。今大会では自分の物語を書いてみようと試してみて、その結果痛感した事。
まず物語には起承転結、があるわけですが。「結」となる打ちの、自分のなまくらさと技の無さです。これは試合経験が浅いのもありますが「決めきれない、それじゃ一本にならない」という事。やっと打突まで物語が来たのに、ロクな打ちが出来ないのは我ながら残念な事でした。
そしてこれはまだ意識し始めたばかりなのでしょうがないかもですが、物語が浅くて引き出しが少ない。この点、U太先生などはめっちゃくちゃに引き出しが多くて、相手の特徴や動きにに合わせて物語を作ってこられる。改めてすごいなと思うと同時に、U太先生の攻めや崩しは分かり易いですが、多分高段の先生方は、この「物語」をそうとは見せずに、作りこんでらっしゃるのかなとも思いました。だから何かしてる風には見えずとも、私は動じて崩されてしまう。うーむ改めて、剣道すごい。
そしてもう一つ、相手の物語に動かされない胆力も全然ないなとも思いました。こういったことを、痛感出来た大会でした。得るものばかりで、先生方には本当に大感謝です。ありがとうございました。昨日でまた、私の剣道の何かが始まった気がします。そして一昨日よりももっと、剣道が好きになりました。

最後に、来賓でいらっしゃったO辻先生のご挨拶から、感銘を受けた言葉をご紹介。先生は子供たちに「剣道を好きになってください。そして続けてください」とおっしゃいました。私も剣道は「続けることが一番大事」と普段言ってるのですが。そうですね「好きになること」が一番大事かもしれません。好きこそものの上手なれ。好きだから、続けても行ける。子供たちに剣道が好きになってもらえるように、これからも一緒に精進して参りたいと思います。引き続き稽古のほど、よろしくお願いします!

●オマケ●


今大会で唯一決まった、Cひろちゃんから頂いた小手。
動画で完全に隠れてるって、どんな試練なんですかこれ(泣笑

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56歳一刀貫の剣道挑戦記~二百五十本目!

2024年12月08日 | 一刀貫の剣究室

しばらく稽古がありませんで、一か月ぶりくらいの更新になってしまいました。あっと言う間に年の瀬、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。おはようございます!一刀貫です。
いよいよ五段審査まで一年を切ってしまいました。合格できないまでも「五段はこんな感じだと思っています」と言う、自分なりの理解をもって審査に臨みたいとは思っています。まだまだ、暗中模索の段階ですが。

このお休みの間、割と自分の剣道の事を考えていました。一つ強く思ったのは、どう考えても自分の剣道は「待って」いた剣道だなということ。先生が打って来られるのを待って、それに合わせるような面打ちをしていました。もっと動いてみたり、払ったり抑えたりうんぬんかんぬんして機を作っていかないといけないのでは。今の方針で良いのかどうか…を考えたのですが。これはこれで、良いのかなと。相手の起こりを捉える稽古、また「ここで打ってきなさい」という機を教えて頂く事。当てるよりも面打ちそのものの形を見て頂く事、あとは打たれる恐怖心を克服していく事。こういう面でとても意味が深いと思え、とりあえずこの方針は続けようと思いました。ただこれまでのように待って打つのではなく、少なくとも心はしっかりと機を捉えるのだという意識で稽古したいと思います。そう考えると、私がしたいのは「試合に勝つ稽古」ではなくて「自分と向き合い、弱さの克服に挑戦する稽古」なのだとも改めて気づきました。そういや、試合なんかで負けて悔しい!ってなるのって。自分を出し切ってバーン!と打って、それで打ち負けてもそんなに悔しくないんですよね。そりゃ稽古してないもんね、しょうがないと。ただ、相手に動かされて動揺してふにゃふにゃっと構えが崩れた所をビシ!っとやられると、こーーれは悔しい心底悔しい。ああそれはつまり相手に負けたからじゃない、自分に負けたから悔しいんだなぁなんて事にも気づきました。

さて、同じ四段五段の先生方や子供たちとの稽古ではどうだろうとも考えました。そこでも同じように、待つ剣道をしていて良いわけはありません。ではどうしたいのか。それは「相手を動かす」剣道だと思いました。いわゆる「崩す」という事です。そこで久々昨夜の稽古では、自分の「間」と「機」が作れないか。色々やってみました。これまでは出来もしないのに「気」だけで、何とかしようとしてた気がします。剣や足は未熟過ぎてロクな事にならない、なら気持ちだけ作って打って行ってダメで今はいいのではと。それもそうなのですが、少しだけギアを上げ、竹刀を使い足を使って、相手の動揺を誘うような稽古もしてみました。
まだうまくは出来ないのですが、何か新しい世界が広がったというか、またほんの少し理解が深まり、相手との気持ちのやり取りが進んだように感じました。やはりこれも、大事。

先日Y先先生との自主練の時にも思ったのですが。最近また剣道の稽古してると「楽しい・面白い」なぁと感じます。それは何なのだろうと改めて考えると、お相手との言葉のないやり取りが本当に興味深い事だと思いました。「口」は時に嘘もつくし虚勢も張ります。でも剣道の稽古は、人間がまんま出てしまう。私は特に、多分普段は潜めている「弱さ」がまんま出てきます。そういう本当の自分になった同士で気持ちをやりとりする刺激、面白さ。大概、剣を交えた途端にお相手と自分の力量の差も分かります。そしてお相手がこちらの力量が分かったことも、分かったりします。じゃぁそこでどういう稽古をしましょうか、とまた言葉なく剣で相談し合ったりして。お相手が良く知った先生だったり、初めてのお相手だったり、それでまたちょっとやりとりが変わってきたりもして。そして剣道は基本「敬意」を尊びますから、私とどんなに力量の差を感じられても、疎かにはされずしっかり稽古をして下さる。そういう所にまた感謝と敬意を感じたり。そういうのって、ホントにいいなぁと思います。そして稽古あとに先生にお話を伺うと、いややっぱすごいわと感じさせられるのも、また興味深い。自分とははるかに違う世界を見てるし、剣道をされている。こりゃ前途多難だわ…とまた改めて剣道の難しさを知ります。

でも難しいから面白い。楽しい。私の「難しい」などフェルマーの最終定理解明に挑む数学者に向かって「因数分解って難しいッスよねw」とか言ってるのと同程度なのでしょう。10年かかって、やっと本格的に面白くなってきました。

私の剣道は、やっと始まったばかりなのかもしれません。引き続き稽古のほど、よろしくお願いします!

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