窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

オジロワシの成鳥

2019-09-12 17:01:08 | ワシのいる風景

広大な干潟ができる野付湾には子育てが終わったアオサギやカワアイサなどが集まって

きます。親鳥とヒナたちが干潟や河口で食べ物を捕り、過ごします。

おばんです。小太郎でごじゃります。

            ◆  オジロワシの成鳥  ◆

沢山の鳥が集まるとやってくるのがオジロワシ。周辺の木立に止まり、地面に降り、じっと

鳥たちを観察しています。時々、飛び出し、アオサギたちが集まっている上空を見回ります。

「あぶり出し飛行」と私は名付けてますが、警戒して飛び上がり安全な方へ飛んでいく

鳥たちの行動をチェックしているのです。体調が悪くても鳥は健康そうに見せ、外敵から

狙われないようにします。それを経験で見つけられるようになります。

幼鳥や若鳥の時は経験がないのであぶりだすのは難しいようですが、成鳥はちょっとした

動きや飛び立つときの反射行動を見逃しません。

気づくと急激にスピードを上げ、追跡を始めます。普段はゆったりと飛んでいますが、追跡

態勢に入るとワシが変わったようにスピードを上げます。

相手にまだ逃げれる力があれば、深追いはしません。ない時は容赦しません。追跡、追跡を

続けます。その時のオジロワシの顔は双眼鏡越しに見ても凛々しいものです。