おそらく、川の上流で繁殖してたカワアイサが河口に集まってきています。8月はヒナを
連れたメスが良く見られました。カワアイサは根室地方の川の流域で繁殖をしています。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ カワアイサ・河口に集合 ★
中標津の計根別から根室海峡の浜まで標津川をカヌーで下ったことがあります。
7月でしたが、途中カワアイサの親子に何組も出会いました。10羽前後の小さなヒナを
連れた母親がカヌーを警戒して、下流に逃げて行きます。それでも縄張りがあるのか、
途中で岸辺の灌木の下に入って横を通過するカヌーを心配そうに伺う姿が印象的でした。
通過するとすぐに上流に向かい泳いで行きました。
成長したヒナや子育てが終わった成鳥が9月の中旬に河口に集まっています。日の出前、
水面が茜色に染まると葦の中から声がしてカワアイサたちが鏡面の水面にでてきます。
綺麗な水面に泳跡がついて行き、水面が活気を帯びてきます。
次々にヨシの中から出てきて、いつの間にか100羽以上のカワアイサが泳いでいます。
でも、これは長くありません。太陽が上がると2羽、3羽と水面を走って飛び出して行
きます。海の方へ行くもの、川の上流へ向かうもの、それぞれバラバラですが、いつの間
にかみんな消えてしまいます。
カワアイサの飛ぶスピードは速く、目の前を飛んでいかれると一瞬のタイミングしか
撮るチャンスがありません。力強い翼の音はきっちり聞こえるのですが。