コタラの社長日記

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その前に、

2020-07-24 13:47:48 | Weblog

この少し前、娘がドブの中から子猫を拾って来て、

家族に見つからないよう、物置に隠して飼っていたそうです。

 

 物置小屋から猫の鳴き声がするので、妻が扉を開けた途端、勢いよく飛び出し、

開いていた玄関から居間のソファーの上に飛び上がりチャッカリ座り込んだそうです。

 座り込んで気持ちよさそうにしている子猫を、外に出す事も出来ず、

その日から家の中で暮らすようになりました。

 名前は「チャオ」と娘が付けました。

 

 又、この頃、家にはノラの母猫が、

3匹の子猫を連れ、毎日庭に遊びに訪れていました。

 それならば、食事でもと、気に掛けます。

食事の前まで来ますが、警戒感は強く、食べようともしません。

 お腹は空いているでしょうが、子供を守るためには仕方がなかったのでしょう。

何日か経ち、家人に慣れてくると、少しづつ近寄り、食べ出しました。

そうすると、本来の穏やかな顔つきになり、驚くほど美人顔の猫になりました。

 

チャオは、このお母さん猫と子供達との仲間に入れて貰っていました。

 

一日も休まず、夜になるとお母さん猫と3匹の子猫、

チャオの5匹は、木陰に集まり、

猫会議を行っていると、妻が話していました。

様子を観て居ると、何も話さず、円陣を組みジッと座って居るだけです。

『テレパシーで、話しているのよ』と妻の解説が入ります。

 

猫はどこの地域でも、毎晩会議を行っていると妻は話しています。

 

 このお母さん猫の前に、ノラの母猫が1匹の子猫を玄関前にクワエて訪れ、

『お願いします』と云うような素振りで、妻の顔を見上げ、

3~4歩いて、又振り返り、見上げると云う行為を何度かしたと話していました。

 妻が、子猫に触ると、既に死んでいたそうです。

チャオ