水戸ッポのヒロシさんの和服姿は、
高倉健に仁義を教えたと云うだけあって、映画に出てくる粋な男の出で立ちでした。
ヘヤースタイルは、池部良に似ていました。
左右は刈上げ、7:3に分けていました。
厚手ウールの角袖に、紺か茶の大島を着て、袖は筒ッポでした。
着物の仕立てで生計を立てていた母に、筒ッポにする意味を聴きましたら、
『立ち回りで、動きやすくするためよ』と言われました。
その世界では、普通の袖にすると動きが悪くなるので、
筒ッポにするのが普通だったようです。
和食の板前さんの和服姿を観れば、ツツッポの袖口が多いそうです。
腹にサラシをきつく巻き、喧嘩の時は、濡れた新聞紙をかませるか、
サラシを濡らすとドスが入らないと云っていました。
足元は、黒の足袋で着物に合わせた鼻緒の雪駄でした。
足袋も、コハゼの数を指定していたそうです。
池部 良(さすが、スターです)
和服のコートの角袖、今は観なくなりました。
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