一般的に老化と共に知能も衰えると考えられがちだ。しかし、それは事実ではない。
心理学の分野では「知能は年齢と共に低下はしない」という調査結果が出ている。
その調査では、同世代から被験者を抽出し知能テストを7年ごとに3回行い、年齢の変化がどう出るかを見た。
結果、世代間には大きな差が見られたが、同世代の中ではほとんど変化が見られなかったという。
とはいえ、老化現象は明らかに存在する。
その原因は何かといえば、年を取ると共に知能を使わなくなることだ。
近年、脳を活性化するゲームや書籍が人気を呼んでいるように、知識をちゃんと使っていれば、年齢を重ねてもなお成長を続けられるものなのである。
知能を使って伸ばせと言っても、勉強をしろという訳ではない。
何か生きがい、やりがいの有るテーマを見つけ、それに情熱を注ぎ込めばよいのである。
大人になったらテーマを探し、楽しみながら成長を続けたいものである。
また、その他さまざまな成長、発達も、成人までに終わると考えられているが、これも勘違いである。
人間が持つ機能の「代謝」「身体活動」「生殖」「精神活動」のうち「生殖」と「精神活動」は成人してからも
伸び続ける「成人の発達区分」なのである。
生殖活動のピークは30代、精神活動は60代まで伸び続けるという結果が出ていると、物の本には書かれている。
まだまだ諦めるには、及ばないないだろう。