爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

橋の欄干の玉葱

2021-05-28 17:34:30 | 日記
欄干の玉葱!?かぶらの形にも似てるし、長ねぎの「ねぎぼうず」にも似た形をしている。

爆風スランプのサンプラザ中野は、武道館の屋根の形を♪あの、玉ねぎ~🎶と歌っていたのをご存知だろうか。

あれはいったい何の為に付いているのか。

名前は「擬宝珠(ぎほうし)」という。

仏教の建築様式が日本に伝わった時に一つの技法としてもたらされた物で、中国古来の装飾である。

そもそも仏教では、あらゆる願いを叶える不思議な珠を「宝珠(ほうじゅ)」と呼び、仏の象徴としてきたが、その形を模して建造物に組み込み「擬宝珠」という名を付けたと言われる。

玉ねぎの様な形をしているが、じつはこれは「炎」をかたどった物である。

仏の象徴という意味とは別に、擬宝珠は欄干や屋根の頂部を腐食から守る目的で取り付けたとも考えられている。

木造りの建造物は風雪に弱く、腐食を防ぐ為でもあったらしい。

伊勢神宮(内宮)入口の五十鈴川に架かる宇治橋の欄干に、この玉ねぎ(擬宝珠)が有った事を思い出すのだが。





埋蔵金

2021-05-28 08:48:57 | 日記
30年ほど前の埋蔵金伝説。特に徳川埋蔵金の発掘でテレビを賑わせた時期があった。

ここで埋蔵金を掘り当てたら、お金持ちになるのだろうか?

一獲千金を狙う庶民の夢の象徴は宝くじだが、埋蔵金の発掘にロマンと実利を求めているマニアもいたようだ。

徳川の埋蔵金でも信玄のお宝でもいいのだが、「見つけた」となったら一気に大金持ちになれるのだろうか。

これがそう簡単にはいかない。

出てきた埋蔵金(お宝)は、掘った土地の所有者と山分けするのが決まりになっている。(らしい)。

独り占めは許されない。

さらに埋蔵品が文化財としての価値が有るという事になると、国家権力があざとく介入してくる。

「ご苦労さん。これはみんな国のものだから、没収させて頂く事になる」となってしまうのだ。

むろん只でとは言わない。

これが報償金になりますと、雀の涙ほどのお金と引き換えに、全て国の所有物になってしまう。(ようだ)。

掛かった労力に見合わない様だから、やらない方が得策ではないだろうか。







前科○犯

2021-05-28 01:39:13 | 日記
刑罰に処せられる行為をし、「刑」を言い渡されれば、「前科」がつく。

罪を犯したのだから、当然だが、この前科はある一定期間を過ぎれば、消えてなくなる。(らしい)。

禁固(刑務所内に留置して労働させない刑)以上の刑を受けた場合は、「お務め」を終えてから10年の間、再び刑を受ける行為をする事がなければ、前科は消える。(らしい)。

罰金以下の刑では五年の間、以前に受けた罰金刑以上の刑に処せられる事をしなければ、これも前科は消える。(らしい)。

つまり、みずから行った行為を反省し、一定期間社会で平穏な生活を営んでいれば、「前科者」のレッテルは消えて無くなる事になっている。(らしい)。

しかし、現実は過去に罪を犯した事が解れば、社会の目が温かいとは限らないし、公にはしていないが警察の内部資料には、一生消えない「罪」の記録がある、らしい。

指紋照合で前科が「割れる」事を見ても、それはどうやら事実の様である。

もう50年以上も前の話だが、私が16歳で「軽四輪運転免許」を取って交付時に、右手全ての指紋を録られた事が、思い出される。

そこで思ったものだ、これで悪い事が出来なくなったと。

(現在に至り、してはいないんですが)。