今日、五月二十一日は 七十二候の 蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ) です。
二十四節気が 小満の初候に変わり、卵から孵化した蚕が盛んに桑の葉を食べ始める時期となりました。
蚕はその繭から生糸を採るために、以前は農家において盛んに飼育されていました。 この時期の蚕は食物である
桑の葉を盛んに食べる時期になります。 ひと月ほど後には白い糸を体の周りに吐き出しながら繭をつむぎ、
この繭から美しい絹糸が生まれることになります。 養蚕は、戦前までは農家の約4割が携わっていたこともあり、
まさに日本の主要な輸出産業でした。
*蚕は、「一匹」ではなく「一頭、二頭」と数えます。 「おかいこさま」などと敬称を付けて呼び大事に扱われます。
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