3月20日 午後2時半、彼岸法要厳修。
法要では東北地方太平洋沖地震で犠牲になられた方々の追悼と未だ先が見えず不安の中で避難されている皆様の一日も早い復興を念じ、祈りを捧げ、地震発生時刻の2時46分には参詣頂いた檀信徒と共にお念仏をお唱えした。
前回のブログを見て頂いた方より、温かいコメントを頂きましてありがとうございました。
福島にいる親族・友人に直近の様子を電話で聞いてみた。
父親談(桑折町在住)
「ガソリンがないので物資や薬を手に入れる事が出来ない!米は1年分買ってある
ので心配ないが、他の食糧がない・・・3食梅干しで凌いでいる。納豆が食いてー」
親戚談(桑折町在住)
「ガソリンが間もなく底を尽く。何とか食材はもっているもののいつまで続くか?
皆、日に日にストレスが溜まってきているようで体調を崩されないか心配です」
友人談(会津若松市在住)
「ふるさとの山々を見るだけで癒されていたのに、荒れ果てた姿を見ると同じ東北人
として悲しくなってきます」
甥っ子談(川俣町在住)
「川俣は原発近隣住民の避難所になったけど避難された方々が、食糧や物資の買い
出しをするので逆に地元民が食糧難に・・・ その避難民もさらに安全な場所を求めて
埼玉スーパーアリーナに移動したよ!えー残された地元民は…複雑・・・ 」
ガソリンや物資・食糧不足はいずれ解決されるだろうけど、原発はかなり深刻です。風評被害がじわじわ出始めているようです。
◆追記
①先程、福島県桑折町・観音寺副住職より近況報告あり。
やっと水道が回復したのもつかの間、回復したことによって一度に多くの水道水が使われ
た為、下水道ががあちこちで破裂・・また断水になりそうだと・・ 余震もいまだ多く、緩んだ
瓦が余震で崩れてくるとの事。
②本日午後、沢蔵司稲荷のブログを見た母が、地下鉄を利用して救援物資を浄土宗宗務庁
に届けた。