心といのちの相談所とは(財)浄土宗報恩明照会が、平成14年「一寺院一奉仕」運動を提唱し、その一環として「心といのちの相談所」開設を広く浄土宗各寺院に呼びかけたのがはじまり。
当時の(財)浄土宗報恩明照会理事長で 私の師僧でもあった白幡憲佑先生は提唱理由として「いま寺院に最も希求されることは社会の現実的課題としての諸々の苦悩と直面することです」と述べています。
常徳寺ではこの趣旨に賛同し、看板を掲げ取り組んでおります。
以前の寺院は相談所あるいは単純に「話を聞いてもらう場所」としての機能を持っていた。
現状は寺院が社会的役割を担っているとは言い難い。(拙寺も含めて!)
常徳寺では門前を通行する方の目に留まるように「心といのちの相談所」の看板を掲げている。
先日一人の若者が、看板を見たと言って寺を訪ねて来た。年は20代半ば!
とりあえず話を聞いてみると、職場にての悩み事だった・・
ストレス社会といわれる昨今、様々な理由で気分障害になる人が増えていると聞く。
私は彼の話を聞くことに徹した。最初は気難しい表情の彼も次第に柔和な顔に変わっていくのを感じて一安心!「いつでもいらっしゃい」と言って見送ると彼は本尊さまに手を合わせ帰って行った・・
カウンセリングの講習会など行ったことがない私でも話を聞くことは出来る。いやそれしか出来ません・・
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