12月25日、浄土宗総本山知恩院で執り行われる「御身拭式」参詣の為、京都に向かった。
三門前も拡張工事が進められていた
完成間近の和順会館(信徒会館)
御影堂(みえいどう)
御身拭式とは知恩院御影堂にご安置されている法然上人ご尊像をお拭いする厳粛な儀式。大勢の僧侶と参拝者が大殿にあふれ、お念仏が唱和されるなか、儀式は厳粛かつ華麗に行われる。
私がこの儀式に初めて参列したのは、今から25年前。浄土宗僧侶になる為の最終の修行道場が知恩院で、三週間の修行期間を終える満行日が12月25日で修行僧は御身拭式に参列して行を終える。行を終えた達成感と厳粛なる御身拭式に感動し、以来毎年参詣させて頂いている。
入堂される知恩院門跡(住職) 加行僧の入堂
法然上人ご尊像を厨子から前机までお移ししてご門主猊下みずから香染の羽二重の布でお拭い申し上げる。
大勢の僧侶と参詣者であふれる御影堂内。堂内ではお念仏が響きわたる。
知恩院の御身拭式は歴史が古く、約300年前より京都の名物行事の一つに数えられていた。法然上人の御徳を慕い、その加護のもと、幸多き願う人々によって賑やかに勤められてきた。京都の名物行事らしく、毎年の御身拭式には必ず報道関係も入り、地元で夕方のテレビニュースや翌朝の新聞一面で取り上げられる。
法然上人御廟に参拝
御身拭式に毎年参列するようになって20年になるが、いまやこの法要に参詣することが一年の締めくくりになっている。お参りするたびに僧侶になった原点に立ち返り、自らも身を拭って初心に帰る。一瞬かもしれないけどこの気持ちが大事かなあと自己満足!!
知恩院参詣をを終え、大阪に向かった。大阪で住職をしている大学時代の友人に会うためと法然上人二十五霊場になっている一心寺と四天王寺に参詣した。
詳細は次回のブログで!
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