般若心経

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四国八十八ヶ所

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2022-09-15 | Weblog

 先達大会

 一昨年、昨年と過去2回新型コロナウイルスのため中止になった四国八十八ヶ所先達大会が昨日開催されました。会場は徳島市のアスティとくしまです。






 毎回参加者は1000人を超えるのですが、やはりコロナの関係でしょうか 今回は760人でした。
 阿波踊りの音頭で始まった大会はこの3年回に亡くなられた先達の慰霊法要、功労者等の表彰式に続き特別講演がありました。
講演は
・四国遍路の形成を考える徳島県立博物館 長谷川賢二副館長
・世界遺産の視点から考える四国遍路 瀬戸内海歴史民俗資料館 松岡明子館長
また昼食時間には四国電力の提供するアプリ「遍路のあかり」の説明、手モンストレーションがありました。電柱に設置したビーコンから道案内、店舗、札所の情報を得ることができ写真も記録できるというものです。

 毎年隣の席の人などと話をして名刺代わりの納札を交換していました。今年は感染防止のため席は一つ置きに設定され、昼食時にも会話を控えるように大きく「黙食」とプロジェクタに投影されていました。
このためあまり話をすることもなく、持って行った納札はそのまま持ち帰ることに。

 駅地下でおみやげを買って帰路へ、
 楽しい非日常の一日でした。



【先達大会に於ける慰霊法要について】
先達大会に於いて、亡くなられた先達の方の慰霊法要が行われます。
どのようにして霊場会が亡くなったことを確認するのか、その手続きはどうなのか、以前、大会に参加したとき、周りの人に聞いてみましたが、周りの人すべてが知りませんでした。先達教典やHPにも記載がありません。
いつか機会があれば聞いてみようと思っていたのですが、そのままになり忘れていました。今回、思い出して霊場会に聞いてみました。
その手続きはつぎのとおりです。
1. 先達が亡くなった時は遺族が、霊場会に連絡します。
 その連絡に基づき先達大会に於いて法要が行われます。
 連絡は電話で可。
2. また上記先達大会での法要とは別に、毎年7月に高野山奥之院燈籠堂と高野山四国八十八ヶ所霊場会公認先達供養塔に於いて慰霊法要が行われます。その手続きは次のとおりです。
 1) 霊場会では上記1の連絡を受けると名前、戒名、亡くなった日などを記入する用紙を遺族の方に送付します。
 2) 用紙に必要事項を記入し返送します。
 3) 6月1日から翌年5月末までを区切りとして7月に高野山に於いて法要が行われます。このとき戒名等を銅板に彫り供養塔に納めます。
費用は不要。
このときの法要には遺族の参列が可能です。
また名は戒名がなくとも俗名だけでもよいそうです。