リモート参拝
9月17日のNHKあさイチで「みんなでシェア旅 四国・お遍路」を放送していました。
その中で
四国八十八ヶ所第22番札所平等寺のリモート参拝が紹介されました。平等寺では本堂や境内に置かれたカメラにより24時間ライブ中継をしています。朝6時、夕4時は勤行の様子を拝観でき、無料で祈願の申し込み(お札等が必要の場合は有料)もできます。勤行の後、ご住職のお話しを聞き、フォームから質問することもできます。
昨日、朝夕のリモート参拝に参加してみました。朝は800人、夕は900人(Youtube)を超える人が視聴。
質問もかなりの数に達し、それにご住職が丁寧に答えていましたので、終了が朝は9時半、夕は8時過ぎになりました。ご住職は高野山大学大学院を卒業の後、高野山真言宗の国際局に勤務され、海外への出張も多かったようで、昨日は海外布教のお話しもありました。
暑さが去りお遍路に最適の季節になりました。また今年はうるう年で四国八十八ヶ所は逆打ちにご利益があるといわれ、通常ならば多くの参拝者が訪れているはずなのですが、コロナ禍により参拝者が激減しています。
このような状況のなかで、ライブ配信により参拝することができ、ましてご住職のお話しを聞くことができることは、大変ありがたいことです。
四国八十八ヶ所の中でライブカメラがあるのは平等寺だけだと思います。(別格では徳島県池田町の箸蔵寺にライブカメラがあります)ご住職がデジタル化に関心をお持ちだと思います。昨年四国八十八ヶ所を回ったとき、確かお賽銭をキャッシュレスで納めることができたのは平等寺だったと思います。
今日から政府ではデジタル庁の新設についての検討を始めるとのこと。
すべてのお寺にライブカメラが設置されれば体のご不自由な方、ご高齢の方、多忙で時間がとれない方など四国に行きたくても行かれない方により身近に八十八ヶ所を感じてもらえるのではないでしょうか。
なお、平等寺では本日20時より
講演「四国遍路の特徴とその宗教的意義」
のライブ中継が予定されているそうです。