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大学講座
今回の大学講座は抽選に漏れたのですが、キャンセルが出たため受講することができました。
テーマは
「ふるさと倉敷市内の城について (2)児島郷内地区(実地編)」
郷内の戸山《こやま》城址に登りました。この城は豊臣の時代に2回の戦いの記録が確認されています。




里道から分かれた竹藪の中の道を通り、高さ150メートルほどの山頂にその城跡があります。切り開かれた山頂の本丸跡は約15メートル四方、周りには石垣が築かれ、板葺き門があったと思われる尾根には2箇所の堀切跡を確認することができます。
地方に散在している小規模のこのような山城は、都市の中に建てられた城に見られる藩主の威厳を示したり、治世の中枢としての場所としての役割はなく、戦があったときに逃げのびる場所だそうです。
山麓から続く茂みを抜け険しい斜面を登りながら、往時は海に面し緑の田畑に囲まれていたであろう閑静な村里にもこのような場所まで逃げてこなければならないような命を懸けた戦いがあったのだと思うと、同じレベルで比べることはできないですが、現在の平和のありがたさをひしひしと感じさせられました。

講師
岡山学院大学 岡山短期大学 尾崎 聡 教授
大学講座
今回の大学講座は抽選に漏れたのですが、キャンセルが出たため受講することができました。
テーマは
「ふるさと倉敷市内の城について (2)児島郷内地区(実地編)」
郷内の戸山《こやま》城址に登りました。この城は豊臣の時代に2回の戦いの記録が確認されています。




里道から分かれた竹藪の中の道を通り、高さ150メートルほどの山頂にその城跡があります。切り開かれた山頂の本丸跡は約15メートル四方、周りには石垣が築かれ、板葺き門があったと思われる尾根には2箇所の堀切跡を確認することができます。
地方に散在している小規模のこのような山城は、都市の中に建てられた城に見られる藩主の威厳を示したり、治世の中枢としての場所としての役割はなく、戦があったときに逃げのびる場所だそうです。
山麓から続く茂みを抜け険しい斜面を登りながら、往時は海に面し緑の田畑に囲まれていたであろう閑静な村里にもこのような場所まで逃げてこなければならないような命を懸けた戦いがあったのだと思うと、同じレベルで比べることはできないですが、現在の平和のありがたさをひしひしと感じさせられました。

講師
岡山学院大学 岡山短期大学 尾崎 聡 教授