紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

日高観光物産センターリニューアルや延伸効果で売上伸ばす 〈2015年12月2日〉

2015年12月02日 08時30分00秒 | 記事

日高観光物産センターの運営施設が売上伸ばす
(リニューアル効果の上り線施設)


 日高観光物産センター(株)が印南町西ノ地、阪和自動車道印南サービスエリアに設けている施設の運営が上り線施設が10月だけの売り上げが過去最高となるなど好調だ。上り線は今年4月23日にリニューアルオープンした効果が現れた形で、下り線も高速の延伸効果で9月、10月と大幅に売上を伸ばしており、同センターの代表を務める印南町の日裏勝己町長はリニューアル効果を喜ぶとともに「日高の情報発信基地としてより充実した運営に努めたい」としている。

 リニューアル工事は、上り線施設がオープン10年目を迎え、9月に開催される紀の国わかやま国体を契機にさらに誘客を図ろうと既存施設を増設する形で行い、4月23日から営業を始めた。従来の軽食レストランを物産販売コーナーに改装し従来の2倍の広さに拡張するとともに観光バスの団体客に対応できるようにと施設の隣接地に新たに鉄骨造り一部2階建ての食堂棟を増設した。
 5月以降の月別の総売上はいずれも前年同期を上回っている。特に8月は2920万2423円と前年同期に比べ約600万円増え、売上過去最高だった3年前の平成24年8月の2918万538円を上回ったほか、入場者数もこれまで最高だった2万9037人を上回り3万355人と3万人を初めて突破した。
 下り線も5月以降の月別総売上は前年同期をいずれも上回っており、特に9月が前年比136%の993万3703円、10月は852万9493円と前年比141%となった。
 11月はまだ集計されていないが、同センターの寺前強己支配人は、上下線とも前年同期を上回るだろうと見ている。寺前支配人は、通行量は前年と比べ余り変わっていないとし好調の要因を「上り線は施設をリニューアルしたことでこれまでトイレや休憩でただ立ち寄るだけの人が多かったが施設に足を運んでくれる人が増えた。下り線はすさみ町まで延伸したことで立ち寄る人が多くなった」と分析。「好調を維持できるようさらに施設運営の充実に努めたい」と話している。


その他の主なニュース

 名屋公園(7・8メートル)小竹神社付近(5・6メートル)に避難タワー建設へ

 御坊市のSioトープに水木しげるさんの冥福祈る看板設置

 御坊市消防団が初の水防訓練、全分団が土のう積みに取り組む

 日高川町三百瀬で遊休農地解消を目指して「貸し農地」開始