奉納したサルの大絵馬と木村さん(右から2人目)ら
旧暦の正月事始めにあたる13日、木村洪平さん(51)=御坊市薗=、塩崎弘直さん(53)=同=らが御坊市薗、小竹八幡神社を訪れ、毎年恒例となっている来年のえとサルが親子で描かれた大絵馬を奉納した。奉納するのは今年で15年目。
午前9時すぎから、神殿で神事を執り行い、塩崎さんらが、神殿横に取り付けられている今年のえと羊の大絵馬を取り外し、来年のえとのサルの大絵馬を取り付けた。
塩崎さんが製作した絵馬は例年同様、大きさは縦約1メートル、横約1・9メートル。木村さんが、今年11月下旬から絵に取りかかった。写真や図鑑、ビデオを見たり、動物園などに出向き、サルを研究した。今年は少し取りかかるのに遅れ、完成したのは直前だという。赤ちゃんザルを慈しむように抱きかかえた母ザルと、それを守るように周囲を見る父ザルの親子3匹のサルが、岩の上に乗っている様子が描かれている。
雄の威厳を表す毛並みが雑にならないように気を使い、顔の赤みが派手にならないよう工夫した。あくまで「ニホンザル」というのがこだわりだという。
木村さんは「あっという間の15年だった。これを見ると改まった気持ちになる。新しい年を迎える準備ができたと安心する。来年が平和で、御坊の町が楽しく、皆さんが幸せであってほしい」と絵馬を見つめていた。
その他の主なニュース
● 美浜町農業まつり、農産物品評会や各種イベント家族連れでにぎわう
● 御崎神社(美浜町和田)火焚き祭、湯気が立ちこめ獅子舞奉納
● 市民教養講座で川口淳一郎さん(JAXAシニアフェロー教授)講演
● 20日 御坊市立体育館でロボットフェス開催、今年も韓国参加