万歳三唱をする仁坂知事(右から2人目)ら
披露された天皇杯と表彰状、メダル
今秋、県で開催された紀の国わかやま国体(第70回国体)と紀の国わかやま大会(第15回全国障害者スポーツ大会)感謝の集いは3日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開き、選手や募金・協賛企業、実行委員会のメンバーら約550人が出席した。和やかなムードのなか、男女総合優勝で獲得した天皇杯の披露や活動報告、万歳三唱などで大会の成功を祝うとともに、大会で印象づけたスポーツ王国和歌山のますますの発展を誓い合った。
両大会の成功を記念しての催しで、はじめに両大会実行委員会委員長の仁坂吉伸知事は「素晴らしい大会でした。スローガンは『躍動と歓喜、そして絆』。一生懸命全力を出し切った選手の方をはじめ、大会に携わったさまざまな皆さんがそれぞれのポジションで躍動し、県民の皆さんもそんな姿を見て歓喜がいっぱいになりました。大勢の方々の絆が深まり、全国の心が一つになりました。県民には大変大きな絆が生まれました。心からお礼申し上げます」とあいさつ。県議会の前芝雅嗣議長は「一生懸命に挑む選手の姿は私たち県民に夢と感動を与えてくれました。両大会の成功を和歌山のさらなる発展につなげたい」と述べた。
このあと男女総合優勝で見事獲得した天皇杯、男女総合優勝と女子総合(皇后杯)2位の表彰状、わかやま大会のメダルが披露され、会場は大きな拍手に包まれた。続いて国体の県選手団代表で星香里総監督が「この成績は選手一同が優勝して県を元気にしたいと頑張り、心を一つにして戦った結果だと思います。皆さんの応援のお陰で最後まで頑張ることができました」、わかやま大会選手団の阪本憲二副団長は「練習の成果を発揮した選手の皆さんはじめ、役員や協力してくださった多くの皆さんのお陰です」と感謝。県聴覚者障害者協会の福田美枝子会長は手話による情報支援ボランティアの活動を報告し、ダイジェスト映像で両大会の模様を振り返り、県議会スポーツ振興議員連盟の尾崎要二会長の発声で乾杯。出席者らは大会の思い出話に花を咲かせたり、今後の活躍を誓い合ったり、親睦を深め合うなど会場は和やかなムードに包まれた。最後にチーム和歌山応援団長のウインズ平阪さんの音頭で万歳三唱をし、大会の成功を喜びあった。
県選手団は国体で天皇杯が2257点、皇后杯が999・5点、わかやま大会では金56、銀33、銅38の計127個のメダルを獲得した。
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