任期最後の定例議会で2期目に向けて
あらためて決意を示す日裏町長
印南町12月定例議会は10日午前9時に開会。会期を18日まで9日間と決めたあと、日裏勝己町長(64)が行政報告を行った。今任期最後の定例議会となる日裏町長は、すでに次期町長選へ出馬を表明しているが行政報告の中で「『強靱で安全・安心なまちづくり』を基本に引き続き町政運営を担わせていただき、印南町のさらなる発展のため、全身全霊を傾注していく決意」とあらためて2期目への意欲をにじませた。
日裏町長は「これまで無我夢中の中で、目の前にある課題に向き合ってきた」と1期目を振り返り、掲げた施策の中にはまだ途半ばのものもあり、また新たな課題もあるとし、2期目に向けて「全身全霊を傾注していく」と決意を新たにするとともに、第5次長期総合計画後期基本計画、まち・ひと・仕事創生法に基づく人口ビジョン・総合戦略の策定に取り組んでいることを挙げ「新しいまちづくりの指針として、住民が生きがいを感じながら、安心して暮らせ、誇りを持てる印南町を築いていきたい」と述べた。
平成24年1月29日に行われた町長選で、「住民目線に立った『強靱で安全・安心なまちづくり』」のため町民と協働のまちづくりを推進したいとし(1)産業の振興(2)福祉の充実(3)防災のまちづくり(4)教育の充実(5)行財政改革-を公約の大きな柱に掲げ、現職を大差で破って初当選した日裏町長は、去る9月議会で「印南町をもっと元気にしていきたい。地方の創生を町民みんなで実現していきたい」と次期町長選出馬を表明。2期目の公約作りを進めており、年明けにも発表する考えだ。
町長選は2月2日告示、7日投票(即日開票)で執行されるが、2カ月を切った現時点で出馬を表明しているのは日裏町長だけで、今のところ他に表立った動きも見られず平成9年以来の無投票の公算が大きくなっている。
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