海岸で自然を感じながらのテントサウナ
東京都豊島区在住、湯川洋さん(55)が、父親のふるさと日高町で、地域活性化の取り組みを進めようと、アウトドア事業を手掛ける会社「Micro Orchestora」を高家に設立した。18日から、クロスバイクを使ったレンタサイクルを展開するのに合わせ、新たに海岸線など自然の中で楽しめるテントサウナも開始。景観など地域の魅力を知ってもらうことで、観光振興につなげたい考えだ。
父親の章さん(92)が志賀(柏)出身で地域活性化には観光で訪れる人を増やさねば、と起業。地域貢献や観光振興の上から、できるだけ安価で楽しめるようにするなど事業展開。
18日からのレンタサイクル開始に合わせ、日高町方杭海岸でのテントサウナ「IHANATANI TENTOSAUNA」も計画。テント型の貸し切りサウナで自然の中で満喫できるのが特徴、薪ストーブの上に専用の石を置いて利用者が直接、適度な水をかけて蒸し風呂にする。
2基を用意し、1組2人以上での利用。17日は1時間利用の6枠を設けたプレイベントを企画しており、利用者数に応じて、価格設定。18日からの本格開始は2時間毎の3枠設定で、料金は1枠5000円の最大6人まで。入浴後、涼む時間なども含めている。
湯川さんは「知人とリラックスしながら入り、水風呂代わりに海にダイブするのも良し、潮風を感じながら、外気浴をするのも良し。波の音を感じながら、リフレッシュしてみませんか」と呼びかけ、今後も月2回程度定期的に企画していきたいという。
レンタサイクルは「HAPPY COME COME」とし、地域の景観の良さなどを自ら走って体感してほしいと企画。アメリカ本社の総合自転車メーカーのクロスバイク「TREK Bicycl」11台(うち5台は電動アシスト)を用意。料金は土日祝日、平日、ノーマル、アシストによって違いがあり1台4000~6000円。
インスタフォローとその日の画像を「#ハピカム日高町」にアップすると、500円引き、日高町民と証明するものを持参すれば500円引き、4台以上借りれば全員500円引き。貸出時も返却時も日高町内で場所指定できる。安全性とともに地域の良さを知ってもらうためのコース設定にも取り組む予定。
これらの取り組みは、公益社団法人わかやま産業振興財団(島正博理事長)の、わかやま地域課題解決型起業支援補助金で事業採択され、湯川さんは「日高町にとって、新しい取り組みだと思うし、少しでも楽しんでほしい。これを軸に広げたい」と話している。
申し込みや、料金など詳しい問い合わせは、レンタサイクルが電話090・1909・0201、テントサウナが電話090・9770・0201へ。
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