屋台が新調され役付きの子どもも本番に向け張り切る(地方区)
新調、修繕したのぼりや屋台(浜区)
日高地方秋祭りのトップを切る2日の印南祭(山口八幡神社、印南八幡神社)を前に印南町印南地内や御坊市名田町でのぼりが立てられ祭りムードが高まっている。余興があるにぎやかな祭礼は4年ぶりで、印南地区では地区集会場や御旅所となる漁港内などにのぼりや、大漁を祝う漁師の守護神「恵比寿」の人形などを飾った傘鉾(通称・お傘)が立ち、本番に向けて祭り一色となる。
印南の地方区(片山唯敬区長)では、400年近く続く歴史ある雑賀踊りの屋台を新調。屋台は2年前に新調したが、コロナ禍で今年の披露となった。雑賀踊りは、かねや太鼓、鼓太鼓の音に合わせて片足を上げて踊ることから別名「ケンケン踊り」とも言われ、「ささらすり」という独特の踊り。かねや太鼓、鼓太鼓も新調され、4年ぶりとなる今年は小谷湊君(印南4年・かね)弓倉悠暉君(同3年・太鼓)玉井蓮音君(同・鼓太鼓)が担当する。
浜区(浜中芳光区長)ではのぼり3本、太鼓、鬼の衣装を新調したほか、屋台の修繕、傘も修復した。のぼりはいずれも3反のぼりで30年ぶり、太鼓は15年ぶり、鬼の衣装は14年ぶりの新調。28日に漁港内にのぼりを立て、屋台は青年団(片原悠貴団長)が組み立て区民に披露された。片原団長は「4年ぶりの祭りをみんなで楽しく盛り上がりたい」と話した。地方区、浜区ともコミュニティー助成金(宝くじ助成金)250万円を活用して行った。
印南祭は山口八幡と印南八幡両神社祭礼の総称。浜、地方、津井、西山口、楠井、上野、野島が山口八幡神社で、光川、本郷、東山口、宇杉が印南八幡神社で行う。山口八幡神社は激しい屋台の競り合い、印南八幡は屋台と御輿が印南川に飛び込む川渡りが人気で毎年多くの見物客でにぎわう。今年の川渡御は午後2時30分からの予定となっている。
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