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御坊市で「第1回健康マージャンペアフェスタ全国大会」開催 〈2023年9月26日〉

2023年09月26日 08時30分00秒 | 記事


全国から集った精鋭が卓を囲んで熱戦展開

7位入賞の稲垣、岡本さんペアとゲストプロら

ベストファミリー賞を受けた藤田さん親子
(真ん中は三浦市長)


 御坊市を「健康マージャンの聖地」として売り出す第1回健康マージャンペアフェスタ全国大会は、24日に市立体育館で開かれ、北海道から沖縄まで全国から選抜された9歳から93歳までの一般248人、ゲストプロ8人をあわせた256人が出場し、ペア戦で熱戦を展開、盛会のうちに終了した。来年度以降も継続開催し、御坊の魅力を全国に発信する。自治体独自で全国大会を開催、継続するのは初めて。

 全国26都道府県から選抜された248人、和歌山県からは地元枠24人(御坊市18人、市外6人)を含む42人が出場。ゲストプロはMリーガーの内川幸太郎さん、本田朋広さん、日向藍子さん、二階堂亜樹さんとプロ雀士の大島麻美さん、水谷葵さん、木崎ゆうさん、加藤哲郎さんが参加。
 開会式で実行委員会会長の上西一永・大洋化学(株)代表取締役が「麻雀の聖地と呼ぶにふさわしい御坊市で健康マージャンペアフェスタの開催が実現した。日頃の成果を存分に発揮し、大会を楽しんでいただきたい」、三浦源吾市長が「麻雀の聖地にふさわしいまちになるよう全国大会を継続開催したい」とあいさつ。特別表彰で最高齢選手の藤本進さん(93)=大阪府=、最年少選手の北山大悟君(9)=同=に賞状と記念品を贈った。
 大会イメージキャラクターで全国麻雀段位審査会から名誉初段の称号を受けている「みーやちゃん」の合図で競技がスタート。大洋化学(株)の全自動麻雀卓を使用し、50分打ち切り東南回しで半荘4回戦を行い、総合得点でペアの順位を競った。国民文化祭と同様に子どもから高齢者、プロが一緒に卓を囲んで真剣な表情でプレー、役満が8回出るなど熱戦を繰り広げた。プロの周りにはファンが集まり、その一挙手一投足を見守った。
 会場には物産販売、観光、ふるさと納税の各コーナーを設置して御坊の魅力をPRしたほか、昼休憩中と閉会式前にはゲストプロのサイン会、閉会式前のアトラクションでゲストプロがそれぞれ持参したグッズなどをプレゼントする「じゃんけん大会」で大いに盛り上がった。
 御坊市では、平成18年から熟年高齢者健康麻雀大会が開かれ、令和元年秋のねんりんピック、3年秋の国民文化祭では官民挙げて誘致した全国大会を成功させた。公式の全国大会では初めて全自動麻雀卓を全卓使用し、開催地として高い評価を得た。これらの実績から全国麻雀段位審査会などから独自の全国大会開催提案があり、市が今年度からの継続開催を決めた。

稲垣、岡本さん(御坊市)7位入賞
藤田さん親子らBファミリー賞
 地元予選会を勝ち上がった24人のうち、稲垣勝さん(77)=湯川町富安=と岡本昌一さん(80)=島=が7位に入賞し、賞状と記念品を受けた。岡本さんは令和3年の国文祭でも個人6位に入った。
 2人は予選会では惜しくも補欠選手となったが、その後、枠が広がったため本戦に出場。その悔しさをぶつけて見事入賞。「地元代表として頑張りました。入賞できてうれしい。来年はさらに上に行けるよう頑張りたい」と話した。
 優勝ペアーには「みーやちゃん」のイラストが入った大会トロフィーが渡された。トロフィーにペア名を入れ、来年の大会まで市内公共施設に展示する。上位8ペア、個人1位の最優秀選手賞を表彰したほか、地元の藤田賢一さん(72)=藤田町吉田=と智哉さん(43)=湯川町小松原=親子ら11ペアにベストファミリー賞を贈った。
 大会顧問の山岸次雄全国麻雀段位審査会長が「本当に素晴らしいマナーで無事に大会を終えることができました。御坊市の活性化のためにも、より良い大会にしていきたい。地元の仲間に大会、御坊市のことをお話しいただき、来年もご参加下さい」と講評した。


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