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来春新設、美山小(日高川町)の校章決まる 〈2023年9月8日〉

2023年09月08日 08時30分00秒 | 記事


旧美山村花のササユリをモチーフに
3校が1つにと思いの込められた校章


 日高川町は、美山地区の3小学校が統合して来春開校を目指す新設「美山小学校」の校章を決定した。川原河、笠松、寒川第一の3校が統合し、現川原河小の施設を活用して美山小学校が誕生。新しい校章は、旧美山村花のササユリをモチーフに3つの地域と小学校が1つにまとまり、地域が包み込むのをイメージして林理宣さん(初湯川)が考案したデザインが採用された。 

 新しい校名は、町民から104点が寄せられ、町立小中学校再編推進委員会が最も多かった「美山小」に最終案を決定した。校章のデザインは7月末まで町民から募集し、17点の応募の中から部会で候補を絞り推進委が最終案を選定。林さんは、旧美山村の花だった3輪の「ササユリ」を3つの地域と学校にイメージし、3地域の融和と支えていく姿を表現した。
 新設美山小学校の開校までほぼ半年となる中、文科省の学校施設環境改善交付金約5000万円を活用、町では令和4年度補正予算に設計費、今年度の当初予算に校舎と体育館の改修費約1億2500万円を計上して校舎外壁やトイレなどの工事を進めている。
 校歌は、昭和24年3月に制定された現川原河小の校歌を引き継ぐ。同校歌は、寒川出身で和歌山県民歌や県内外の市町村歌などの作詞で有名な故・西川好次郎氏が作詞し、作曲は、童謡「赤とんぼ」などで知られる故・山田耕筰氏が手掛ける貴重なもので、「川原河」の校名も使用されていないことから新設・美山小の校歌として後世に伝えられることになった。


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