7月12日朝4時50分、テントの中で目が覚めました。昨夜眠りに落ちたのはおそらく午後8時頃。キャンプすると自然に早寝早起きになってしまいます。
で、天気は雨です。
雨中でのテント撤収はなかなか面倒です。まず、テント内の荷物を洗い場の屋根下に移動し、次にテントも畳まないまま洗い場に持って来ます。そして雑巾でテント表面の水分を拭き取って狭いところで畳みます。
他の人は雨の日、どうやってテントを撤収してるんでしょうか。気になります。
今日は神威岬で積丹ブルーを見る予定だったのですが、この天気では無理です。予定を変更してとりあえず東に向かう事にしました。
積丹半島を周遊する国道229号をショートカットして、道道998号を走りました。この道はなかなかいいワインディングなのですが、雨の日走っても全然楽しく有りません。ただただ、転ばない様に気を付けて走るだけです。
雨だけでなく、風もきつくなってきました。給油の為立ち寄ったGSでは、屋根が有るにも関わらず、バイクのガソリンタンクに雨が激しく打ち付けます。私のバイクのタンクの中に、水分が混入した事は間違いないでしょう。
さて、こんな雨の中、下道を走ったって、店や博物館に入る度に合羽を脱ぐのも面倒だし、ナビも使えないし、何処も観光なんかしないので、札樽自動車道に乗ってみました。そして金山PAで休憩し、夕張方面に行くか、旭川方面に行くか考えました。
雨の勢いは全然衰えません。
雨の降る日は宿の確保が重要です。まず、事前にチェックしておいた、夕張方面の民宿に電話をかけると、「今日は満室」との事だったので、とりあえず旭川方面に向かう事にしました。旭川に行けば、ビジネスホテルの一室ぐらい、なんとかなるでしょう。
ここで、京都ナンバーのレクサスソアラにのるおっちゃんから声を掛けられました。
おっちゃん「雨でたいへんやなぁ。何処まで行くの?」
私「今日は旭川方面まで移動するだけですわ」
と、北海道でナチュラル関西弁の会話を交わしました。
金山PAを出発し、札幌JCから道央自動車道に入って、小一時間で砂川SAに付きました。
ここの電話ボックスに有るタウンページを見て、旭川周辺のビジネスホテルをチェックして電話を掛けます。
運よく一軒目で部屋をゲットする事ができました。が、今から直行すると、チェックインの午後3時より遥かに早く着いてしまいます。そこで、ここで昼食を摂って、休憩してから出発する事にしたのですが、休憩しているうちに雨の勢いが激しさを増し、雷も鳴りだして、極め付けに高速道路が通行止めになってしまいました。次の滝川ICで高速を降りて、下道を走らなければなりません。
一緒に雨宿りしていた、アメリカンのお兄ちゃん2人組みから、下道で旭川まで行くルートを尋ねられたので、地図で説明してあげました。因みに国道12号を東向きに走ればOKです。
滝川ICまで道央道を走りましたが、通行止めになっているからか、対向車線に車が一台も走っていません。
高速を降り、国道12号を走っているうちに、雨は小降りになって来ました。ホテルに着くころには、雨は止んでいました。
ホテルに到着すると、私の予約受付をしてくれた女性が、バイクのところまで荷物を取りに来てくれました。GIVIケースを解錠し、取付ベースからバチンとはずすと、その女性は思わず「かわいい」と言ってました。女の人からは、GIVIのトップケースを外す動作が可愛く見えるようです。これを何か有効に使う手はないものかと、変な事を考えてしまいました。
荷物をおろして身軽になったZRXを動かして、ガソリンスタンドで燃料を給油するついでに、場所を借りてチェーンにも給油しておきました。
雨の中高速道路を走ると、チェーンオイルがかなり飛んでしまいます。ロングツーにチェーンルブは必需品ですね。ロングツーに出ると、シャフトドライブ車が欲しくなっちゃいます。
バイクを駐車場に預けて、部屋に戻ってひとっ風呂浴びて、旭川と言う事で、晩飯にラーメンを食べました。
明日は美瑛、富良野から、狩勝峠に向かう予定です。
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