そうだったんだ!読書メモ~~今日見つけた3つの「ヘェ〜」

欲張って1冊の本からたくさん学ぼうとしても無理っぽいので3〜4つにポイントをしぼってます。

★★★ ルーブル美術館の銅版画展 カルコグラフィーコレクション その2

2019-01-27 18:21:01 | 美術館
同時に行われた監修者によるレクチャー 3つの気づき パラミタミュージアム

◯ 遠くのものほど青く見える。ので、そのように描くことを空気遠近法という。
一点で消失する遠近法は有名だが、色による遠近法があるとは知らなかった。。確かに遠くから山を見ると青く見えるが、近くで見ると表面は木がいっぱいで緑ということはよくある。

◯ 人体の比例 (プロポーション)に重きを置いた。これもルネッサンス期、特にイタリアで発達したらしい。外国人でもイタリアで学んだ者はその影響を受けている。

◯ 日本の神話とよく似た神話が他国にある。妻を地獄まで追う夫、サロメだんだんと服を脱ぐ。やっぱり、人の考えることは洋の東西を問わずあまり変わらない。妻に先立たれると夫は地獄まで追いかけたくなるし、衆人、特に男性の気をひきたい場合、若い女性が徐々に服を脱いでいくことが一番らしい。

★★ ルーブル美術館の銅版画展 カルコグラフィーコレクション 3つの気づきパラミタミュージアム

2019-01-27 18:13:51 | 美術館
今日は京都に行く予定がバスが運休になって時間ができたので美術館に行くことにした。運良く監修者のレクチャーを聞くことができ、ラッキーな1日を過ごせた。その気づきは別のメモに譲るとして本展示の気づきを3つ書きたい。

◯ やっぱりルネサンスが一番面白い。
なんだかんだ言ってもやっぱりルネッサン期の作品が一番面白い。ダヴィンチであり、ミケランジェロであり、ラファエロである。この時期だけ突出してしている。

◯ ボタニカルアートがある。
京都ボタニカルガーデンというのがあるが、ボタニカルとはなにか?と思っていたら、どうも植物のことらしい。まだ写真機のなかった頃、植物は薬の源にもなることがあり、その知識を伝えるには精密さを得意とする銅版画が使われたらしい。

◯ 絵、一枚一枚の背景にはストーリーがある。
展示を見る前に監修者によるレクチャーがあった。ほほキリスト教の逸話が表のテーマになっている。それ以外のものは少ない。というか版画でなくても、クラシック音楽、バレエ、オペラもキリスト教の逸話をアレンジしているものが多いように思う。

☆ paramita museum 浮世絵モダンアート展を見た3つの気づき

2019-01-02 13:23:07 | 美術館
1月2日から開いている美術館は少ない。故に人が多勢いた。おおむね老人である。

○ 浮世絵は版画である。故に色合いが単調になりやすい。
(西洋画と同じように裸婦が多く刷られた。デッサンや形は上手いが肌色一色である。いかがなものか。かと思えば、版画なのにどうやってグラデーションをつけたんだというものもある。)

○ そんな版画という制限の中でやはりビックネームはそれなりの作品を残している。
(そうなんだよなぁ。ずっと見ていたいと思う。さすがビックネーム。)

○ 一点しか作品が残っていない西洋画や日本画の方が緊張感があると思う。
(印刷や大量生産品はどうしても低くみられてしまう。そんなことはないよ。いいものはいいものはいいんだというのが去年の正月に展示していた民芸の主張である。まぁ、いいや。)

ブラマンク展 3つの気づき

2018-05-04 10:07:40 | 美術館


近所の美術館でブラマンク展をやっていたので観てきました。

1 どの作家でも同じだか、初期の作品はつまらない。

2 雪だの、雲だの白が多い気がする。それは光を象徴する色だから?

3 やっぱり油画はいい。絵具の盛り上がりがいいし、100年近く経った今でも色彩はみずみずしい。

追加)一回の筆のワンタッチの盛り上がりは一色ではないんですよね。白や赤や他の色が混じっています。あらかじめ、パレットの上で作っておいたんでしょう。それが泥にまみれた雪道を構成する。また、その雪道は田舎の風景の一部となる。全体と部分ですね。なんじゃこれと思うような絵も2〜3m後に下がってみるとすっげぇ〜と感じることがありました。

河井寛次郎展 4つの気づき

2018-01-03 10:45:48 | 美術館



正月の2日からやっている美術館があったので行ってみた。小さい美術館なのでプライベート感があり、入館者全員が福引きをでき、1800円相当の手帳が当たった。ハズレなしかもしれなかったが、春から縁起が良い。

1)多才
名前をきくと焼き物の人という印象があるが木工やデザイン、文字についても表現している。人生そのものが表現と思っていたらしい。僕も以前、同じことを
思っていた。流石に、このくらいなら自分でもできるという作品は全くなかった。

2)ユーモアがある
彼がデザインしたとされるキセルがいくつか展示されていたが、「こんなの使ったら重くて使いずらいだろう。」と思わずぶっと吹き出してしまった。


3)京都の人
ここに来るまでは益子焼の陶芸家だと思っていた。実は京都の人、まぁこのレベルになると何処の人というのはあまり関係ないらしい。

4)年齢
木工を始めたのが60才で、この後10年続く。75才の作品もマトモである。これから年をとっていく自分に勇気を与えてくれる。感謝だ。


その他) 言葉、京都五条に記念館がある。