◉ 行動の傾向が効果的に定着するかどうかは、どのくらい連続的に数多くその行動が起きて脳がその使用に適応したか、だけに関係する。…特定の行動を取れば取るほど、対応するニューロン間の通信が増える。…これはある行動を繰り返し練習すると、うまくできるようになる理由でもある。p.212
(愚直の真骨頂ですね。ただひたすら繰り返す。ただひたすらニューロンを太くする。)
◉ ここで私がやったことは単に、「望ましい」行動を、「最も抵抗の少ない道」にしたことだ。ギターの練習を避けるよりも、ギターを取り上げて練習する方が、エネルギーも努力も少なかったのである。私はこれを「二〇秒」ルールと呼ぶ。変化のための障壁をわずか二〇秒下げただけで新しい生活習慣を作ることができた。p.230
(3月の下旬だと思いますが、iPadのキーボードをブルートゥースから有線のものに買い換えまして、設定などをいじって繋げて確認して、たまにローマ字と英語が変換されずイラッとしていたものが挿すだけですぐ文字が打てるようになりました。日記だと2月3月が1記事づつだったのが4月は5記事。読書メモの場合2月なし3月2記事だったものが4月6記事ですね。3〜5倍。予想以上の効果につながりました。本当にちょっとした変更だったんですが。)
◉彼は、意志の力というのは有限な資源であって、使いすぎれば弱ってしまうということを実証した。この同じ研究者たちはまた、選択肢が多い場合にも、意志の力が使われるということを発見した。人は選択肢を多く与えられるほど、身体的スタミナ、計算能力、失敗してもやり続ける根気、全体的な集中力などが急激に低下するのだという。p.237
(以前30数種類の調味料を並べるよりも6〜7種類のほうがよく売れるというのがありましたが、多すぎると吟味だけで疲れてしまい、購買まで気が回らなかったんですね。)