そうだったんだ!読書メモ~~今日見つけた3つの「ヘェ〜」

欲張って1冊の本からたくさん学ぼうとしても無理っぽいので3〜4つにポイントをしぼってます。

投影された宇宙 マイケル・タルボット著

2018-01-14 10:23:11 | 読書


いきなりこの本から読むのはとっつきにくいかもしれません。ブライアン・グリーンの「エレガントな宇宙」「パラレルユニバース」、リサ・ランドールの書籍で頭を慣らしてからのほうがわかりやすいと思います。(レオナルド・サスキンドもホログラフィックな宇宙論を提唱していますが、あちらの方がわかりやすい。)ホログラフィックな宇宙というのは数多く提唱されている宇宙論のひとつに過ぎませんから。


◯ とりわけ研究者を動揺させたのは、患者の意識が通常の自我の境界を超えて広がり、他の生き物として、ときには他の物体としての存在感覚を探っているとおぼしき体験をしていることであった。たとえばグロフのもとにいたある女性患者は、突如として自分が有史以前の爬虫類になったと確信し、そういう体の中に入るとどんな感じがするかを微に入り細にわたって詳しく話してくれた・・・・。p.77
(ここまでハッキリと言われるとなぁ〜という感じです。トランスパーソナルというやつでしたっけ。)



◯ 言いかえれば、シンクロニシティは、物質界と私たちの内的な心理レベルの現実との境界がないことを示しているというのがピートの考えなのである。したがって、毎日の生活でシンクロニシティ的な体験が比較的まれであるという事実は、意識のフィールド全体から私たちがどれほど自分を孤立させ断片化させてしまっているかを示すだけでなく、自分の心や、現実の中に隠された深遠なる秩序がもつ目もくらむような無限の可能性に、いかに目を閉ざしてしまっているのかをも示しているのである。p.94
(断片化しているので、全体と共鳴しきれていない。シンクロがよく起こるというのは意識のフィールド全体にかなり近づいているんでしょうかね。)


◯ 想像した出来事と実際の出来事を身体が必ずしも区別できるわけではないという事実は、最初は不思議に思えるかもしれないが、ホログラフィック・モデル(現実だろうと想像上のものだろうと、あらゆる体験はホログラフィックに構成された波形という共通の言語に変換されているとするモデル。)のことを考えれば、状況はそれほど謎めいたものでもなくなってくる。あるいは、アクターバーグの言い方を借りればこういうことだ。
「イメージというものをホログラフィックにとらえるならば、肉体的機能に対するその絶大な影響力も当然のこととなる。イメージ、行動、そしてそれに伴う生理現象は、同じ現象の一部であり、ひとつのまとまった側面なのである。」p.100
(イメージも内的秩序からの投影であり、行動も内的秩序からの投影であり、生理現象も内的秩序からの投影とすれば同じ現象ですね。イメージを変えるというのは内的秩序を少し改変する、できるということなんでしょうか。)


◯ ボームは、内的秩序という概念を用いて同じような考えを表明している。(内的秩序とは、深層の非局在的な存在のレベルで、そこから私たちの宇宙のあらゆるものが発生してきている源である。)
「あらゆる行動は、内的秩序におけるひとつの意図から始まります。想像することは、すでに形態の創造なんです。つまり、そこには意図と、その意図を実行するために必要な一切の動きの胚芽がすでに含まれているのです。・・・・」p.100

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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-11-27 04:23:15
≪(断片化しているので、全体と共鳴しきれていない。シンクロがよく起こるというのは意識のフィールド全体にかなり近づいているんでしょうかね。)≫

 ≪断片化≫と ≪シンクロ≫を量子(意識)の波動性と量子性で【数そのモノ】に観てみよう。

 十進法の自然数【0 1 2 3 4 5 6 7 8 9】の【1】は、 ≪断片化≫であり脳(ニューロン)と環境のエナクティブ・アプローチが【0】を介在させ波動性を持つ[内在秩序]の次元の【1】を持たせていると観る。
 この【1】は、西洋数学の成果の(超越数[e π])と虚数(i『動的作用を持つ』)で示せる。 

 ≪(内的秩序とは、深層の非局在的な存在のレベルで、そこから私たちの宇宙のあらゆるものが発生してきている源である。)≫
 ≪内的秩序≫は、『自然比矩形』で観照でき、≪(深層の非局在的な存在のレベル)≫が高次元から落とし込まれたものと観てよい。
「本書」でフーリエ解析にも触れている事と循環(時間)との感応する【1】は、オイラーの等式とも観られよう。  

 これをイメージで観ると、『(脳(ニューロン))のロジスティクス曲線』は、直行座標の第一象限の反比例曲線の正比例直線との交点から横軸方向に延びる曲線と交点での点対称(π回転)で示す曲線である。
 交点から右は未来、交点から左は過去と観る。
 交点から右に『自然比矩形』を取りこれを脳(ニューロン)と環境のエナクティブ・アプローチで観ると【数そのモノ】の【1】が次元により[内在秩序]を持っていることを西洋数学の成果の(超越数[e π])と虚数(i『動的作用を持つ』)で示せる。 
 人の一生は、『自然比矩形』の底辺の左端が誕生であり、底辺の右端が死亡と見立てることが出来よう。
 この左端と右端の長さが時間軸から切り取られた一世代としての【1】である。

 [内在秩序]を保持する【0 1 2 3 4 5 6 7 8 9】は、縮約(縮退)自然数である。
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Re:Unknown (kuji8man)
2018-11-27 18:21:22
初めて付いたコメントが、これって・・・あっはっは。楽しいです。しかも、お名前がUnknownさんなんですね。あのぅ〜
意識を量子として捉えることは気がつかなかったです。数字で考えた方がシンプルになるのかなぁ。ちょっと勉強してみたいと思います。ありがとうございました。
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自然数 (絵本のまち有田川)
2020-01-11 04:23:36
 ≪…『自然比矩形』…≫は、
[絵本]「もろはのつるぎ」で・・・
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