お盆の日本列島に近づく台風7号の影響で、当地も時々激しい雨が降り
不安定な空模様となっている・
お盆のこの時期、お墓参りや仏壇にお参りする人も多いと思いますが、
仏教を代表する花といえば、何といっても蓮の花ですね。
仏教では、泥水の中から生じて清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や
慈悲の象徴とされ、泥の中に生まれてもその花は泥に染まらないことから、
昔から珍重されてきました。
ーーー以下、小林正観さんの心に響く言葉より…ーーー
蓮の花には、三つの特徴があります。
1,花果同時(かがどうじ)
花と果実が同時に開くということです。
実際に花が開いたときに、中にすでに果実の赤ちゃんが存在しています。
蓮の花写真は7月に大船フラワーセンターにて撮影。
2,汚泥不汚(おでいふせん)
汚れた泥に絶対に染まらない。
立ち上がってきた蓮の花というのは、花すべてがすごくきれいに咲いています。
泥を全く花の上に持っていません。 色にも染まっていません。
泥にも全く染まらない。
泥の影響を受けずに、ただひたすら崇高に咲いています。
3,蓮にあだ花なし
「あだ花」とは咲きそこなったりきれいに開かなかった花のことを
いいますが、あだ花がない。
すべて泥水から立ち上がってきた蓮の花は、必ずきれいに完璧に咲く
ということを言っています。
つまり、どんな悩み・苦しみ・大変なことの中から立ち上がってきても、
そこで 泥を突き抜けて花を咲かせた人は必ずや悟り、美しいものを自分
の手に入れるということにほかなりません。
美しい花を咲かせるためには泥が必要であるということを、お釈迦さまは
後世の人に伝えたかったようです。
ーーー以上 『幸せの宇宙構造』弘園社 より抜粋ーーー